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2007年11月28日 | 海外取引
先日は、海外渉外業務の輸入ビジネス編について説明いたしましたが、今日は輸出ビジネスの渉外業務について説明いたします。基本的にはほとんど代わりませんが、

輸出取引の内容

1. 貿易渉外業務
1) 海外取引先の開拓
JETRO,商工会議所、国内外見本市、ミッション、専門誌
WEBSITE,大使館・公使館などを通じて、新規輸出取引先を開拓します。
2) 海外取引先との交渉業務
貿易条件、値段、数量、納期、仕様・品質・デザイン、決済条件、などの交渉を行います。
輸出原価採算表の作成。
見本・カタログ等の発送、商談のアレンジ、商談時の通訳を行います。
3) 海外および国内の法的規制の確認
4) 契約の締結
売買契約書を中心に代理店契約書、独占販売契約など契約にいたるまでの交渉ならびに、契約書の作成。
5) クレームの対処
クレームには素早い対応と、冷静な交渉態度が必要となります。長年培ってきた海外取引先との交渉経験をもとに、クレームに対処していきます。

このように書きますとあまり変わりはないのですが、輸出ビジネスと輸入ビジネスでは、テンポというかリズムといいますかかなりの違いが有ります。例えば、受注までの過程ですが、輸出は注文を取り付けるまでにかなりの労力と時間が必要になります。これに反して、輸入の場合はおもしろい商品があれば、割りと早い時期に発注する事ができますが、貨物が到着してから、在庫、販売、資金の回収とそれからが労力と時間がかかることになります。もちろん商品や取引先により違いもあるかも知れません。輸出の場合は、通常あまり資本が無くても始められますが、輸入の場合は資金力が必要になります。外国為替についても全く逆の捉えかたをしなければなりません。
ところで今日の東京外国為替市場はどうでしたかね?昨日のNY市場ではアブダビ投資庁がシティグループに出資するとの報道が好感されたという事でNY株式市場が大幅高という事でした。私としては、この件が、どれだけ低所得者向け高金利住宅融資問題(サブプライム問題)にどれだけ好影響を与えるのかは全く見当も付かない事ですが。概ね,主要通貨に対して値を戻しているようですね。輸入予約もかなりでたと報道されていました。

自社製品の直接輸出をお考えの企業の方、是非
シバタ・インターナショナルまでご連絡ください。 ジェトロ認定の貿易アドバイザーがしっかりとサポートいたします。

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