蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

午札騒動考―稽古三昧♪

2016年03月03日 23時48分43秒 | 日記
連日、稽古の日々―

合同公演「午札騒動考(うまのさつそうどうこう)」の稽古である。

と言っても、私は週5日。

演出の村上さんはお休み無し(^_^;)

週末稽古が入り始めて3週目。

本番まで残り約1カ月。
ここからが最後の追い込みだ。

私は、今までかつてない台詞の多さと格闘中(汗)
覚えたはずが、ポロポロと抜ける。
後はひたすらお経のように唱え続けるのみ(笑)

昨日は、上山田公演実行委員会があり
終了後の20:00から稽古開始。

副実行委員長のT氏が見学してくださった。

このシーンの出演者は演劇グループ21の代表・宮坂さんと
私の僅か2人だが、とても重要なシーンで時間的にも長い。

宮坂さんは二役ということもあり若干苦戦中。

私はグループ21さんの公演を観るたびに

 宮坂さんと共演してみたいなぁ…

と思っていた。

その願いが叶ったこのシーン
何としてもお客様の心に残る場面にしたい.。o○

このシーンの前までの芝居は、すべて
この2人芝居のためにあると言っても過言ではない。

支えていただいている実行委員の皆さま、夢幻のスタッフ陣
そして舞台監督&上山田公演の制作として
必死に駆け回ってくださっている金子さん―

この公演のためにご協力いただいている方々が
心から納得し、感動する舞台にしていかねば…

使命感が沸々と湧き上がる。

役者は、役の人間の人生を想像し役作りをする。
役の置かれた環境や心持ちを想像するには
豊かな想像力が不可欠。

日常、自分の心が動きやすい感情は表現しやすいが
日常、自分の心が動かない感情を表現するのは難しい。

つまり、役者は日常から感情を運動させることを心がけ
いつでもどこでも各感情スイッチをポンと押せば
感情がドバッと出る用意をしておく必要がある。

しかしながら、日常、特に社会生活においては
例えば負の感情を表現し過ぎると
他者に迷惑をかけたり、心配させたりする結果となる。

故に感情の自己コントロールが必要なのだ。

役を演じるのは自分である。

だからこそ、自分と言う媒体に
常日頃から磨きをかけていくことが肝要。

身体に磨きをかけ(可動域を広げ自在に動ける体に)
声に磨きをかけ(様々な声を自在に出せるように)
感情に磨きをかけ(喜怒哀楽を自在に表現できるように)

磨きをかけるのが基礎訓練である。

磨きをかけずにいると、どんどんサビていく。

サビ止めでもあればいんだけどね~(笑)

劇団員のケンジとサリアは、身体を磨くために
新たなチャレンジを始めている。

また、劇団員の稽古時間中には
ボイストレーニングの先生をお招きし
声の磨きをかけるべくチャレンジ中♪

自ら求めれば必ず獲得出来る(^^)

やらされていると思っているうちは
何も獲得できないんだよね.。o○

劇団員の進化が楽しみな今日この頃です♪