無法者頭と特別な乗騎

バイクとTRPGの記録

恐怖の墓所 -7

2014年01月05日 | 恐怖の墓所
(PC Lv8)

事態は概ね順調に推移している。緑牙森林の戦いは均衡し、開拓地に対する牙一族の襲撃は激減した。シールドランドの動向が気になるが、何か動きがあれば、現地のペイロア司祭バーナンが知らせてくれるようになっている。また、ピラルクとサザンクロスがシールドランドに対抗するための同盟を組むとの噂もある。今の所、ピピンから贈られた食糧が底をつきそうだと言うのが、唯一の悪い知らせだ。

満ち足りた夕べに、その知らせはもたらされた。隣村で行き倒れのピクシーが村人に保護された。彼は息絶え絶えになりながら、薄汚れた小袋を取り出し誰かにに届けてほしいと言った。この辺りではピクシーは珍しく、彼の言葉が理解できなかった村人は、唯一知っているピクシーであるミエリッタに届けにきたのだ。

ミエリットが袋を開けると、中には彼がフェアリーの宮廷から追放される原因となったお菓子の欠片が入っていた。ミエリットは重大な何かの知らせと考え、行き倒れのピクシーに会いに行くことにした。目的の村の近くで、怒り狂った村人がミエリットに襲いかかってきた。落ち着かせて話を聞くと、助けてやったピクシーが恩を仇で返したと言う。彼の娘がそのピクシーに誘惑され、既に約束されていた婚約を解消するハメになったらしい。見ていない事を話すと、彼は別の方角へと探しに行った。村人が姿を消すと噂のピクシーが姿を現す。

「やあミエリット、探したよ。僕の大冒険が聞きたいよね? 」彼の名はユニスンスン。彼の話は些末な詳細ばかりで、本筋が全く見えない。どうにか解読したところでは、フェアリーの女王様の命によりミエリットを連れ戻しにこの世界に来たことのようだ。いい加減飽きてきて話を遮ろうとすると、古びた指輪を取り出す。それには旧ピラルク王国の印章が刻まれている。相変わらず彼の話は要領を得ないが、これを近くの洞窟で見つけたらしい。そしてその洞窟は地下深くまで続いており、その先にあるポータルを抜けて彼はこの世界に来たのだ。

【遭遇1】追跡者【遭遇レベル8】
サファグンは彼らの王国に突然現れた者の情報を得るため、遠路はるばる地上までやって来た。そして彼らの王国秘密を守るために。

Lv8 砲撃役 サフアグンの司祭 x1
Lv6 兵士役 サフアグンの襲撃兵 x4
Lv8 ネルドラズゥ x1

サフアグンに交渉は通じず、何故ここまで執念深く追跡してきたかは分からず仕舞いだった。だがピクシーが関わっていることから、自ずと理由は知れるというものだ。

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【遭遇2】過去からの伝言【遭遇レベル8】
案内役としては非常に頼りないユニスンスンに導かれ、地下を数日彷徨ったあげくこの広い地下空洞に辿り着いた。彼は得意げに声を上げる。
「ここであの古い指輪を見つけたんだ!」
それと同時に周囲の雰囲気が一変し、洞窟内に幻影が投影される。そこではヒューマンの貴人とその臣下のドワーフが言い争っている。チューリングは貴人の指に例の指輪が嵌っていることを見て取った。ドワーフはPCがやって来た方向を指さし、ヒューマンは洞窟の奥を指さしている。ドワーフの目が狂気を帯び、目にも留まらぬ早業で貴人とその近習を全て切り倒した。そして自らの手を信じられないというような眼差しで見つめると、頭を掻き毟り、狂ったように洞窟の奥へと走り出す。彼の姿が見えなくなると同時に幻影は消え、目の前でアンデッド・クリーチャーが身を起こした。

Lv8 精鋭・砲撃役(指揮) ダイアガードの”死をもたらす者”x1
Lv9 兵士役 バトル・ワイト x2
Lv6 暴れ役 ガスト x1

全てのアンデッドが滅ぼされると貴人の幻影が再び現れ、PCに例を述べる。
「ありがとう勇者達よ。私はピラルク王スティープルトン。私は自身の心を取り戻すことが出来た。地上はどのようになったのだろう。私は我が民をヴォーデスの侵略から護ることが出来なかった。もし我が忠信であるロックマインドに出会うことがあれば伝えて欲しい。私はお前を恨んでいない。お前はヴォーデスに操られていたに過ぎないのだからと。そして君達にはこれを贈ろう」
幻影が消えると、王の遺骸の上にとても古いロッドが乗っている。チューリングが詳しく調べると、そのトールハンマーを構成する魔道装置に刻まれているルーンに良く似たものが描かれていることをが分かった。

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【遭遇3】地底の都市(裏口)【遭遇レベル10】
広大な地下空洞に暗く湿った地下都市が築かれている。ここはサフアグンの都市だ。しかしそれ以外にも彼らの奴隷やアンダーグラウンドに住まうクリーチャーが多数住み着いているようだ。驚くべき事に地上のクリーチャーさえも見かける。PCらが来た道とは別の広い洞窟に通じている正門は比較的自由に往来できるようだが、彼らの前に見える門は異なるようだ。門の前に立つ、翼を持つ嫌らしい青色の膚のクリーチャーはPCを見て舌なめずりしている。奴はPCを食料と見ているのは間違いない。

Lv10 単独・遊撃役 バーバラング x1

激しい戦闘に関わらず、様子を窺に来る住民は皆無だった。門番を倒したPCはそっと街へと入り込んだ。


コメント
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