ご紹介の作品は著名な書家、篆刻家の合刻(合作)で、めったに見かけません。
昭和の三筆と言われる西川寧氏(1902~1989)は書家で中國文学者
篆刻家で有名な松丸東魚氏(1901~1975)
書道家で大東文化大学書道研究所初代所長で現代書道20人展でもご存知の 今井凌雪氏(1922~2011)
西川氏51歳、松丸氏52歳、今井氏31歳の時(昭和28年)の制作です。
場所は高野山 遍照光院と記録されています。
合刻とは珍しく、どういうご関係か、またその経緯で高野山の遍照光院で制作されたのか
興味がありますが詳しくは分かりません。
「草堂静」という作品ですが作風のバランスも絶妙です。
般若湯でも口にされながら制作されたのでしょうか。
遍照光院は堂々たる唐門を構え格式を感じます(写真は引用)
制作風景を想像しますと映像のワンシーンのようです。
小生はこうした機会は訪れず残念!