無法者頭と特別な乗騎

バイクとTRPGの記録

TTTキャンペーン -3

2010年06月27日 | TRPG
ジャン様を掠った敵と対決する所からプレイを開始。見た目エロ系ヴァンパイア(♀)・・・実際は分からないがフィギュアの見た目はそんな感じ・・・が敵だ。いつもはパーティーNo1武闘派のドワーフが単独で突撃して、最初の一撃を様子見がてら男らしく受けたらウルリックに怒られるというパターンが続いたので、飛び道具を射かけて敵を引き寄せてから全員でたこ殴りにする作戦を立てた。しかしヴァンパイアはイニシアチブが高い上に移動力も高かった。いきなり接敵されドワーフが殴られる。いつものように男らしく受けたら、やはりウルリックに怒られた。その後は予定通り皆で囲んでたこ殴り。俺はカール様を拘束している縄を解くという最重要任務のため、たこ殴りに参加することが出来なかった。尚、この戦闘によりドワーフは最後の運命点を失い、ただのドワーフになってしまった。

我らがカール様はキスレフに行きたいと可愛いことを仰有るので、東京ネズミ園に行かざるを得ないパパの如く疲れた体に鞭を打ち前進を開始した。オストランドの州都ヴォルフェンブルグに到着すると、そこにはクルセイダー・オブ・チャイルドのキャラバンが宿営していた。我々は歓呼の声に迎えられ、堂々とインナー・サークルの面々と対面した。裏切り者のジャンの後釜にはシグマ-の聖堂魔狩人にして無能の白豚、ヨハネス・シーボルトが座り、貶められたクリーガー警備隊長の代わりには、狂信者を率いるコラーという男が新たに迎え入れられていた。我々はテンプラー・オブ・チャイルドという称号を得て、カール様に害をなす異教徒を殲滅する義務と権利が与えられた。また、3日後にカール様をたたえる芝居が行われるということだったので、劇作家のシューマッハに売り込み第六幕におけるシグマ-様の役を勝ち取った。

その晩、久しぶりに寛いでいると我々のテントの前でもだえ苦しむ男の声が聞こえてくる。何事かと外に出てみると、懇意にしているジプシーの小僧、1ペニーのアーメイドの父親であるアリが倒れている。時既に遅く、彼は死亡しその手には尾を飲み込む蛇の押し印のついた革袋が握られていた。袋の中身は酒のようだが、毒が混ぜられているに違いない。新参者の護衛隊長コラーの部下達が我々を疑惑の目で見つめている。雑魚共は無視して、早速捜査を開始する。

革袋の製造元をあたれと言う天恵を得た我々は、廃墟同然のヴォルフェンブルグに向かう。なんだかんだで薬売りのボリス・レイチガードから、毒となる薬を最近売ったという3人の人物の情報を(結果的に穏便に)得た。この薬は薄めればイボコロリや塗料になるが、人体には有害であり毒代わりに使うことも出来るらしい。さらに調査すると次のことが分かった。

ブラザー・マーカス。オーダー・オブ・ヴェールというカール様を祭る新興宗教の教祖。カール様がシグマ-の力を発現したときに身につけていた衣服の切れ端、双尾の彗星が浮き上がったぼろ布(マリエンブルグの土産物屋で同じ物が売っていた)を掲げ布教活動に勤しんでいる。彼は消えかかった双尾の彗星を修復するために薬を使用したらしい。

ブルー・ベルトを率いるカールを名乗る男達。カール様を現人神として、全てを捨てて彼に倣うことを教義としている。教団のトップは2ndカールを名乗る詐欺師のモーガン・スクロッペル。3rdカールは暴力魔カール・ハウスト(こいつは本当にカールという名前)。尚1stカールは本物のカール様を示すらしい。 薬屋の証言では実際に買いに来たのは3rdカールのようだが、彼らの目的が分からない。3rdカールが食事を準備したが我々は当然手をつけない。そして2ndカールがアリと同じように悶え死ぬ。どうやら身内の権力争いだったようだ。3rdカールを拘束し、驚き戸惑う50人ほどのブルー・ベルトの下っ端はテンプル・オブ・チャイルドの名の元、まともそうなシグマ-司祭のニルスに預け、後々手駒にすることを画策する。

