ジュワルクール。
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無、空という雰囲気。
老子、という言葉が一瞬浮かぶ。
墨色の濃淡さがあまりないマーブル模様の空。
この場、空間自体がジュワルクールか。
「なんか、いかにも大師っぽいよね」
そういうと、全身の皮膚がブワッと泡立つ。鳥肌。
空、禅、瞑想、
金色に、竹と虎の絵がでてくる。どこかで見たような、と思ったら狩野派が描く虎。
調べると「牡丹に唐獅子、竹に虎」という言葉があり、転じて「安住の地」。
ジュワルクールというのは、人間の安住の地、瞑想に適した空間そのものの存在、領域らしい。