Day176:フレイムルール月6日
攻略再開。キャンプ地としている第一層から第三層に向かう途中、第二層の回廊に隠し扉を発見した。何日もこの迷宮を探索するうちに私の感覚が鋭くなったためだろう。小部屋には水が張られた水盤だけがあった。

慎重に水盤を覗き込むとどこかの風景が見える。じっくりと観察していると突然水盤の水を突き破り、墓所の守護者が襲い掛かってきた。メイン火力が[火 ]属性の我がパーティーの前では、墓所の守護者は雑魚でしかない。小部屋を捜索して、さらに奥へ通じる隠し扉を発見した。
小部屋の先は上下階層に通じる螺旋階段に、短い廊下でつながっている。螺旋階段の先の二本の廊下はすぐに扉で行きどまりになっている。螺旋階段は後回しにして、右の扉を開ける。
この広い部屋には忌まわしい錬金装置と薬品に満たされている。そしてトゥーム・ドワーフが拷問装置のような鉄の棺を操作して墓所の守護者を生み出している。扉を開けた我々に気付くとドワーフとゴーレムは一緒になって襲い掛かってきた。トゥーム・ドワーフの攻撃で減らされた体力は死の呪いのため回復させることが出来ない。だが問題ない、パパが最大火力で焼き尽くす。

もう一つの扉の先は散らかった執務室だった。薄暗いロウソクの明かりが調度品の間を這いまわる気味悪い無数の手首の影を生み出している。中央の机にはかび臭いローブを着てしかめ面を下青銅の仮面をつけ、首元に大きな髑髏の飾りをぶら下げた死体が座っている。

我々が部屋に入ると、その死体が愛想よく話し出す。彼の名はシナビ、この迷宮の管理をアサーラックから任されているのだと誇らしげに語る。役割の割に、彼の態度は友好的だ。アンデッドでもあるシナビは迷宮検察時から多くの知識を蓄えており、惜しげなくそれを披露してくれる。このまま友好的に部屋を去りたかったが、シナビはそう思っていなかった。彼を高レベル術者と見ていた我々は、ノンゴブを中心に最大火力で攻撃し、瞬殺した。
螺旋階段を上ると、壁のレバーに手をかけて、先に見つけた怪しい部屋を覗き込んでいる墓所の守護者がいた。そいつは部屋の中に全ての注意を向けており、脇を通る我々を一顧だにしない。進んだ先の小部屋には台座があり、そこに黄金の髑髏が置かれている。私がその髑髏に触れた瞬間、髑髏は飛び上がり、木の狂った道化のごとく騒々しくしゃべり出した。髑髏の言うことは支離滅裂で、いちいち私の癇に障る。そのため気が散ってしょうがないうえ、私の横に浮かんだまま離れる気配がない。ここは無能な芸人とコンビを組まされたと考え、対処するしかない。不幸中の幸いにも、私にはそんな経験が数多くある。

小部屋の先は第三階層の回廊に通じる通路となっていた。通路の回廊の側には向かい合うように壁龕があり、鎖で互いをつないだ墓所の守護者がそれぞれ納まっている。小部屋の向かいと左手にはそれぞれ扉が見える。
小部屋の向かいの部屋は、奥の壁から柱に支えられた屋根付きの玄関ポーチのようなものが突き出ている。その屋根の下にはおなじみの石棺が安置されている。棺をかこう4つの壁龕には陶器製のカエルの仮面が1つづず吊るされている。東側の壁には触手の生えたカエルの化け物が社の上に宇津熊っている様子を描いた大きな浮彫りがあり、その前には捧げものを並べた棚がある。その周囲の壁は4枚のフレスコ画で飾られている。
要するにフレスコ画を真似ればよいことはすぐに理解できたが、第三のフレスコ画の再現には頭を悩まされた。とは言え、何事もやるにしくはないということでやったらロサ、パパ、ノンゴブはカエルに変身し、レイスが3体出現した。

唯一健在だった私は以前ソージャ・ナパーザより受けた祝福のカンジャー・アニマルズで呼び出した狼をしんがりにしてカエルと共に脱兎のごとく逃げ出した。しかし狼をすり抜けて1体のレイスが追いかけくる。逃げ切れないと感じた私は、カエルへの変身はポリモーフの呪文と同じ原理ではないかと考え、近くにいた一匹を踏みつぶした。いやな感触が伝わると同時に、カエルがいた場所にノンゴブが出現した。すぐに残りの仲間も元に戻して、追撃してきたレイスを撃退した。
攻略再開。キャンプ地としている第一層から第三層に向かう途中、第二層の回廊に隠し扉を発見した。何日もこの迷宮を探索するうちに私の感覚が鋭くなったためだろう。小部屋には水が張られた水盤だけがあった。

