無法者頭と特別な乗騎

バイクとTRPGの記録

恐怖の墓所 -62

2018年05月20日 | 恐怖の墓所
(PC Lv26 オンセ)

サー・エバレントに止めの一撃を振るった瞬間、宙に満ちる魔力が彼の体内に殺到した。次の瞬間、彼の身体は四散し血煙が周囲を満たす。視界が元に戻ったとき、無傷のサー・エバレントがそこに立っていた。

チューリングが叫んだ。「ここでは奴は無敵だ。一度撤退して、何か手立てを講じなければ」

不気味な森で入手した鞘は非常に強い力を有していた。おそらくジョーラム王のダークソードの鞘なのだろう。それが何故死の力かは分からない。しかし、サー・エバレントを倒す役には立ちそうだ。そのような訳で、先ずはダークソードを見つけることにした。

あり得そうな場所は居館の王の間、宝物庫、主塔の武器庫と天守閣だ。それと井戸の底には横道があるのを見つけた。そこで冒険者は怪しげな井戸の横道を調べることにした。


【遭遇3】井戸の底【遭遇レベル24】
横道は人が一人通れる程度の人工の隧道がしばらく続いたのち、広い地下道へと変わった。この通路は自然にできたものでは無い。巨大な生物が掘り抜いたものに違いない。

Lv24 単独・兵士役 年経たパープルワーム x1

パープルワームは冒険者を喰らうのを諦め、逃げ出した。冒険者たちも深追いせず先を確認するに止めた。結局、通路は城の外に通じていた。冒険者は引き返し、城の探索を続ける。

次に彼らは主塔の天守閣を目指した。天守閣には巨大な黒い剣が天守閣の主柱であるかのように起立している。冒険者が近づくと剣がうなりだし周囲の景色が一変する。

【遭遇4】追放された刃【遭遇レベル28】
この空間には何もない。遥か彼方まで続く白い空間。天も地も無く空っぽだ。いや正確に言うと、空中に浮かぶ★不細工な刀身★とその両脇に立つ2体の巨大な彫像以外に何もない。冒険者たちが近づくと、刀身は10個に分裂し、巨大な彫像と共に襲い掛かってきた。

Lv29 精鋭・暴れ役 ゴッドフォージド・コロッサス x2
Lv28 雑魚 無数の刀身 x10

どうやらゴッドフォージド・コロッサスは刃が分裂を繰り返した後、再度合体して生まれたようだ。無数の刀身を破壊することは容易だが、本体を破壊することは出来ない。しかも本体の攻撃が命中すると即死する恐れがある。敵を倒すのではなく、本体の刃の動きを止める必要がある。マッシュがドワーフの頑健を頼りに刃をつかみ、動きを止めたところでチューリングが刀身を観察し、拘束するための術を構築する。そして術式を超高速発動し刀身を一時的に無力化した。

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恐怖の墓所 -61

2018年05月06日 | 恐怖の墓所
(PC Lv26 オンセ)

ポータルを抜けた先こそエベロンの中心であると確信できた。空には凝縮した魔力が渦巻き、ドラゴンマークは熱を帯びて痛いほど脈打っている。視界の先には見慣れない植物の農地が広がり、その先に小規模な集落が見える。その背後にはシールドランドの王城によく似た城がそびえている。



集落に向かう途中、畑で働く一人の農夫を目にする。彼は巨大な鎌を振るい作物を刈り取ろうとしているのだが、なまくらな刃のせいか植物を右に左に撫でるだけでさっぱり作業が進んでいない。
「ここに人がやって来るなど驚きだ。私はジョン。ただの農夫だ。あなたたちは何者だ?どうやって、やってきた。」
「先ほど言った通り、私は農夫だ。農夫は畑を耕す。つまり畑がある場所に私は居る。それだけだ。」
「あれはジョーラムの王城だ。王城なので王がいる。それがジョーラムなのだろう。」
「何度も言うように、私は作物のことしか知らんただの農夫だ。とは言え、ここの作物は私の知っているものとはかなり違うので、見ての通り何の収穫も無いがな。村にはこの土地や城のことに詳しい奴が居るだろう。知りたければ、その者らに聞くのが良いだろう。」

村には酒場を併設した商店が1件だけある。食事と酒、日常品であればここで入手できる。数人の村人が昼間からここで飲んだくれているが、多くの村人は昼間は農作業に出て日が暮れるとここに集まってくる。彼らは至って普通の人々と言える。風変わりな世界に暮らしているという一点を除けば。しかし彼らにとってはこれが普通であって、何ら疑念を抱いていないようだ。そのため、この世界のことを聞いても有益な回答を得ることは出来なかった。しつこく問いを繰り返すと彼らの態度が豹変し、平穏な表情の下に潜む恐ろしいものが出てこようとする。冒険者たちはこれ以上の詮索は危険と判断し城へと向かった。



城門の跳ね上げ戸は落とされているが、側塔と城門では兵士が油断なく見張っている。城に入ろうとすると兵士たちに制止されるが、スィーリアの血筋とチューリングの難解な無駄話で兵士をけむに巻き城門を通過した。

-----礼拝堂-----
ここは礼拝堂であるのに信仰の気配がまるでない。祭壇の中央には巨大な黒い剣が安置されている。この剣がどのような神を表すのかは分からないが、死にまつわるものであることは間違いない。冒険者が近づくと剣がうなりだし周囲の風景が一変する。
気が付くと奇怪な森の中にいる。不自然なほど肉感的で艶やかな樹木は大きな袋状の花弁を有しており、食虫植物であることが窺える。また足元を這うツタは君たちの足を掬おうとうごめき、無数の虫は悪意を持ってまとわり、噛みついてくる。

【遭遇1】不気味な森【遭遇レベル26】

Lv27 制御役(指揮)ミスト・ハグ x1
Lv25 奇襲役 食虫植物 x2
Lv25 雑魚 つる植物

ミスト・ハグを殺さず気絶させ捕らえた。原始パワーつながりでマッシュと意気投合したハグは絡み合うツタの中に隠された★飾り気のない鞘★を教え、冒険者に譲る。それを手にすると恐ろしいほどの死の力が流れ込んでくる.そのうち、森の景色が溶けて消え去り、礼拝堂に戻ったことに気付く。


-----居館-----
城の兵士や召使からジョーラム王が不在という話を聞いた。現在はサー・エバレントが城の管理をしている。彼がいるという居館へ向かい、面会を求めた。最初は穏やかな会話が進んだが、話がジョーラム王やエベロン等の核心にまつわる事柄に進むと、態度が豹変し戦いとなった。

【遭遇2】サー・エバレント【遭遇レベル28】

Lv28 精鋭・兵士役(指揮) サー・エバレント(エクラヴドラ)x1
Lv26 兵士役 城の兵士(ドラゴンボーンの勇者) x6



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