無法者頭と特別な乗騎

バイクとTRPGの記録

失われた王冠を求めて -2

2011年03月20日 | 失われた王冠を求めて
ここの地下は元々のアシュルタの墳墓にクルーシクが掘り抜いた巣穴が重合している構造だが、ひとまずはクルーシク退治を優先させた。クルーシク自体はさほど難儀しないが、墳墓に仕掛けられた罠に悩まされつつも順調に前進。ついにクルーシク・クィーンへと辿り着いた。もしクィーンに人間並みの戦術理解があったら大変なことになっていた。何故ならクィーンには仲間が与えるダメージを増幅するオーラがあり、またクルーシクが持っているオーラ、すなわち隣接するだけでダメージを与えるオーラの効果を勘案すると、一体の敵に集中して各個撃破を狙われると防御役でも1Rで倒されてしまう。しかしそこは只の蟲。ばらばらに喰らい付きやすい対象に向かう。そうなるとクレリックの抵抗5を与える能力で、ほとんどのダメージを防ぎきる。無事クルーシク退治を終了。しかし雇い主には終了を告げず、引き続きアシュルタの墳墓を探索する
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失われた王冠を求めて -1

2011年03月06日 | 失われた王冠を求めて
俺の本業は所謂運送業だ。移動のドラゴンマークを帯びて生まれたおかげで、オリエン氏族の末端に列している。そのおかげで商売の方も順調で、両親には感謝している。俺の名はオジマンディアス、ヒューマン=バトルマインド=漢だ。ついでに仲間達を紹介しよう。話してみると良い奴だが、種族の違いにより何を考えているのか分からないドラゴンボーン=ソーサラー/バーバリアンのバラザール。調べ物が得意で勘の鋭いハーフエルフ=シーカーのジャーナ・イーヨ。そして平和主義のカラシュター=クレリックのガーメレク。もう一人いるのだが奴については次の機会にしよう。

一仕事終えて古巣のシャーンに戻った俺たちは次の仕事まで間があるので、アルバイトをして暇を潰すことにした。酒場の掲示板には様々な依頼が張り出されていたが、町の地下に発生したモンスター退治の依頼に目をとめた。依頼人は地下で採鉱を行っている業者だ。話を聞きに行くと職長を名乗るゲイっぽく綺麗に髭を剃ったドワーフとそれとは対照的にボサボサの頭をしたホブゴブリンが対応に出てきた。ドワーフの名はモルリック、ホブゴブはオラーキ司祭と名乗った。

話によると採鉱している洞窟内にクルーシクという怪物が出没して、作業に支障をきたしているらしい。作業員の何人かも犠牲になっている。怪物は洞窟の壁を這い進み、宙を飛び酸を吐いてくるらしい。今日にでも向かってくれと言われたが、準備があるので明日取りかかると返答した。会話好きなバラザールが交渉したおかげで、100gpの報酬が150gpになった。

メンバーが銘々伝手を頼ってクルーシクに関する情報を求めた。俺には成果がなかったが、何時ものようにジャーナが色々話を仕入れてきた。採鉱業者に裏がないかまで、しっかり調査してきたらしい。またモルグレイヴ大学のクルーシクの大家からも情報を仕入れており、それによるとクルーシクは突変異体が多く、様々な特殊能力を持つ個体がいる可能性があるらしい。とりえあず、酸を吐くとのことからポーション・オブ・レジスタンス(酸)を準備して明日に備えた。

抗夫が描いた地図を頼りにクルーシクが目撃された方へと向かうと、古い墳墓に突き当たった。そこにはゴブリン族がよく使うブラック・アローが散らばっている。どうやらここにやってきたゴブリンの一団がクルーシクと戦ったようだ。そして敗れたゴブリンは怪物達に連れ去られたらしい。その時、周囲から何かが這うような音が聞こえてきた。

盾となるべく先頭に立つが、四方から次から次へとクルーシクが現れるため戦場が混乱する。雑魚っぽい個体から順次撃破するが、数が多くきつい戦闘となる。時間はかかったが、襲いかかってきたクルーシクを全て撃退した。引き続き部屋を探索すると、ゴブリン達のバックパックを見つけた。中にはポーション・オブ・ヒーリング1本、ダーグーン時代の古い金貨が11枚、手形模様が描かれた羊皮紙の切れ端、それと日記が入っていた。日記はゴブリン探索隊の記録だった。それによるとここはゴブリンの英雄、アシュルタの墳墓で、彼らは英雄の剣を求めてやってきたらしい。彼らは扉の鍵を持っているらしかったが、残念ながらバックパックの中には無かった。連れ去られたゴブリンが持っているのだろう。

部屋には大きな扉があるが、日記に記載された鍵が必要らしく開かない。部屋の中央には英雄アシュルタが生涯に倒した雑魚の頭蓋骨が積み上げられており、その頂にぼろぼろになった戦旗が突き刺さっている。それからは魔力が感じられたので引き抜いて調べてみるとバトル・スタンダード・オブ・マイトだったので、有り難く頂くことにした。

ゴブリンが持っていると思われる鍵を求めて、クルーシクの掘った狭い穴を進むと神殿のような部屋に出た。もしかすると既に鍵は不要なのかもしれない。その部屋の中央の床にはルーンの描かれたタイルが敷かれ、壁の中央に大きな悪魔の像が鎮座している。そして部屋全体から魔力を感じる。悪魔像の両眼は妖しく光る宝石になっている。宝石を取るため俺は像によじ登る。何か起こることを恐れ、仲間達は通路から覗いている。首尾良く宝石を手に取ると、部屋のあちこちにインプや炎の精霊と炎の雑魚精霊が出現した。そして俺に殺到してくる。台の上で身動きの出来ない俺は少しだけ危機を感じたが、平和主義者のクレリックの回復能力もあり悪魔共を問題なく片付けた。一番のピンチは先ほど拾った戦旗をインプに持ち去られそうだったことだ。

今日の所はここまでにして洞窟を後にした。
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