蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

人それぞれの癖

2016年03月10日 23時57分08秒 | 日記
今日は、合同公演の抜き稽古。

劇団員とオープンエア一般参加メンバーだけだが
稽古数が少ないので、夢幻の稽古場で
村上さんの演出からはずれないように注意しながら
抜き稽古を行った。

演出はあくまでも村上さんである。
私が余計な口出しをして役者が迷ったら意味がない。

村上さんが求めているであろうことを
役者が体現できるように助言していく。

一人ずつ皆違う人間で、一人ずつ受け取り方も異なる。

だから一人ずつ異なる助言が必要なのだ…

当然のことながら、改めて痛感した。

身体を自在に動かせない人が
身体の自由を獲得するには
やはりそれなりの訓練が必要だ。

人は皆、喋り方や体に癖を持っている。
いや、それだけではない。
感情にも癖があり、考え方にも癖がある。

癖というのは、環境と習慣で培われたものだから
簡単に治すということは難しい。

その癖を生かせる役どころなら良いが
それはその人自身であって、役者は
違う人生を生きている人間を演じるわけだから
当然喋り方や身体の癖も異なるはず。

だとすると、やっぱり自在に動く
身体と心と声が必要なわけで―

つまり、癖は治せなくても
自在に動かせるようになれば良いのだ(^^)

作品作りから少し離れたところで
演技指導をする機会をもらえたから
再確認できたとも言えるかもしれない。

そう言う意味でも、私は本当に良い経験を
させていただいている。

この経験を次の舞台に必ず生かそう!

大勢の方に支えていただいているこの公演
何としても成功に導いていかねば―