こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

日々の活動を書き込みしています。
ご意見や要望などをお寄せください!
お待ちしています。

新年度予算に対する要望提出!

2009年10月20日 21時06分21秒 | インポート

 「いつも早いですネ!」と言われながらも、昨日、2010年度の予Img_08281 算編成に向けて、党市議団は岩倉博文市長に対し“申し入れ書”を提出しました。要望項目は10分野(①財源確保②景気・雇用対策③商業④福祉⑤教育⑥環境⑦安心・安全、防災⑧平和⑨バス・病院⑩市民サービス)について、市民・各団体との懇談などで寄せられた要望を72項目にまとめたものです。

提出にあたり私は代表して、新年度予算を待たずに緊急性のある問題点を3点指摘しました。そのひとつは、“新型インフルエンザ”、“アスベスト対策”など市民の安全・安心のまちづくりに対する危機管理問題。2つ目に“平和行政”との関わりで千歳基地での米軍訓練移転問題。そして3つ目は景気・雇用対策を含めた“地場産業の育成”の問題です。

申し入れに対し、岩倉市長は「新年度予算編成作業に当たっては例年と違った“不透明”感がある。単に政権交代に関わる問題だけでなく、私自身の任期(来年の市長選)との関わりがある。一方、実態経済の中で憂慮出来ない状況もあり、前例にとらわれずに骨格予算+景気対策(春先に発注出来る臨時事業)で編成したい。申し入れは可能な限り反映したい」と述べました。

地方自治体では、民主党政権誕生における補正予算の見直しや新年度予算における各省庁における事業内容の凍結・中止、政権公約での政策課題が明らかになっていない状況から予算編成が難しいとの報道が出ていますが、苫小牧市は市長選がらみも加わって、2つの”不透明感”があり(予算編成作業が)複雑になっています。

前述した3点の指摘には「①危機管理意識の欠如が厳しく指摘されているのでしっかり対応したい②“年内”実施の可能性は低い?と思う③業界の構造的な問題。元請けに対し行政が干渉出来ないが一歩踏み込む姿勢で臨む」と答えました。

以前から、党市議団は“お強請り”要望ではなく、最初に“財源確保”を提案しています。具体的には、市長が政策判断として使う一般財源(前年度約34億円)の中で港管理組合負担金が約15億円(全体の4割)も支出しているので、負担金の内容精査を行い市民説明出来るようにし、不要不急の工事は再検討すること。企業誘致に対する雇用助成制度を道の基準に準ずることで削減できること。入札・契約の積算根拠を精査し、支出を抑えること。公有地の売却を促進すること。そうしたなかで、市民の福祉(医療・介護・福祉)と教育などの充実を提案し、景気・雇用対策では積極的に地場育成の観点で地元経済の活性化を進めることを提案しています。

予算編成(案)が出来てから予算要望を提出しても“後出しジャンケン”になってしまうので、この時期に提出しています。市民の声を市政に届ける“架け橋”の役割として奮闘します。


待望の2ヶ所目のデイサービス施設を視察!

2009年10月19日 22時02分31秒 | インポート

 介護保険制度が発足して10年目。既に故人となってしまった私の初代後援会長が「本人の了解なく年金から(介護)保険料を勝手に“天引き”されるのは納得出来ない」との怒りの声は忘れることはできません。

母(92歳)はデイサービスに通所する日を楽しみにしていますが、当初は「要介護1」の認定で週3回の介護サービスを利用。ところが加齢したのに、今では「要支援2」と認定が下がり、介護サービスも週2回と利用減になってしまいました。介護利用者の“楽しみ”まで奪っているのが現実です。減ったもの代償に、増えたのは介護施設の待機者と保険料の負担です。まさに「保険あって介護なし」は実証されています。許せないのは「年金天引き」が当たり前の政治の姿勢です。草の根の運動で介護労働者の処遇改善とより良い介護保障の確立が急務です。

今日は、午後から党市議団で岩倉博文市長と直接会って、2010年度予算要望書(74項目)を提出Img_08281 してきました。要望項目の詳細は後日報告しますが、介護問題で1点紹介すると「介護保険利用者の低所得者対策は、議会決議(社会福祉法人以外の利用者にも軽減策)を尊重し早期に実施すること」を求めました。「12月議会で具体的な方向性を示す」との答弁がありますので、一般質問でとりあげる予定です。

予算要望書を提出してから、母の通所している介護センターコスモスが11月2日から双葉町で“デイサービスコスモスふたば”を開設します。その施設の内覧会のご案内があったので、早速視察してきまImg_08291 した。300坪の敷地にリニューアルした施設は、利用者本位に考えた広々とした空間を備え、浴槽も安全対策を配慮した設置。そして地域に開放すると言う“喫茶コーナー”まで備えています。