ヴェッフェンドルフのテロリストにしてアジテータ、データ・バンドルフ。町外れに瓦礫の砦を築き、引きこもっている。アリの死とは全然関係なさそうなので交渉も低調に終わり、何の話も聞けない。ひとまず戻ってインナー・サークルで唯一我々に好意的なヘルムートに報告。彼からデータについてはもう少し調べた方が良いのでは?という助言を受けたので、ブルー・ベルトの50人を率いて丁重に話を聞かせてくれるよう依頼した。データは快く砦の捜索を認めてくれたため、遠慮なくガサ入れ開始。場違いな舞台衣装があり質問するも、はぐらかされる。この間、ドワーフが100gcの入った隠し金庫を発見しネコババ。アリの死との関連は分からないが、翌日の芝居で何か陰謀が進行しているに違いない。

そして芝居の日。全く練習出来ずぶっつけ本番で芝居に挑む。第六章が始まるまで舞台裏で待っていると、小道具のイノシシの張りぼてに火薬を仕掛けを施している怪しい男を発見。揉めているうちに男に逃げられ、仲間の軍曹と一緒にイノシシの操作をやる羽目に。一方その頃、客先で警戒していた仲間の吸血鬼狩人が怪しいローブの男に目をとめ、尋問しようとドワーフと共に近づく。ローブの男のフードの下にはネクロマンサーのおぞましい顔があった。ドワーフは恐慌し、吸血鬼狩人も冷静さを失い単調な攻撃を繰り返す。ネクロマンサーは素早い身のこなしで攻撃を回避し、ティーンチの加護を受けピカピカ光りながらゾンビを次々に甦らせる。大量のゾンビに囲まれ吸血鬼狩人はクリティカルヒットを受け、死は免れたが退却。助けに戻ったドワーフはついに死亡。一方舞台の上では必死にイノシシを操作する俺と軍曹。観客席からの声が歓声ではないことに気付き周りを見渡すと、逃げ惑う観衆、必死に戦う仲間達。助けに行こうとするが、ネクロマンサーのおぞましい相貌を見て逃げ出す始末。結局一時退却を決断。

新人ドワーフをスカウトし、日が変わるのを待って再戦要求。大量のゾンビはウィルヘルムの弓兵隊に任せ、我々は遊撃隊として待ち伏せでネクロマンサーを狙う。ネクロマンサーは元仲間のドワーフをワイトにして引き連れている。ネクロマンサーの顔を見て逃げ出す者もでるが、敵を囲むことに成功。猛者の新人ドワーフはその戦闘力を遺憾なく発揮し、ドワーフ・ワイトとネクロマンサーを撃破。ドワーフ・ワイトの懐に入っていた100gcを驚きと共に回収。ネクロマンサーからは古文書を発見。どうやら次の冒険への手掛かりらしい。

今回は大衆指導者として色々出来て楽しかった。クルセイダー・オブ・チャイルドを牛耳るのは俺だ!とか思ったりして。ただ気になったのは何故アリは死ななくてはならなかったのか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茨々峠に潜む闇

2010年06月13日 | TRPG
急にDMが来られなくなり、別のメンバーがDMでHJにアップされている「茨々峠に潜む闇」をプレイすることになった。初心者用の温いバランスと死ねるバランスのどちらが良いか?との問いかけに、死ねる方を希望。PCはプレロードからドラゴンボーン・パラディン、ティーフリング・ウォーロード、ハーフリング・ローグ、ヒューマン・ウィザードを選択した。最初はゴブリンの指揮官に率いられた弓兵と狼。スコーチング・バーストを撃つために前進したウィザードが生き残りの弓兵による一斉射撃で瀕死。弓兵を早めに始末したいが、突撃してきた狼と指揮官の口笛で背後からやってきた狼にポイントを作られ前進できず。とは言え、雇い主からのポーションのサポートを受け、敵を撃破。中々の歯ごたえに満足する。

