蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

夢幻流「外郎売」創作中♪

2016年03月19日 22時00分14秒 | 日記
サンクス・ギビング・デーで恒例となっている
夢幻版外郎売リレーは、昨年も基本的には好評だった。

が、私がホイッスルを吹くのを忘れてしまったこともあり
出来としては満足のいくものではなかった。

反省会でも外郎売の取り組み方について
色々な意見が出され、みんなで話し合った結果
「夢幻独自の外郎売」を作ろうということになった。

歌舞伎十八番の外郎売は
多くの演劇学校で滑舌練習教本として
使用されている。

夢幻では、滑舌だけではなく
声、台詞術、表現力も向上させるアイテムとして
以前からずっと使っているのだが
それを更に進化させて
この外郎売を稽古すると必然的に
演技も上達するという優れモノを
生み出そうじゃないかということに。

みんなの前向きさが嬉しい。

きっとこの夢幻流外郎売を創作していく中で
演技とは…表現とは…魅せるとは…など
色々な発見があるに違いない。

そんなわけで、毎週土曜日に少しずつ話し合いながら
システム化をしながら進めている。

遅々として進みが遅いが、ディスカッションの内容は
非常に充実しているし、毎回ディスカッションに入る前に
前回の振り返りをしているためが
団員への内容の定着率が上がっているように思う。

やりっぱなしは定着しないんだよね、やっぱり。

夢幻は、公演の度に反省会は行ってきたが
反省材料を上げるものの
改善に至らないことが多かった。

一番の原因は「忘却」

人間とは忘れっぽい生き物なのだ。

だから定着させるためには繰り返しが必要なのだが
大きな舞台は一年に1度か2度しかなく
そのためになかなか定着しなかったのではないかな。

まぁ…団員の入れ替わりもあるしね。

繰り返し振り返ることは大切なのだ―

と、外郎売の解体&再構築をしながら思う。

マジこの解体&構築作業が面白い。

みんなも案外楽しそう。

勿論、基礎訓練は継続してますよ~
時々感情表現チェックもしたり.。o○

みんな成長しているなぁ~

身体的にも精神的にも明らかに
昨年とは違うものがある。

このメンバーで舞台を創りたい―

と改めて思うようになりました(^^)