こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

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勇気と確信をもらつた小森陽一講演会!

2009年10月11日 20時25分45秒 | インポート

 今朝は空模 様を伺いながら久々に50分間の早朝ウォーク。降ったりやんだりの天気に“うんざり”していましたが、午前中の「苫小牧9条の会」主催の小森陽一講演会(300人超)に参加し、午後からは第76回NHK全国中学音楽コンクールを見て“感動”した1日を過ごすことが出来ました。

 小森陽一氏(東京大学院教授)の「どうなる?平和憲法」~軍事力で平和は守れますか?~の講演は大変勉強になりました。その場で聞いていると納得出来るのですが、頭(理解力)の方が付いていけません。持参したノートに必死にメモをとりました。小森氏は「はじめて政権交代したとの報道は間違い。自民党単独政権の崩壊は1993年7月の総選挙で実証済み。細川連立内閣(7党1会派)のその立て役者は(当時の)小沢一郎氏(新生党)であり、鳩山由紀夫氏(さきがけ)で、今の政権と役者は変わっていない。歴史的検証をする必要がある」との指摘に納得しました。そのなかで、日本人の悪い風習というか間違った問題でも忘れてしまう?点も指摘され「もっと(頭のなかの)前頭前野を使ってください」との問題提起は的を射ていると思いました。

ふたつの「聖域」である対米従属、財界主導の政治を断ち切ることの重要性を改めて感じました。

現時点での政権は、内政では官僚主導の打破と税金のムダ使いにメスを入れ、外交では核廃絶の方向性を示し、自・公政権ではやれなかった姿勢は一定評価出来ます。

が、本質的には鳩山総理も小沢幹事長も「改憲」論者であることは確かなこと。だから、「マニフェストに衆院の比例代表制の定数削減」を明記しています。比例区削減は「ムダ使いの解消」と説明していますが、国会議員のムダを削減するのであれば「政党助成金」(=約320人の議員歳費に相当)を廃止するべきです。“比例区削減”は明らかに改憲論者を国会議席2/3以上を独占し憲法改悪路線を押し進めるものと指摘する専門家も多くいます。

小森氏は「平和運動を経験している方は自分のやってきたことを忘れてはいけない」、「草の根の運動の力が政治を左右する」と警鐘してくれました。

「“9条の会”が発足してから、読売新聞が毎年行っている世論調査に変化が現れている。それまで“改憲”が過半数だったのに、今では“護憲”が上回っている」と元気の出る報告がありました。情報操作に勝るには、自分たちが草の根のなかで語ることに方向性(確信)がある、ことを教えていただきました。


全会派一致で決算承認!

2009年10月10日 10時35分38秒 | インポート

 台風18号の猛威による傷跡の大きさには驚きました。TV報道で大型トラックの横転や大木・家屋の倒壊、多くの方々が避難された状況を見ました。今回は北海道には直接上陸しなかったとは言え、8日夜の防風雨の音だけでも家にいても恐怖を感じました。台風で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。世界的に見ても大きな地震、ゲリラ豪雨の発生など、改めて地球温暖化対策が急がれていると思います。

 台風期間中、議会では2008年度企業会計決算委員会が開催されました。審議する議案Img_7704 は全部で14会計。市民の暮らしに直結する国民健康保険・介護保険、上下水道、市営バス、病院、市営住宅などだけに各委員は「市民の声」を届ける立場から勉強されているだけに、のべ30人の質疑が行われました。昨日の午後の段階では、早くても午後10時頃と覚悟していましたが、各委員の協力もあり予定より2時間早い午後8時過ぎに終えることが出来ました。2日間という限られた審議期間だけに、その采配は委員長に直接関わってきます。普段の私なら質問準備をして状況を見ながら委員会に臨んでいましたが、今回は、委員長として委員会の“しきり役”。ある委員から「渡辺議員が委員長で、(質問出来ないだけでも)大幅な時間短縮になった。かなり貢献したのでは・・・」と言われ、隣に座っていた市長も「渡辺議員、今後も委員長をお願いします」と冗談を言っていました。

