カードをひいて、その意味を説明書や手引き書で読んで意味を理解するのも良いが、リーディングに熟練してくると、自分がそのカードを入り口・窓口にして「自分だけのメッセージを引き出す」こともできる。
例えば、先日ふとカードリーディングをしてみた。1枚だけひく。使ったのは「日本の神託カード」で、有名なものだ。
このカードを使い始めたばかりであれば、カードを浄化し(もしくは自分で浄化したイメージをもつ)、自分が安心安全な状態で、いまの自分に一番必要なメッセージをこのカードを経由して「ガイドから」もらう、と念じる(意識する、意識設定する、アファメーションする)。
で、私がひいたのは「アラハバキ神」のカード。説明書をみるとグラウディングがテーマ。
それではとリーディングして、自分用のメッセージをもらってみると、宇宙から地球を見下ろす自分がイメージできる。そして「グラウディングというけど、その時の状況や好き嫌いによって、地上や地表との距離感を変えて良い」というメッセージ。地上の上にいるときも、ぴったりと足を着地させなくても良く、ドラえもんみたいに僅かにういていていい。嫌なときは、地球から抜け出て良い。そうやってケースバイケースで地上との距離を変えることが「今の私には」重要なのだ、という内容が一瞬で頭に入る。
つまり、この「アラハバキ神」というカードを出させたのも、それを経由してのメッセージも、私のガイドが「今の私」に一番伝えたかった内容なのだな、ということがわかる。
まあ、リーディングの際に、こんなにわかりやすいストーリーじゃないことも多い。色とか、何かの雰囲気だけとか。それでも、そういうふうに「感じてみよう」とすること自体が訓練になる。問いかけを変えるだけで、でてくるカードも変わってくる。1枚だけじゃなく3枚などで引いても良いし、複雑な展開方法に挑戦してみてもいい。
相棒のように信頼できるカードが一つできるだけでも、色々と心強いし、自分の感情の歯止めになる。