介護センターコスモスが4年前にしらかば町に開設して4年目がImg_08311 経過しました。開設当時、石川社長はあいさつのなかで、「“無差別・平等”の基本理念で設立した介護施設であり、誰もが安心して介護サービスを受けられることをめざす」ことを強調していましたが、デイサービス利用者の増加対策として、西の拠点から東の拠点に2カ所目のデイサービス建設を進めました。施設を視察して、利用者の介護サービス・利便性の向上と同時に介護現場で働く環境に配慮した姿勢がはっきり現れていました。

「保険あって介護なし」を改善し、真の介護保障をめざす国づくりの転換が強く求められていることを実感しました。


広がる貧困!社会保障の充実を!

2009年10月18日 19時10分10秒 | インポート

 昨日は、後援会員さんの突然の訃報でお通夜に参列しました。そして青春時代に歌った「インムジン河」・「あの素晴らしい愛をもう一度」・「悲しくてやりきれない」など作曲した加藤和彦さんの自殺を聞いて2重のショツクを受けました。心からお悔やみ申し上げます。

 今日は、昨日から開催されている「2009年北海道社会保障学校in苫小牧」に参加してきました。残念ながら昨日の「全体会」の記念講演は聞くことが出来ませんでしたが、今日の分科会「貧困問題」~ナショナルミニマム構築にむけて~は大変勉強になりました。木下武徳氏(北星学園大学准教授)による「貧困問題と社会保障の普遍主義・選別主義」と題する小講演。そして「子どもの貧困」など3人の報告者の事例を聞いているだけで、あっという間に2時間半が経過。

 木下先生は、様々な資料をもとに「子ども手当」を例にして日本Img_08271 の「貧困問題」の実態を紹介してくれました。2005年のOECD(経済協力開発機構)の“家族給付”の実態では、ほとんどの国では“所得制限”をしません。例えばフランスでは20歳まで。ドイツでは18歳(大学生は27歳まで)を対象に「子ども手当」が国の制度として確立しています。当時の自・公政権が社会保障を削減していたのとは対照的です。しかも、低所得者ほど給付と税制が不平等となっている具体例のひとつが“住宅控除”です。ひとり親世帯の就労率で比較すると日本は8割と高いなかで、ひとり親世帯の子どもの“貧困率”は世界一という異常さが判りました。「貧困」は“我慢すること”“自己責任”が当たり前という考え方は私の生い立ちのなかでも実感として感じます。“餓死状態でなければ貧困とは言えない”との事例を“餓死事件”で思い出しました。イギリスとの比較資料も興味深く見て驚きました。例えば、子どもに関する社会的必需品の調査では、“おもちゃ”は日本では12.4%に対し、イギリスでは84%。“新しく、足にあった靴”では日本では40.2%に対しイギリスでは94%と極端です。どれだけ子どもたちの生活環境に“我慢”をさせているのか?改めて考えさせられました。

「子ども手当」と言えば民主党新政権の代表的な政権公約のひとつです。

過日も書き込みましたが“八ツ場ダム”の工事中止宣言も同様ですが、マニフェスト」に書いているから、との理由だけで中止の根拠や今後の対策の十分な具体的説明抜きでは、住民から怒りの声が挙がるのは当然です。ある閣僚が「マニフェストは国民と新しい政府との契約書・・・」と言いました。似た事例は岩倉市政にも出ています。例えば、訓練移転受入容認、市営バスの民間移譲の基本姿勢に「公約だから・・・。選挙で信任されたから」と異論のある意見は無視しています。

「子ども手当」の充実には異論はありませんが、他国同様一番お金のかかる高校生・大学生も含めた年齢拡大も含めた改革が必要と考えますが、「マニフェスト絶対主義」のあり方では社会保障後進国の日本は変わらないと思います。


新年度予算編成に向けて!

2009年10月15日 08時17分37秒 | インポート

 早朝ウォークで外に出ると、路面は昨夜に降った雨で濡れていました。“紅葉”のワンシImg_08221 ョットを撮ろうとカメラを持参。途中で、今から落ちそうな“”を発見。そして朝靄の山並みを撮りました。(添付写真)私の住んでいるところは、“有珠の沢”という町名だけに、街中では見えない素晴らしい自然の風景が見えます。秋分の日が過ぎると季節は“冬”に一歩近づきます。

