棟方志功さん・蝶々さん

2022-02-24 15:27:14 | 日記



写真をご覧になって如何ですか、
何となくほっこりするような気持ちになります。

外出するには寒いし、コロナのこともあるしで
家の中、ウロウロ。
眼にとまったのは
「文芸春秋創刊80周年記念号」
2002年2月号、丁度20年前です。

棟方志功さんの撮影は1968年、
札幌、大谷短期大学での集中講義、
ミヤコ蝶々さんの写真は1966年と
記載されています。

棟方志功さんのエネルギーはちょっとやそっとでは
マネのできないエネルギーですね。
昭和47年、草野心平氏と15日間、東南アジア旅行中に
描いたのは約200枚!

「板極道」という自叙伝(昭和51年発行)が手許にあり、
再読して当に天衣無縫を感じいりました。
氏は明治36年青森県で生まれ、極貧で尋常小学校卒業後
すぐに出仕。
今の時代にはこうした方はまず世に出ること、ないことでしょう。

巻頭随筆は阿川弘之氏、
全576頁、税込み760円ナリ。

あくまで個人的な感想ですが最近の文芸春秋よりも
当時の方が中身は濃い感じで読み応えがあります。
文芸春秋という雑誌は
「森羅万象を包み込み自在に形を変える風呂敷雑誌」
とされ生き残っているようです。

紙の進化は顕著で雑誌の厚みも今は2割程度、20年前より
軽くなっているようです。





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