 委員長という立場から議会審議を客観的に見ることが出来たことは大きな勉強になりました。自分とは立場の違う質問でもすべてメモをとり、理事者側の答弁も聞いていなければなりません。議員は(原則)3回しか質問出来ないので答弁漏れがあれば指摘し追加答弁をしてもらう。また、議員には決算(予算がらみ?)審査とは違う質問には注意をしなければなりません。議会用語でよく使われる言葉に「常識の範囲」というものがありますが、この線引きを“仕切る”のが大変難しい判断が委員長権限として問われます。今回の審議でも何度か指摘させていただきましたが、理事者側の質問の趣旨のとらえ方、議員側(重複する)の質問のあり方には、もっと改善すべき点があると率直に思いました。

 机上での数字からの質問より、現場に足を運んで実態を調査したり、市民の声を直接聞いて改善提案をする議員の質問には、理事者側も「すぐ対応します」、「新年度予算に反映します」など前向きな答弁がありました。行政も議員も市民の生活に足を運び実態を良く検証することこそ、まちづくりの原点だと思います。

 今回の決算委員会の採決は、私が議員になって19年目になりますが、初めて全会派一致で承認しました。私は、初当選から18年間「国民健康保険で税の滞納を理由に『資格証明書』の発行はすべきではない」と指摘し反対してきた経過がありますが、職員の努力もあり「資格証明書」の発行はなくなりました。このことで、予算段階では「反対」しましたが決算では「賛成」したのです。


明日から企業会計決算委員会

2009年10月07日 19時26分18秒 | インポート

 北上中の台風18号が明日にも北海道付近に接近するとの報道ですが、九州(鹿児島)地域では最大瞬間風速が40㍍の防風が発生している、との情報に脅威を感じます。今の時期は海水温度が高いので、台風の勢力も強まるようです。

そんななかで、明日から2008年度企業会計決算審査特別委員会(~9日)が開催されます。月曜日から開催された一般会計決算審査特別委員会の審議が昨日の午後10時過ぎまでかかったようです。そんな情報を知った議員から「明日の夜、台風が接近するので、(委員会審議は)遅くはなりませんよネ」と聞かれました。私が委員長を担当するので、その判断が要求されます。審議期間が僅か2日間と言う時間制限もあり、初日にどこまで審議されるのかが翌日の審議時間に影響します。理想としては、午後6時前で終えられるのがベストですが、質問制限に支障のないような議事運営が前提ですので、各委員(理事会)と相談しながら「審議不十分」との意見が出ない進行役を果たしていきたい、と考えています。

同期の議員から「今回、何で委員長ポストを引き受けたの?」と素朴な質問を受けました。私が「委員長ポストを受けない」ことを良く知っているからです。

過去の話ですが厚生常任委員会の委員長を担当したとき、「公立保育園の4園統廃合」問題が提案され、委員会審議に付託されました。その時は、会派から一人しか委員がいないし、そのなかで委員長だったので大変悩みました。

各議員に配布されている議会要覧を読むと「委員長が発言する場合は副委員長と交代し発言出来る」と規定されていましたので、当時の副委員長と相談して質問することが出来ました。(当時としては異例のことでした)

それ以来、「(特例はあるとは言え)委員長ポストを受けることは質問に支障がある」と考え、断り続けてきた経過があります。しかし、私だけの考えを押し通すことは、同じ会派の議員にも迷惑をかける(質問が出来ない)ことになるので、今回は私Img_08081_2 から名乗りあげましたのが理由です。(新年度の企業会計予算委員会も委員長ポストが会派に。その時はその時の判断で決めます)

 窓越しから東の夜空には綺麗な“月”が見えますが、日中に飛行機雲 を見ので、明日の天候は“荒れる”と思います。でも、委員会は穏やかに運営されることを期待しています。


またしても起きたアスベスト事故!

2009年10月05日 16時12分34秒 | インポート

 2日の金曜日、帰宅すると市から「危機管理指針の運用について」、「新型インフルエンザ対策危機管理マニアル」、「米軍共同訓練緊急事故・事態等に関する危機管理マニュアル」の3冊同封した冊子が届きました。開封して読んでいると、市から5日(本日)の午前9時から「会派代表者会議」(市長招集:非公開会議)の開催連Img_08031 絡が入りました。内容は、「山手町ボイラープラント アスベスト落下事故」に関するもの。“アスベスト”問題と言えば、今年に入って、これで3回目の事故報告。会派代表者会議で提出された報告書はA4版2枚もの。報告を受け、即興で私は①8月27日に(アスベストを含む天井吹付け材)落下したのに、何故(市に)9月30日まで連絡がなかったのか②市がホームページで「吹付けアスベスト調査結果一覧」を4月1日現在で掲載しているが、当該施設は定期的に目視点検を実施し、含有率1%以下、浮遊濃度“無”であり、対策・再調査結果は空欄であり、何故事故が発生したのか③落下した(アスベスト含有)断熱材の処理をどのように対応したのか、④今回の事件に対する議会報告をどのように検討されているのか、4点質問しました。

