2日の金曜日、帰宅すると市から「危機管理指針の運用について」、「新型インフルエンザ対策危機管理マニアル」、「米軍共同訓練緊急事故・事態等に関する危機管理マニュアル」の3冊同封した冊子が届きました。開封して読んでいると、市から5日(本日)の午前9時から「会派代表者会議」(市長招集:非公開会議)の開催連 絡が入りました。内容は、「山手町ボイラープラント アスベスト落下事故」に関するもの。“アスベスト”問題と言えば、今年に入って、これで3回目の事故報告。会派代表者会議で提出された報告書はA4版2枚もの。報告を受け、即興で私は①8月27日に(アスベストを含む天井吹付け材)落下したのに、何故(市に)9月30日まで連絡がなかったのか②市がホームページで「吹付けアスベスト調査結果一覧」を4月1日現在で掲載しているが、当該施設は定期的に目視点検を実施し、含有率1%以下、浮遊濃度“無”であり、対策・再調査結果は空欄であり、何故事故が発生したのか③落下した(アスベスト含有)断熱材の処理をどのように対応したのか、④今回の事件に対する議会報告をどのように検討されているのか、4点質問しました。
それに対し、①については「事故の報告の遅れは委託業者との連携に問題があった」、②については「年1回の定期点検で確認していた」、③については「(第2給食センター)同様の通常のビニール袋で対応」、④については「事実関係が明らかになった場合は直近(臨時議会も含め)の議会で報告する」との説明でした。
今年だけでも2回のアスベスト事故が発生し、その都度「危機管理意識の低さ」が指摘されていながら「事故報告の遅れを受託業者との連携に問題があった」と業者側に遅れの原因があるような説明に納得できず、「市としての危機管理の認識が欠落しているのでは!」と指摘。確かに、「施設としての危機管理をしてきた受託者側としての認識不足、乖離があった。大家(公営住宅管理者)としての責任は強く感じる。見過ごした点はあった」と弁明しました。
今回の事故報告を受け、改めて「市民の安全・安心を最優先にすべき、市の危機管理意識が横断的(委託業者も含め)に断線している」と強く感じました。
まだ、詳細な資料提出はありませんが、ボイラー改修時に点検に立ち会った労働基準監督署が(アスベスト含有物が)天井から落下し回収(報告では回収量は15㍑?)している事実を発見したことが今回の事故を明らかにした経緯があります。この施設は、山手公営住宅の入居者の集中暖房料金の支払い窓口となっているため、健康被害も含め10月10日に住民説明会を開催する予定となっています。
会派代表者会議では、十分な資料説明も不足している点が指摘され、再度時系列の詳細資料の提出を求めました。