無法者頭と特別な乗騎

バイクとTRPGの記録

魂を喰らう墓 -1(ネタばれ注意)

2019年01月27日 | 魂を喰らう墓
DAY1:ハンマー月13日
チャルトの玄関口であるナイアンザル港は誰もが思い描く南国そのものだ。暑くて、カラフルで騒がしい。シンドラは俺たちをこの地の協力者である商人王ワタンガ・オータムの邸宅に案内する。ワタンガはこの地を取り仕切る7人の商人王の一人で、シンドラの古い友人だと言う。友情から彼に協力しているとのことだが、この商人王の取り扱う商品は魔法の道具であり、シンドラが魔法使いであるというのは偶然ではないだろう。
ワタンガはあるウィザードの手記を取り出す。この人物は既に亡くなっているが、手記によるとチャルト各地を探索したが、その旅の相棒であるシールドガーディアンを復讐の宿営地の近くに残したままにしたらしい。このゴーレムからソウルモンガーの所在地の情報を得ることが出来るかもしれない。当面の目標はシールドガーディアンの発見と定め、オータム宅を出てシンドラと別れた。
ここには非常に活気のある雷蜥蜴亭と落ち着いた雰囲気のカヤの憩い亭という2件の宿屋があるらしい。今夜はチャルトの最初の晩であり、今後の冒険の成功を祈り景気良く宴会が出来そうな雷蜥蜴亭に宿泊することにした。

DAY2:ハンマー月14日
ジャングル探索の案内人を探す。商人王ジョボールが案内人の元締めらしいが、斡旋所のような場所はないようだ。あちこちの宿の張り紙を集めて比較する。どうやら価格は統制されているようで、判で押したように5gp/日と書いてある。価格統制に従わない案内人もいるが、面倒ごとに巻き込まれる可能性があるので選択外とする。多くの案内人が30日分一括払いしか認めていないが、日払いを認める数人の中から白子のドワーフであるムシャーリブを選んだ。まあ、他のはろくでなしの匂いがプンプンしているのであまり選択肢がない。
案内人を探している最中にトームの司祭、ハーフオークのアンドリル・シルバーダストに出会った。彼女は復讐の宿営地まで手紙を届けるため、護衛または案内人となる同行人を探していた。これこそ冒険者の仕事だ。というわけで、案内人への支払いと食料等の準備資金はアンドリルにお願いし、出発の準備を行う。

DAY3:ハンマー月15日
案内人のムシャーリブと依頼人のアンドリルと共にカヌーでソシエンスター川を南へと遡上する。夕方、遡上を中断し、岸辺で野営の準備をしていると多数のスタージが襲ってきた。始終たかってくる小さな羽虫やヒル、毒虫に比べれば叩き潰せるだけ楽だし、ストレス発散にもなる。

DAY5:ハンマー月17日
暑い。森の中から誰か、あるいは何かが俺らを監視している。退屈だ。

DAY10:ハンマー月22日
2か月前アンデッドの群れに襲われ壊滅した、正義の宿営地に到着した。



ここにはワニの家と呼ばれる遺跡がある。ワニを背負ったヒューマンの強大な像の足元には遺跡への入り口があり、そこにはクモの巣が厚く覆っており、中を見ることは出来ない。
ワニの家の中は罠だらけだ。光る床を突破し、扉を開けようとするが失敗し俺は吹き飛ばされた。フェザーフォールの呪文で正しい床の上に着地してそれ以上のダメージを受けることはなかったが、続いて挑戦したノンゴブはそれほど幸運ではなかった(とは言え、気絶はしたが死んではいない)。
外へ出ると大地を揺らすほど何か大きなものが近づく足音が聞こえてきた。恐竜だ!急いでカヌーに乗り川の上に逃れた。
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魂を喰らう墓 -0(ネタばれ注意)

2019年01月13日 | 魂を喰らう墓
DAY1:ハンマー月13日
ファイターのノンゴブ、モンクのロサ・フェティダ、ウィザードのキング・ブラッドレイ、そして俺、バードのキルシャ・ダニーロフの四人は所謂冒険者と言うやつだ。それも人に自慢できるような実績があるでもない、二束三文の駆け出しだ。巷では死の呪いとやらが噂になっている。かつて死から甦ったことのある奴らが、逃れたはずの死の咢に再び捕らえられ、今度こそ本当に死んでしまうという。偉い司祭も学のある魔術師も、誰にも原因は分からない。まあ俺らには関係ない、冒険という名のゴミ掃除に励む毎日だったが、それが今日終わりを迎えた。
別に仲間が死んだとか、俺が膝に傷を負ったとかでは無い。元冒険者で今は商人をしているシンドラ・シルヴェイン招かれたことが発端だ。そのご立派な屋敷には銀の仮面をつけた人物が待っていた。彼は死の呪いに囚われているのだが、この呪いはソウルモンガーと呼ばれるアーティファクトが発生源であり、それはチャルトと呼ばれる南の地にあるそうだ。チャルトには火の山があり大密林があり、失われた諸王国の廃墟があまたあると言われている。



俺らのような下っ端の冒険者にも声をかけるほど切羽詰まっているのだろう。支度金を払い、チャルトまでテレポートで連れて行ってくれるという気前の良い申し出を断る理由はない。チャルトで一山当てて、あわよくばソウルモンガーとやらを見つければ、勝ち組冒険者として一丁上がりだ。
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ファンデルヴァーの失われた鉱山-4 (ネタばれ注意)

2019年01月13日 | ファンデルヴァーの失われた鉱山
引き続き赤印組の隠れ家を探索する。残るはバグベアの部屋と赤印組首領 ガラス杖の部屋だけだ。メインディッシュは最後に残して、バグベアの制圧に向かう。部屋の前でフォーメーションを組み、扉を開ける。先ほどと同じように敵が勝手に赤印組のものと勘違いする。
「なんだテメエら」
「ガラス杖が呼んでるぞ」
「メンドクセーなー」
と言いつつ、クロスファイアポイントにまんまと踏み込んでくるところで全力攻撃。



降伏したバグベアを簀巻きにして部屋に転がす。そしてガラス杖へと向かう。
扉を開けるとそこは錬金術師の実験室だった。机の上からネズミがこちらの様子を伺っている。ゆっくりと奥の扉に近づき、扉越しに聞き耳をたてるが物音は聞こえない。扉を開け、次の部屋を確認する。書斎のようだ。机の上には書き物が乱雑に散らばっている。部屋の奥には半分開け放された隠し扉がある。ガラス杖は一足先に逃げたのか? 急いで後を追うと、隠し扉の先はナシックの洞窟につながっていた。

赤印組のマントを纏っていたが、ナシックは攻撃をしてきた。命令が変更されたようだ。洞窟を通るのをやめて、未踏の部屋を探索することにする。納骨堂では起き上がったスケルトンを倒し、その奥の部屋で殺された木彫り職人の行方不明の妻と子供たちを保護した。そのまま入口へと向かい、救出した女性と子供を外へ逃がした。

冒険者たちもそのまま町へと帰還するつもりだったが、回避したナシックのことが気にかかる。あの怪物が野放しとなれば、そのうち町で殺戮を繰り広げる可能性が高い。ここで滅ぼしておかなければならないと覚悟を決めてナシックの住処へ向かう。作戦としてはとにかく突進して先手必勝で腐敗の視線を受ける前に倒すしかない。



イアドスが気絶するも、作戦通りナシックを倒した。
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