慎重に水盤を覗き込むとどこかの風景が見える。じっくりと観察していると突然水盤の水を突き破り、墓所の守護者が襲い掛かってきた。メイン火力が[火 ]属性の我がパーティーの前では、墓所の守護者は雑魚でしかない。小部屋を捜索して、さらに奥へ通じる隠し扉を発見した。
小部屋の先は上下階層に通じる螺旋階段に、短い廊下でつながっている。螺旋階段の先の二本の廊下はすぐに扉で行きどまりになっている。螺旋階段は後回しにして、右の扉を開ける。
この広い部屋には忌まわしい錬金装置と薬品に満たされている。そしてトゥーム・ドワーフが拷問装置のような鉄の棺を操作して墓所の守護者を生み出している。扉を開けた我々に気付くとドワーフとゴーレムは一緒になって襲い掛かってきた。トゥーム・ドワーフの攻撃で減らされた体力は死の呪いのため回復させることが出来ない。だが問題ない、パパが最大火力で焼き尽くす。

もう一つの扉の先は散らかった執務室だった。薄暗いロウソクの明かりが調度品の間を這いまわる気味悪い無数の手首の影を生み出している。中央の机にはかび臭いローブを着てしかめ面を下青銅の仮面をつけ、首元に大きな髑髏の飾りをぶら下げた死体が座っている。

我々が部屋に入ると、その死体が愛想よく話し出す。彼の名はシナビ、この迷宮の管理をアサーラックから任されているのだと誇らしげに語る。役割の割に、彼の態度は友好的だ。アンデッドでもあるシナビは迷宮検察時から多くの知識を蓄えており、惜しげなくそれを披露してくれる。このまま友好的に部屋を去りたかったが、シナビはそう思っていなかった。彼を高レベル術者と見ていた我々は、ノンゴブを中心に最大火力で攻撃し、瞬殺した。
螺旋階段を上ると、壁のレバーに手をかけて、先に見つけた怪しい部屋を覗き込んでいる墓所の守護者がいた。そいつは部屋の中に全ての注意を向けており、脇を通る我々を一顧だにしない。進んだ先の小部屋には台座があり、そこに黄金の髑髏が置かれている。私がその髑髏に触れた瞬間、髑髏は飛び上がり、木の狂った道化のごとく騒々しくしゃべり出した。髑髏の言うことは支離滅裂で、いちいち私の癇に障る。そのため気が散ってしょうがないうえ、私の横に浮かんだまま離れる気配がない。ここは無能な芸人とコンビを組まされたと考え、対処するしかない。不幸中の幸いにも、私にはそんな経験が数多くある。

小部屋の先は第三階層の回廊に通じる通路となっていた。通路の回廊の側には向かい合うように壁龕があり、鎖で互いをつないだ墓所の守護者がそれぞれ納まっている。小部屋の向かいと左手にはそれぞれ扉が見える。
小部屋の向かいの部屋は、奥の壁から柱に支えられた屋根付きの玄関ポーチのようなものが突き出ている。その屋根の下にはおなじみの石棺が安置されている。棺をかこう4つの壁龕には陶器製のカエルの仮面が1つづず吊るされている。東側の壁には触手の生えたカエルの化け物が社の上に宇津熊っている様子を描いた大きな浮彫りがあり、その前には捧げものを並べた棚がある。その周囲の壁は4枚のフレスコ画で飾られている。
要するにフレスコ画を真似ればよいことはすぐに理解できたが、第三のフレスコ画の再現には頭を悩まされた。とは言え、何事もやるにしくはないということでやったらロサ、パパ、ノンゴブはカエルに変身し、レイスが3体出現した。

唯一健在だった私は以前ソージャ・ナパーザより受けた祝福のカンジャー・アニマルズで呼び出した狼をしんがりにしてカエルと共に脱兎のごとく逃げ出した。しかし狼をすり抜けて1体のレイスが追いかけくる。逃げ切れないと感じた私は、カエルへの変身はポリモーフの呪文と同じ原理ではないかと考え、近くにいた一匹を踏みつぶした。いやな感触が伝わると同時に、カエルがいた場所にノンゴブが出現した。すぐに残りの仲間も元に戻して、追撃してきたレイスを撃退した。