 それに対し、①については「事故の報告の遅れは委託業者との連携に問題があった」、②については「年1回の定期点検で確認していた」、③については「(第2給食センター)同様の通常のビニール袋で対応」、④については「事実関係が明らかになった場合は直近(臨時議会も含め)の議会で報告する」との説明でした。

今年だけでも2回のアスベスト事故が発生し、その都度「危機管理意識の低さ」が指摘されていながら「事故報告の遅れを受託業者との連携に問題があった」と業者側に遅れの原因があるような説明に納得できず、「市としての危機管理の認識が欠落しているのでは!」と指摘。確かに、「施設としての危機管理をしてきた受託者側としての認識不足、乖離があった。大家(公営住宅管理者)としての責任は強く感じる。見過ごした点はあった」と弁明しました。

今回の事故報告を受け、改めて「市民の安全・安心を最優先にすべき、市の危機管理意識が横断的(委託業者も含め)に断線している」と強く感じました。

まだ、詳細な資料提出はありませんが、ボイラー改修時に点検に立ち会った労働基準監督署が(アスベスト含有物が)天井から落下し回収(報告では回収量は15㍑?)している事実を発見したことが今回の事故を明らかにした経緯があります。この施設は、山手公営住宅の入居者の集中暖房料金の支払い窓口となっているため、健康被害も含め10月10日に住民説明会を開催する予定となっています。

会派代表者会議では、十分な資料説明も不足している点が指摘され、再度時系列の詳細資料の提出を求めました。


月見ドーナツ?

2009年10月03日 12時12分51秒 | インポート

 過日(10/1)、夕張市で道南8市議長会議員会として最後の研修会にImg_08001 参加してきました。講師に何故“ニトリ”の社長なのか、と疑問がありましたが、夕張市に2年前から桜ともみじを植樹して「日本有数の桜名所で市民に元気を!」をスローガンに今後も2万本の植樹計画という社会貢献活動に寄与していることが理由のように思いました。余程お話好きなのか?講演予定時間を35分間も超過する熱弁(良い意味で熱心さが伝わりますが、度が過ぎると講演内容が薄れる)され、今日の“ニトリ”の経営戦略などの話が中心でした。印象に残ったのが「不況がチャンス」と強調してた通り、「値下げ宣言」すると「お客が買いに来てくれる。だから、売り上げ(利益増)が伸びる」と自信満々の報告。将来を見据えた大規模チェーン化計画の構想も報告していましたが、個人的な感想としては「そんなにうまく成長するのか」、「その犠牲のなかに働く労働者の環境・処遇や商品価値の安全性など」と2つの疑問を感じました。

確かに企業としての社会貢献活動では、「北海道応援基金」を設立し、長男が卒業した苫小牧工業高校にも環境問題で「バイオマス、廃プラ油」などで助成をしてくれています。そうした意味では、多くの企業が「利益優先」だけでなく、働く労働者の生活改善と同時に地域の暮らしや福祉に還元することを期待したい、と思います。

 道南8市の研修会は来年から支部編成に伴って、道南6市(函館、北斗、伊達、室蘭、登別、苫小牧)になります。

 財政再建団体の夕張市へ1泊2日の日程で行ったのだから、何か名物でも買って少しでも経済効果になればと調べたところ、“うさぎや”のシナモンドーナツが有名と聞き、事前に予約して買うことが出来ました。

 昨日の豪雨が嘘のように、今朝から晴れた秋空を迎えました。今日は、中秋の名。本来なら月見団子が良いのですが、形式にとらわれずシナモンドーナツで“お月見“も良いのかな、と勝手に解釈しています。今夜は添付写真のような”月“が見えるでしょうか。

 月曜日から、2008年度決算委員会が始まりますが、午前9時から緊急の“会派代表者会議”が招集されました。来週は、企業決算委員会の委員長として頑張らなければなりませんが、私の性格としては質問できる方が別の意味で緊張感を持って望むことが出来るので良いのですが・・・。