円空佛・模刻の難易度もいろいろ

2022-11-26 19:40:52 | 円空仏






年齢を意識することは望ましくないかも知れません。
でも現実というのは事実を突きつけられます。
特にスポーツ選手はいつかは引退時期を表明しなければならない
過酷な日がやってきます。

体力勝負でない分野ではかなり高齢でも健康維持次第でかなり
長く続けれれます。
でもそれが専門であれば気力も気概もプロとしての誇りも
あって長く続ける方は多いですが趣味の世界はアマチュアであり
プロとの差は一部の方を除いて歴然です。

小生は趣味の世界に居て(気が向けば)という責任性もない
気持ちの持ち方で、プロの方とは全く違います。

円空佛の制作で望ましい姿でありませんがヤヤコシイ作品は
気持ちでまず降参!という風になってきました。
難易度の高い円空佛制作にはまずは「強固な挑戦意欲」が第一で
第二に「体力」です。
両方共に充実させるのは小生の場合、精神を叩き直す必要がありますが
易きを覚えますと難きにはなかなか戻れません。

上記3点の写真は難易度の高い円空作です。

上から
千光寺の両面宿儺像、清峰寺の千手観音像、鉈薬師の辰像です。
 
小生は両面宿儺像は4~5年前に制作しましたが、千手観音像、辰像は
着手前に(自分にはもう無理かも!)
いさぎよい見極めも時には大事、と勝手に決めてしまって。



荒子観音の木端佛は有名で、ユーチューブでも木端佛制作サイトを
見掛けます。
今年の夏は酷暑で制作も中止していましたが秋になってまずは
木端佛を制作しました。
食べ物に例えて不謹慎ですが、たまにはシンプルなお茶漬けも
味わってみたい、という感覚です。
シンプルな中にも味わいを、と考えながらの直近の木端佛制作です。