到着した村では突然出現した魔法の茨のために困っている。様子を見に行くと茨の精が出現。本来の住処をゴブリンに追い出されて、やむなくここに居着いたらしい。ゴブリンの退治を約束して安心させ、ゴブリンに封印された魔法の樹を解放するための宝珠を受け取った。そして意気揚々とゴブリン退治に向かう。

道の途中に横転した馬車がある。慎重に進むが待ち伏せしていたゴブリン達に気づかず奇襲を受ける。弓兵の斉射、ゴブリンの呪い師の移動阻止&盲目の呪い、兵士の突撃&包囲等やりたい放題で投了。対策を立てて再チャレンジ。待ち伏せに気付くには知覚難易度25が必要だが、PCの最大知覚はローグの5なので20を出さなくてはならない。奇襲ラウンドの斉射で1人が瀕死になることが確実なので、囮として一人を先行させることにする。囮役にパラディンが行くかローグとするかで揉めたが、回復役をより多く確保するためローグに死んで貰うことにする。一縷の望みをかけて、後ろから知覚の援助をするが、援助できたのはウィザードだけ。エラッタ適用のため修正値は±0で、当然失敗。奇襲ラウンドは思惑通りローグが瀕死。呪い師はこちらを目視するため移動、兵士も隠れ場所から前進。続く標準ラウンド、PCのイニシアチブは割合良い結果となり、ウォーロードとパラディンがくさびを打つことに成功。ウィザードはフレーミング・スフィアで弓兵を焼き払い、自身は安全な位置にポジショニング。パラディン、ウォーロード、ローグの3人で敵のゴブリン兵士4体&指揮官1体と足を止めての殴り合い。集中攻撃でウォーロードが沈むも、敵を撃破。残念ながらウォーロードはそのままお亡くなりになる。戦闘終了後、馬車の下からエラドリンが姿を現す。

彼は封印された聖なる樹を解放しようとここまで来たが、ゴブリン共に襲撃されて仲間は全滅し、一人だけ馬車の下に隠れていたそうだ。看破テストに失敗した我々は、死亡したウォーロードを村に運ぶ必要があるので一緒に来るよう誘う。聖なる樹の封印を解く方法が茨の精の話と違うため、確実を期すために彼女と打ち合わせをしようと提案する。素直に付いてくるので、彼に対して勘ぐり過ぎかと思ったら、茨の精がいきなりエラドリンを攻撃。フェイスッテプやら何やらを使って一目散に逃げ去るエラドリン。やはり悪人だったかと苦笑い。それにしても何を企んでいたのかはさっぱり分からない。村の酒場で新たなウォーロードをスカウトして出発。

そして場面は最終決戦。先ほどのエラドリン一人が聖なる樹の所で待ち構えている。他にも待ち伏せが居るのは間違いないが、発見できないので気にせずエラドリンに突撃。と、思ったが足場が悪い上にイニシアチブを取られる。それでもエラドリンを集中攻撃すると、奴は謎の小像を起動してティアマトの影を呼び出し喰われた。ここでDMからのルール説明。ティアマトの影は敵味方に関わらず、後5人の魂を喰らうとこの世に実体として出現するらしい。敵の数は4体、我々も4人。しかしパラディンとローグはティアマトの影に隣接。10発10点程度のブレスが1ラウンド3発。ティアマトにとどめを刺されたら魂を喰われてしまう。逆に言えば、PCがとどめを刺せば大丈夫。パラディンとローグは喰われた。敵2体も喰われた。ここで、敵2体を倒し、なおかつ残り2人は逃げ切らなくてはならない。敵は倒した。しかし次のブレスで一人は瀕死になる。生き残った一人が瀕死のPCにとどめを刺して逃げ切ればティアマトの実体化は阻止できる。だがここで倒れると思われたウィザードが奇跡的に生き残る。ウォーロードとウィザードが逃走に成功し、生け贄が足りなかったティアマトは恨みの声を上げつつ元の闇に消えた。

