沼、蛙、そして蛇人間ユアンティの神殿の廃墟がここのすべてだ。まったく気が滅入る。
足取りが重いのはブーツが水を吸っているためだけではない。
ロサは魔法の箒に横乗りして、涼しい顔をしている。
まぐみんはしつこく追跡してくるブリーワグを始終警戒し、メネルは少し乾いた場所にでるたびにキャントリップで衣服についた汚れを落としている。
階層の奥で見つけたユアンティの神殿の廃墟で薄汚れた黒のガウンを羽織り、真っ白なのっぺりした仮面を着けた幽霊のような女性に出会った。
「貴方たちは何者ですか?」ささやくような声で女性が問いかける。
「エルフの探検隊です」
「貴方たちは善ですか悪ですか?」
「中立です」
彼女は盗賊の神マスクのクレリックであり、ナーガどもが滅ぼされるまでずるずる沼から離れられぬ呪いを受けている。私たちが自分を自由にしてくれると約束するなら、彼女は引き換えにこの階層のことを教えようと告げた。
「正当な復讐であれば、私が成そう」と返答した。
彼女の説明によると、元々この沼はユアンティのものだったがナーガの侵略者によりユアンティの一族は滅びた。プリーワグは更にその後から来た侵略者で、ナーガと対立しているらしい。
「死んだドゥエルガルの意志を引き継ぎ、滅びたユアンティのためにナーガを倒すか。大忙しだなヴォルクマール」ウィンクしながらメネルが言った。
「死に瀕しての強い願い、聞き届けるのはホアの使徒の使命だ。例えそれに意味が見いだせないとしても、意志の輪転は様々なものを取り込みながら、究極の頂に至るのだ」
「いやだから、蛇より蛙を倒そうよ」
ナーガの拠点の入り口で待ち伏せしていたドラウを倒し。
奇襲の機会を狙っていた、スピリット・ナーガを倒した(ついでにトロルも)
ナーガの本拠地に捕らえられていたドェルガルとドラウを救出。
虜囚を地上へ送り届ける道中、メネルが尋ねた。
「それで、意志の輪廻とやらは新しく何かを得たのかい?」
「さあな、しかし二つの生命を救えただけで十分だろう。ここだけの話、ドワーフとエルフならもっと良かったのだがな」
「そうね、スプリット・ナーガは一旬程度で復活するからね」とロサが頭上から言う。
「だから、蛇より蛙って言ったじゃん」
お宝
ドェルガルとドラウ
ナーガの宝物
足取りが重いのはブーツが水を吸っているためだけではない。
ロサは魔法の箒に横乗りして、涼しい顔をしている。
まぐみんはしつこく追跡してくるブリーワグを始終警戒し、メネルは少し乾いた場所にでるたびにキャントリップで衣服についた汚れを落としている。
階層の奥で見つけたユアンティの神殿の廃墟で薄汚れた黒のガウンを羽織り、真っ白なのっぺりした仮面を着けた幽霊のような女性に出会った。
「貴方たちは何者ですか?」ささやくような声で女性が問いかける。
「エルフの探検隊です」
「貴方たちは善ですか悪ですか?」
「中立です」
彼女は盗賊の神マスクのクレリックであり、ナーガどもが滅ぼされるまでずるずる沼から離れられぬ呪いを受けている。私たちが自分を自由にしてくれると約束するなら、彼女は引き換えにこの階層のことを教えようと告げた。
「正当な復讐であれば、私が成そう」と返答した。
彼女の説明によると、元々この沼はユアンティのものだったがナーガの侵略者によりユアンティの一族は滅びた。プリーワグは更にその後から来た侵略者で、ナーガと対立しているらしい。
「死んだドゥエルガルの意志を引き継ぎ、滅びたユアンティのためにナーガを倒すか。大忙しだなヴォルクマール」ウィンクしながらメネルが言った。
「死に瀕しての強い願い、聞き届けるのはホアの使徒の使命だ。例えそれに意味が見いだせないとしても、意志の輪転は様々なものを取り込みながら、究極の頂に至るのだ」
「いやだから、蛇より蛙を倒そうよ」
ナーガの拠点の入り口で待ち伏せしていたドラウを倒し。
奇襲の機会を狙っていた、スピリット・ナーガを倒した(ついでにトロルも)
ナーガの本拠地に捕らえられていたドェルガルとドラウを救出。
虜囚を地上へ送り届ける道中、メネルが尋ねた。
「それで、意志の輪廻とやらは新しく何かを得たのかい?」
「さあな、しかし二つの生命を救えただけで十分だろう。ここだけの話、ドワーフとエルフならもっと良かったのだがな」
「そうね、スプリット・ナーガは一旬程度で復活するからね」とロサが頭上から言う。
「だから、蛇より蛙って言ったじゃん」
お宝
ドェルガルとドラウ
ナーガの宝物