無法者頭と特別な乗騎

バイクとTRPGの記録

恐怖の墓所 -2

2013年10月12日 | 恐怖の墓所
(PC Lv5)

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【遭遇4】きらきら光るもの【遭遇レベル7】
案内役のワイルド・エルフ 鼻利きのムベラが指し示した藪には古びた武具や何か光るものが散らばっている。
「気を付けろ。うかつに手を出すと君らも同じ目に会うぞ」

L7 兵士役 グリーンヴァイス・ヴァイン x2
L5 制御役 ヴァイン・ホラー x2
L4 兵士役 ブラッドソーン・ヴァイン x2

以前の犠牲者が残したお宝を入手した。

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エルフの里を目指す途中、森の無法者が集まる立ち枯れの村に寄った。ここではワイルド・エルフだけでなくコボルドやゴブリン、ドワーフにヒューマンまでが集まって、綱渡りにも似た緊張感の中で共存している。集落は毒性のある沼地の中州に位置しており、出入り口となる道は1本しかない。外部の者は森の中でしか見られない貴重な薬草を目当てにしており、森に住む者は鉄や貴金属と交換している。

PCが集落で唯一の宿屋兼酒場で寛いでいると、この場所にそぐわない衣装を身につけたヒューマンが兵士4人を引き連れてやってくる。そのまま酒場の中央まで進み大声で演説を始める。

「私はシールド・ランド国王直々に大使を命じられたアエリス・ハドリーだ。我が国は牙大王との親睦を求めている。私を牙大王の元まで案内する者には相応の褒美を与えよう。誰かこの名誉ある役目に名乗り出る者はいないか」
酒場は一瞬静まり返った後、何事も無かったかのように元の喧噪を取り戻す。気をつけて観察していると、仲間内で何事か相談しているグループもあるが、アエリスに近づく者はいない。彼は暫く待ち構えているが、協力する意志を見せる者が居ないことに落胆すると酒場を後にするが、出口で振り返り、「我らは明朝出立するが、最後まで申し出のための門戸は開けておく」と言い添える。

ムベラは次のように言う。
「今この森は戦場だ。あそこの隅にいるエルフの一団は王族の近衛戦士団で特命を受けてここにいるはずだ。彼らの前であのようなことを言うのは絞首刑のロープに自ら首を突っ込むようなものだし、ここにいるコボルドやゴブリンからしたら鍵の無い金庫があることを宣言した間抜けに見えるだろう。ヒューマンやドワーフの奴らはこの戦いの結果よりも自分たちの商売が大事だから、どんな勢力からも中立でいることが肝要だし、エルフやゴブリン族にも裏切り者は山程いるから、何時寝首を掻かれるか分かったものじゃない」

翌朝PCは瀕死の重傷を負ったアエリスが、担架に乗せられて集落を後にする姿を見る。

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【遭遇5】裏切り【遭遇レベル7】
前方から戦闘の物音が聞こえる。近づくとエルフとコボルドが対峙している。エルフを率いるのはワイルド・エルフの族長の息子だ。しかしエルフの戦士達は族長の息子に刃を向ける。

L7 砲撃役(指揮) コボルドの戦司祭 x1
L4 兵士役(精鋭) コボルドの鼠使い x2
L3 砲撃役 コボルドの蟲使い x2
L6 雑魚 ワイルド・エルフの射手 x3
L6 雑魚 ワイルド・エルフの斥候 x3

「助太刀感謝する。私は偉大なるワイルド・エルフの頭領、力こぶのシャスターブの息子、石頭のユルーム。奪われた真の龍爪兜を取り戻すべくコボルドの砦を目指している。我が同胞の裏切りは不面目の極みではあるが、兜を失ったことで我らは分裂の危機に瀕している。私は兜奪還の誓いを立てて里を出立した。我が身一つでも誓いを果たす所存だが、諸君らの協力があれば事は容易に成し遂げられるだろう」
コメント
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