・・・しかしDM。シナリオを見るとティアマトの影のブレスは1Rに1回だけと書いてあるじゃないか・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雷鳴山の迷宮 -2

2010年06月06日 | 雷鳴山の迷宮
気を取り直して千眼堂へ向かう。今回は邪魔されず無事に到着。尚、前回ワンダリングで見つけた9Lvアイテムは300lbの運搬能力を持つ黒檀蠅ということになり、敵からはぎ取った武器、防具の運搬が非常に楽になった。千眼堂入り口は正面大扉の他に15ftのバルコニーに面した扉がある。正面大扉の向こう側からはゴブリン語の会話が聞こえている。まだ気づかれていないようだが、不用意に戦闘を行うと正面扉から出てくる敵と、バルコニーに陣取る砲撃役に挟まれることになるだろう。とは言え、4thでは敵の戦闘行動は明確にされていることが多いので、駄目なときは何をやっても同じだろうと割り切り、ゴブリン語で「扉を開けろ」とはったりを仕掛けてみたらチャレンジモードに移行した。これには少し感動した。

千眼堂の敵はワンダリングの甲殻を持つ肉食爬虫類に比べると、かなり楽勝。入り口のゴブリン、ホブゴブリンを片付け、次にメインホールらしい入口は避けて、左の小部屋に居たドゥエルガル2体を撃破。奥の通路からはブラッドリー・バース首領のグランドが顔を覗かせたが、撤退を指示してメインホールの方へ引いていった。小休憩をしつつ調子に乗ってグランドが出てきた部屋を捜索。宝箱を発見し(付属マップに宝箱のシルエットがあった)、早速開けようとすると、シークレットドアからグランドがウィザードを連れて奇襲をかけてきた。念のためドワーフ・ファイターを護衛として連れてきていたが、部屋の外で見張りをしていたため、部屋の中にはヒューマン・ローグが一人だけ。奇襲ラウンドにウィザードのパワーで転倒、グランドの突撃でいきなり重傷。通常ラウンドのイニシアチブロールで負けるたら恐らく瀕死にさせられる。しかしここは順当にイニシアチブトップになる。ローグの移動攻撃能力とアクションポイント、底力&パリィ・ガントレットの力で体勢を立て直すと、所詮はホブゴブ、ウィザードはウザイが負ける気がしない。ダイア・ウルフの姿も見えるが、狭い通路での戦闘だったため奥でうろうろ。一体ずつ始末して、戦闘終了。グランドとゴブリン2体を捕虜にして尋問タイム。

一足違いで、拉致した村人は七柱の大広間にあるドゥエルガルの交易所、マーケルモール・グリマザールに売られてしまった。几帳面にも領収書が残っている。昨日のうちに千眼堂に到達していれば、人身売買を阻止できたかもしれない(まあ、シナリオ的にいつ到着しても一日違いなんだろうけど)。ここで村人をどうやって救出するかの議論になった。村人の売買代金は丸々残っているので、捕虜にしたゴブリンを利息として加えてマーケルモール・グリマザールに取引を持ちかければ良いのでは?Lv4兵士役のホブゴブとLv3砲撃役のゴブリン2体なら、Lv無し村人10人分ぐらいになるのでは・・・。しかしこれがうまくいっても、村人救出の礼金をせしめるためのマッチポンプだったという結論になってしまう。それなら、七柱の大広間の徴税人、オーガのブラッグにこの取引のことを伝え、交易所に怒鳴り込むよう焚き付けて、その騒ぎの隙に交易所に侵入するのはどうか? 結論は出ない。ひとまず、大広間に戻り交易所を偵察してみようと言うことになった。それと千眼堂にいたドゥエルガルは何か情報を持っていそうだったので、死体を持ち帰りどこかでスピーク・ウィズ・デッドの儀式をしてみようと言うことになった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする