無法者頭と特別な乗騎

バイクとTRPGの記録

魂を喰らう墓 -18(ネタばれ注意)

2020年07月24日 | 魂を喰らう墓
DAY172:フレイムルール月2日

通路の正面にはニヤニヤ笑う悪魔の顔の大きなレリーフがある。口の部分は人が通れるほどの大きさだが、中はランタンの光が通らず、魔法の闇で隠されている。左の通路はガラス張りの壁で行き止まりになっており、中は誰かの墓所のようだ。


左側は広い吹き抜けの回廊につながっている。


一瞬、人影がその回廊を横切るのが見えたが、ひとまずは一番近い細い通路へと進んだ。通路の先の細長い部屋の奥には鉄の盾を構えた騎士の像が立っていた。そしてその足元には錆びた金属の破片が散らばっている。
金属の装備を外してキルシャとロサが調査に向かう。どうやら騎士の盾が金属を吸い寄せており、盾に接触した金属は一瞬で錆びの塊になる仕掛けのようだ。魔法の拳を持つロサが滅多打ちにして盾を破壊した。


騎士の像の部屋の北と南に通路が続いている。北の通路は丸い部屋につながっている。部屋の中央には苔まみれの噴水があり、大理石製の3体の乙女の像が抱える水差しから水が噴き出している。泉からは魔力を感じる。試してみる勇気はないので部屋を後にする。

南の通路は入り口の左にあった墓所に通じていた。天井は高いアーチ状で、そこら中に苔とツタが生えている。床の中央、階段状の台座の上に石棺が一つある。棺の奥の壁際に大きな熊の像が二つあって、直径5ftの青銅の円盤を支えている。円盤にはギラギラ輝く無数の目玉が浮き彫りになっている。壁沿いには王座をしつらえた壁龕が6つあり、紙と羽根で作られた黒い仮面をつけた干からびた死体が座っている。
慎重にロサが部屋に入ると、仮面の死体が動き出す。死体はワイトだ。ワイトの攻撃には生命力吸収がある。ロサはすぐさま通路にひいて防御を固める。その間にエンペラーがガラス壁の方に向かう。そしてガラスを破壊してヴォーンを壁にして部屋の中へファイヤーボールを投射し、敵を焼き尽くす。
棺の中には獣の骨とリングが入っていた。キルシャがそのリングに触れると、オボラーカの魂がキルシャに宿ろうとするが拒否。代わりにロサが受け入れることにした。


回廊には髑髏の口が入り口となっている部屋とプロペラが戸口に設置された部屋がある。このプロペラは手前の通路の床全体がスイッチになっているようだ。我々はエンペラーが出した円盤に乗り、エンペラーが飛行して部屋まで牽引してもらった。ここも墓のようだ。入り口の床には深い穴が開いており、穴の底に石棺が安置されている。棺の蓋には歯をむき出した猿のような生き物の姿が浮き彫りになっている。穴を挟んで反対側には宝箱が3つ並んでいる。左からブラックオニキス製、錆びた鉄製、霜が張ってキラキラ輝く銀製の3つだ。
どうやら3つの宝箱の中に誰かが入り、中で鍵を回すことで棺の蓋が開く仕組みのようだ。ブラックオニキスにエンペラー、錆びた鉄にロサ、輝く銀にノンゴブが入ることにした。そして最初にエンペラーが鍵を回したところ轟音がしてエンペラーは灰と化した。ロサとノンゴブは慌てて外に出ようとしたが箱の蓋は開かない。キルシャは二人に声援を送り、二人は覚悟を決めて鍵を回す。ロサは金属製のアイテムが錆びの塊と化し、ノンゴブは冷気攻撃を受けてしまう。しかし命には別条なく箱から出ることが出来た。石棺は透明になり中にはメイスを握ったスゥモンスターのミイラが横たわっていた。スゥモンスターが握っていたメイスにはスゥモンスターの魂が宿っていて、またしても触れた人間に宿ろうとしてきたが、キルシャはこれを拒否した。

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