徽宗の書です。
下記、篆刻作品の熟語は2行目以降に。
両疎見機 疏広と疏受(二人の名前)は時期を見定めて
解組誰逼 冠の紐を解いて辞職した
誰がふたりを責めるのだろうか (逼)は責める意
索居閑處 閑静なところに一人寂しく住み
沈黙寂寥 沈黙して静かに暮らす
求古尋論 古(いにしえ)の道を求め、賢人たちの議論を尋ね求めて
隠居して何の要務もなければ気持ちもさっぱりとわだかまりもなく、自然に伸び伸びと
満足した生活を楽しむようになる
自分自身もこうした気持ちは少しづつ理解できることも増えてきました。
古代中国時代と異なり、現在はIT時代、玉石混交の情報が氾濫しています。
こうした時代にはシンプル化を目指し最低限必要な情報のみ取り込む、するとアタマ・スッキリです。
昔の賢人の議論を捜し求めるのはなかなかできませんが、つい最近円空佛教室に入会当初
お世話になった方と旧交を温めるようなひとときを過ごさせていただく機会がありました。
同じような価値観を共有してお互いにあるがままの会話は楽しいひとときです。