

プロとアマの違いはどの世界でも一緒と思いますが、野菜作りでもその違いを痛感します。
勿論、例外もあってアマの方でも研究熱心な方も居られ一概には申せませんが。
鶏糞は比較的安価であり化学肥料ではないため循環型農業用として多用され、牛糞は土壌改良目的で
使用されていますが成分両方ともに成分は一定ではありません。
小生も両方ともに家庭菜園で使用していますが製品の袋に「C/N比」の表示があることも気にせず、
何となく肥料効果や土壌改良を期待して使用してきました。
(今更、気が付くとは鈍感!)
「鶏糞の種類」「鶏糞の時期*春夏秋冬*の違い」「肉用鶏と採卵鶏の鶏糞の違い」「畑に施肥する時期」
「追肥で使用する鶏糞の種類」など小生にとっては1日掛けてゆっくり学ぶ価値がありそうです。
野菜作りのアマチュアである小生は長年の勘とか過去の経験的知識に頼り、科学的な視点が欠けていることを
気にはしつつの趣味的菜園でした。
ときどき「野菜作りの手順とコツ」という参考書を開く程度です。
鶏糞には
*乾燥させただけの鶏糞
*多量のバークなどを加えて長期間(半年以上)堆積する鶏糞堆肥
*発酵させた鶏糞ペレット
*炭化鶏糞
など様々な品があります。
ブロイラーの鶏糞は窒素分が鶏糞の中で最も多いですが、施肥後1週間ほどは窒素の状態が不安定であり
作物に炎症(葉焼け)を与えるため、施肥後最低1週間は植え付けをしない方が良いそうです。
但し、施肥後1ケ月も経つと窒素成分が無機化するため注意が必要とされています。
窒素肥効よりも土づくり効果とリン酸、カリの施用の両方を期待するときは180日以上堆積した
鶏糞堆肥の使用を勧めています。
(詳細は山口県農林総合技術所、農林中央金庫、農文協、鳥取県農林水産部などを検索ください)
鶏糞は基肥の代替資材として利用し、基肥窒素施用量の30~50%を代替するのが一般的とあります。
C/Nの小さい有機物を土に施すと肥料効果は高いが土壌改良効果は低く、過剰に利用するには注意が必要。
C/N比の大きな有機物を土に施すと作物に利用できる窒素が少なくなって窒素飢餓の心配はあるが微生物や
腐植を増やし、保肥力を上げる効果がある。
稲藁は C/N比 50~60%
落葉 50~60%
牛糞 15~20%
鶏糞 6~8%
生ゴミ 10~20%
C/N比を20~40%に調整し仕上がった堆肥が15~20%になるのがベストと紹介されています。
今後は鶏糞もその目的により使い分けが必要なことを学びました。
施肥用の鶏糞だけ取り上げても奥が深いです。
偶然、家庭菜園のブログサイトを開きましたら「200坪で100種類の野菜を栽培している」という記事に驚きました。
100種類の野菜作りは連作障害を含めて作付け計画、野菜の利用法、種苗の管理などなど小生には想像も出来ません。
日頃、目にする野菜は約30~40種類程度で、100種類を栽培されるのはその道のプロ並みの方でしょう。
小生は約25種類、全てスーパーなどで見かける野菜です。
(予想通り採れればラッキー、多少不作でも大丈夫!)
酸性の土に弱いホウレンソウなどのために電池式PHメーターを購入、科学的手法をちょっぴり導入です。
タマネギも間もなく収穫時期、愈々夏野菜の出番です。
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