過日のこと、書店に行くと“来年の手帳”コーナーがあり、色々な手帳が並んでいましたが、“これ”と言うものがなく買うのをあきらめました。

偶然ですが、帰宅すると長年中国との友好に携わっている知人が8月に行った「日中平和友好苫小牧写真展」の報告と併せて日中友好協会が毎年発行している来年度のカレンダーを持参し「いつもの通りお願いします」と1本購入しました。(カレンダーの)多くは貰いものが多いのですが、“ちひろカレンダー”と“日中友好協会カレンダー”だけは購入する価値があり、少ない“小遣い”のなかで買っています。

それにしても、まだ2ヶ月先なのに“手帳”や“カレンダー”が今から売れるのは何故なのか?確かに、まだ先のことと言っても11月に入ると各団体などから忘年会・新年会の案内が届くので、手帳にしっかり予定を書いておかないと忘れてしまいます。特に、母の通院介助をしているだけに「予約外来」をする場合は8週間先まで記録しなければなりません。議会開催中は出来るだけ避けなければならないから・・・。

新年度と言えば、月曜日(10/19)に党市議団として岩倉博文市長に新年度予算編成に対する申し入れを行います。

毎年、予算編成が行われる前に市民要望などをふまえて医療・介護・福祉・教育・防災・環境問題などまちづくり全般にわたる行政課題に対し文章で申し入れを行っています。ただ要求項目を羅列するのではなく、党市議団としても財源確保を十分検討して政策提言も含め提出しています。

新年度予算は、繰越金(今年度の剰余金)や除雪費、災害など予測のImg_08241 出来ない事態も考えるとなかなか見通しが厳しい状況に置かれています。そして、政権交代によって、従来型の予算編成が組めない状況もあるのは事実です。

しかし、市民の暮らしや雇用・景気対策など待ったなしの行政課題に応えなければなりません。私たちは、そうした点もふまえて予算要望を提出する作業を進めています。


関心の高い政治課題の解決策!

2009年10月12日 16時26分26秒 | インポート

 今日は“体育の日”。町内会の緑心会(老人クラブ)の例会最後のパークゴルフ大会にお誘いを受け、早朝8時から参加してきました。70人近くの会員が一生懸命にプレイしてついて行くのが大変でした。偶然、私と一緒にプレイした方が“優勝”したことが幸いです。プレイ後の懇親会にも誘われ、「渡辺さん、私は84歳。元気に頑張っているんだょ!しっかり政治の方も頑張ってほしい・・・」と激励を受けました。

 その声のなかに「民主党政権で大丈夫?子ども手当も良いけどその負担は我々の年金からとられるのでは・・・」と言う不安の声が出されました。

政権交代によって様々な施策の方向性が流動的なことが大きな要因のひとつになって、どこの地方自治体も新年度予算編成に向けて財源確保の問題で苦労しています。(国の)補正予算の見直し作業が進められ、国土交通省は全国のダム事業の見直しに着手し、本年度は新たな本体工事や用地買収などを中止することを表明しました。北海道では、平取ダム(平取町)、サンルダルダム(下川町)が凍結。個人的には賛成ですが、住民の反対を押し切って強行した“八ツ場ダム”工事建設は既に半世紀以上にもわたって巨額な税金を投入している状況だけにマスコミ報道も過熱しています。

一昨夜のNHK特番では、ダム事業を見直しに対する地元住民の声が紹介されていましたが、その報道のあり方の公平性さに疑問を感じました。当初は反対していた方々が国の強硬路線で「やむを得ず」承認せざるを得ない経過報道はあったものの、今でも建設反対を貫いている住民の声の紹介はありませんでした。

私も良く“お茶懇”などで公共事業の(税金の)ムダ使いの例として、“無駄なダム”を紹介しますが、反対から読んでも“ムダなダム”と言ってきました。長年住み慣れた地域を水没させ、治水・利水対策などの理由付けでダムを強行してきた自民党政治の責任は重大です。これまでの自民党政治は公共事業に“政治とお金”はつきものでした。例え、間違ったと知っていても官僚が描いた方向は“行け行けどんどん”方式で見直すものはありませんでした。今回のダム見直しについても、推進派は「いま、中止すると地元自治体に返還しなければならないから中止した方が高くなる」などの動きもありますが、建設当初から今日までの税金の使い方、ダム建設による影響などの情報公開を急ぐべきです。そして地域住民と国民に対しこれまでのダム建設計画に対する謝罪と“何故必要がないのか?生活再建はどうするのか?”など中止に至るていねいな説明が必要と思います。

あの建設途上にある“八ツ場ダム”をテレビで見ると、「あそこまで工事が進んでいるのだから『仕方がない』のでは・・・」と民主党に投票した方も推進派に同調するような気持ちを抱くと思います。単純に「マニフェストで約束したから」と強行するのではなく、説明責任と情報開示、何よりも中止後の生活再建、地域再建の道筋を示すことが強く求められます。