こひすれど 心かへらぬ まぼろしの 君ををがみて 夢失せにけり
*今週は三つほど詠めました。ここ最近の調子としては良い感じですね。少し感覚が戻ってきた気がします。このままだんだんと自分の調子を取り戻せていけたらいいのですが。さて。
表題の歌は、芸能界の現実について詠ったものです。
恋しても、決して心が返ってこない、幻のような君を拝んで、夢が失せてしまった。
最後の7が今一つですが、意味は通ります。ほんとは「金失せにけり」とした方が現実に添っているような気がしますが、それだとあまりにあからさまなので、やめました。
芸能界ではたくさんの若い美男美女が、歌って踊って色を売っていますがね、あれらはほとんどみな偽物なのです。他人の美貌を盗んで作った偽物の美人ばかり。本当の正体は実に暗い不細工な人間なのだが。
人はああいう胡散臭い美人に幻想を描いて、心を売り渡し、まるで宗教のように、信じ込んでしまうものなのだ。
あんなものを、どんなに愛しても、心は返ってきませんよ。目的はほとんど金なのです。愛だの恋だのともっともらしいことを歌って、人をだまし、金をしぼりとろうとする、はっきり言ってしまいますが、詐欺に等しい商売なのです。
きついですね。ちょっと大火の影響がある。彼は芸能界が嫌いですから。まあ、わたしたちの中に、芸能界が好きな人はいませんがね。あれらはみんな嘘なのだ。愛のふりをして、多くの人間の心をだましている。
芸能界はこれから、だんだんとだめになってくるでしょう。多くの人が、自分に目覚め、嘘を見破れるようになるからです。本当の愛で、みんなのためにやっている人には救いがあるでしょうが、自分の幸せのために人を利用しようとしている馬鹿は、滅んでいくでしょう。