なししこと 身にかへりきて 見る夢は 闇夜の底か あしたの道か
*今週は一首しか詠めませんでしたね。相変わらず不調は続いています。でもまあ、何とかやっていきましょう。細々とでも続けていけば、そのうち何かがつかめるかもしれません。
さて、因果応報の言葉の通り、自分のやったことは、必ず自分に返ってきます。悪因悪果、善因善果、その法則は冷酷なほど厳しい。
そのことを知らず、人間は多く馬鹿なことをやってしまい、その反動に苦しむものですが、さて。
しかし人間には、その反動を乗りこなすこともできるのです。悪いことをしてしまい、その反動がもろに返ってくる前に、何かよいことをすれば、反動が小さくなってくるからです。
だから、何も知らずにひどい馬鹿をやってしまった人たちに、わたしたちは言うのです。自分として、みなの幸福のために、よいことをしていき、法則の反動を何とか乗りこなしていきなさいと。
迷惑をかけた人みなに謝り、償いを誓い、自分を投げて人々のために働き、自分の罪を清めていけば、何とかなってくるのです。
謝ることや償うことを嫌がり、何もしないでいれば、法則の反動は無情にあなたを切り裂くでしょう。自分のやったこと、言ったことが、正確に自分に返ってきて、むごい運命が表現される。
闇夜の底か、あしたの道か、というのは、自分次第で自分の運命が決まってくるという意味です。
法則の反動の前に、何もしないで、地獄のような闇夜の底に落ちてしまうか、それとも自分から何かをなしていき、あしたの道に希望を見出してゆくか。
どちらにしろ、選ぶのは自分です。