無法者頭と特別な乗騎

バイクとTRPGの記録

魂を喰らう墓 -2(ネタばれ注意)

2019年02月10日 | 魂を喰らう墓
DAY11:ハンマー月23日
翌日、再度遺跡にやって来ると先客がいた。ゴブリンだ。奴らにあの罠を回避出来るとは思わないが、万一宝を持って出てきたら、それを横取り。あきらめて去るならそれも良しと言うことで、隠れて待ち受けようとした。しかし思った以上に早く諦めて出てきたため、鉢合わせする事になった。
敵の数は多かったが、捕虜一人を残してサクッと片付けた。尋問をするが大した情報は持っていないので、縛り上げて放置する。
遺跡に再挑戦する前に、メイジハンドで光る罠がどのように動作するかを確認した。扉を開けるには二人で肩車をするか、あるいは二人で同時に扉の光っている部分を押す必要があると結論付けた。問題は誰が挑戦するかだが、体力のあるノンゴブと捕虜にしたゴブリンにやらせることにした。俺はゴブリンをその気にさせるため、もてる弁舌の限りを尽くした。ゴブリンを肩車したノンゴブは、恐る恐る同時に扉に手をかける。罠は発動しないようだ。そのまま扉を押し開ける。
扉の10ft先は天井の高い部屋になっていた。部屋の中央には天井近くまで伸びる柱があり、それに巻き付くように階段が上へと伸びている。柱の天辺には瓶が置かれている。ディテクト・マジックで見ると、天上と瓶、それに階段の4か所に反応がある。魔力を帯びた階段部分の反応を見るためメイジハンドで触ってみた。そのとたん強烈な電撃が炸裂した。俺は素早く飛び退き威力を半減させたが、隣にいたキングはまともに喰らい死んでしまった。
これ以上の探索は無理と判断し、復讐の宿営地へ進むことにした。その途中、ムシャーリブは宿営地から40マイル南西にあるムバーラという遺跡に住む魔女のことを話してくれた。骨の王に仕えるその魔女は生前の記憶を保ったゾンビを作成することできるらしい。死の呪いが広がった現在では、キングを復活させるにはそれしか方法が無さそうだ。アンドリルにジェントル・リポウズをかけてもらい、ムバーラを目指すことに決めた。

DAY13:ハンマー月25日
復讐の宿営地はアンデッドを滅ぼす誓いを立てた騎士たちが集う場所だ。ここは村などではなく、完全に軍事上の宿営地であり、正義の宿営地での反省を生かし周囲には堀と丸太の囲いを巡らせてある。ここの司令官はナイルズ・ブレイクボーン団長と言い、我々も彼らの戦いに参加するよう熱心に言い募る。しかしキングを復活させるための探索が、我々に課せられた義務だということを説明し、アンドリルもその意見を後押ししてくれたおかげで、彼の聖戦に巻き込まれずに済んだ。
ムバーラに向かうにあたり、ムシャーリブをどうするかを我々は話し合った。ここ数日の様子を見る限りチャルト出身のノンゴブと比べそれほど違いはなく、高い賃金を払う価値はないと判断し、彼とはここで別れることにした。宿営地にいる人間に付近の様子を聞いて回っているとキングによく似た人物を見つけた。話しかけてみると、彼はキングの従兄弟でエンペラー・ブラッドレイと名乗った。彼も冒険を求めてここにたどり着いたという。この偶然には驚いたが、ブラッドレイ一族の命名センスにはもっと驚いた。幸いにも彼もキングと同じウィザードであり、キング復活に力を貸したいと申し出てくれた。

DYA14:ハンマー月26日
アンドリルは分かれの贈り物として再度キングにジェントルリポウズかけてくれた。エンペラーが出現させたフライングディスクにキングと旅の荷物を載せて宿営地を出発した。ノンゴブの案内で順調に旅は進んだ。野営中、蛙人間のグラング9体の夜襲を受けた。この攻撃でキルシャとロシャが気絶しピンチに陥ったが、アンキロサウルス・ゾンビの乱入で最後に残った頭領を含むクラング2体が撤退。アンキロサウルス・ゾンビもこちらには関心を払わず、ただ通り過ぎただけだったので生き延びた。



今更だが、ヒーリング・ワードは素早く発動出来る低回復の呪文だとばかり思っていたが、キュア・ウーンズと違い射程があることが利点だと気が付いた。生き延びてチャンスがあれば次はヒーリング・ワードを習得しようと心に誓った。
コメント
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