教えて!貿易アドバイザー

海外貿易取引や、貿易顧問の仕事そして貿易コンサルティングの内容など貿易アドバイザーが日常の仕事を通じてご案内いたします。

劣勢にまわる日本の国際物流の現実

2010年05月29日 | 貿易取引
浅草橋の東京国際ビジネスカレッジでの講義の日でした。今日のテーマは「国際物流と空港」でした。空港の役割や機能そして今特にアジアで注目されている「国際ハブ空港」にポイントを置いての講義でした。予習のためにいろいろと資料をあつめますが改めてというか日本の空港の着陸料の高さに愕然とします。成田空港、関西空港はたまた新しく開港した中部国際空港(セントレア)なども、外国の空港の着陸料と比べてもかなり高いものです。また、滑走路だけ見ても、シンガポールのチャンギや、クアラルンプールあるいはタイのスワンナブーム、香港のチャクラップコクあるいは仁川国際空港に比べてかなり遅れをとっているように思えます。海港も含め、日本の行政の立ち遅れがかなり気になっています。私も30年以上輸出入ビジネスを行なってきましたが特にヨーロッパ航路などは、驚くほど日本への航路の劣勢が目立っています。要するにヨーロッパから日本への直行便がかなり減っています。シンガポール、キールン、上海あるいはプサンなどの港でのトランジット(積み替え)便が目立ちます。航空便にも同じようなことがいえるのだと思います。韓国や台湾、中国、シンガポール、マレーシアあるいはタイは海港や空港の新設や増設にとてもアグレッシブです。日本の行政はあまりにもちぐはぐな感じがします。忙しいので統計など数字を追いかける時間がありませんが、長年の貿易実務家としての経験や感覚がこの事態を深刻に受け止めております。
私は、物流の専門家ではないのですが、今回、東京国際ビジネスカレッジから頂いた「国際物流」の講義は自分にも大変勉強になっています。中国やタイからの留学生を前にこのような講義をするのですが、彼らには自信を与え、私達も、日本もまだまだ世界では力のある国であることを自分自身に聞かせながら、みんなでこれからアジアの時代が築けるよう頑張ろうという気持ちで講義を進めています。

学校終了後、やはり下町地域にある貿易顧問先を訪問し、海外取引先との契約交渉の打合せを行なってきました。久しぶりに社長ともお会いでき、相変わらず元気そうでほっとします。この会社も本当にアグレッシブで積極的に海外取引を行なっています。「頑張レ、ニッポン!」を地でいく大変頼もしい企業です。

事務所に戻り、メールのチェックやら、たまった仕事の整理などで、今日も帰宅は明日でした。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts

貿易アドバイザー IN ミプロ、Thursday.

2010年05月27日 | 貿易取引
少し前に帰宅しましたが、すでに明日になりました。今日もミプロでしたが、1週間早いですね。

今日は、電話での問い合わせはありませんでしたが、やはり3組の相談がありました。それぞれにとても熱心です。秘守義務があるので細かい話は出来ません。

トップバターは、今までズーッとヨーロッパである商品の製作に携わってきた方で、商品知識はプロ中のプロです。輸入についてははじめてでそれでもご自分で人の話を聞いたり、ミプロの資料を読んだりでいていましたが、今何をするべきかのアドバイスをします。この方は既に仕入先の当たりは付いているので、輸送方法と通関について実際にどのように行なえばよいかのお話しをしました。ミプロでは通関業者や輸送業者を直接紹介することは出来ないので、その探し方を教えます。資料だけではなかなかしっくりとわからない場合場多いのですが、実際に相談にこられて、頭の中がスッキリとしたといった方々が多いのはうれしい限りです。

3時に1件予約があったのですが、少し遅れるということで、飛び込みの相談客のご相談に応じました。なんと下関から来られた方でした。小口輸入を起業の手段と考えておりました。そんな方には、輸入手続より、起業のポイントから話しをいたします。小口輸入のメリットとデメリットを充分理解してもらうことからはじめます。仕入先の確保、売り先の確保といったことが重要で、輸入の手続きなどは慣れてしまえばそれほど難しいことではありません。この方もやはり人気の食品の輸入を考えておりますが、食品輸入の難しさも説明いたします。小口輸入はまずスタートさせることが大事だと常々考えているので、もっと簡単な手続きで輸入出来る商品からはじめることをいつも薦めています。

最終バッターは、2週間ほど前にも来所された、行動力、営業センス抜群の女性です。前回の話は既に進めていらっしゃるということですが、今回はやはり食品輸入についての相談でした。厚生労働省の食品検疫所にはもう連絡したらしいのですが、どうも納得できないということで今日予約されて、ミプロにやってきました。食品輸入についてどうもつながりがはっきり見えないようでした。図に描いたり、実際に担当部署に電話してみたり、彼女の場合も、今まず何をしなければならないかを説明します。

これから貿易を始めようという方は、皆さん同じように、貿易手続きは難しいから失敗しないようにあれこれと勉強なさります。大切なことだと思います。でも、勉強すればするほど、つながりがなくなるような感じもあります。一つ一つ段階を踏んで行くことが大切で、まだまだ先に考えたり行なったりすることまで考えてしまう。今することは何か、そしてそのことをとことん突き詰めていき出来るか出来ないかを早めに見極めることが大切だと思います。このような努力こそ身についた知識の蓄積になるのです。わずか一時間足らずの相談で、輸出入販売のプロにはなれません。一年毎に、プロとしての知識経験が生まれてきます。初めからホームランは期待しないこと、なのですね。

こんなわけで、ミプロへ来所される相談者は、初心者の方が多いのですが(貿易に関してはですよ)とても熱心です。その分私の回答にも熱が入ります。木曜日が楽しいはずですね。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts

貿易アドバイザーと日本貿易学会

2010年05月26日 | 貿易取引
今日は大田区にある貿易顧問先の会社を訪問し担当の部長と打合せをしてきました。イタリア、スペイン、シンガポールそして中国などからの輸入のビジネスですが、最近輸出の話も出てきています。以前は、この会社もかなり輸出もしていたそうですが、現在はあくまで輸入が中心です。ただ、日本の多くの中小メーカーが日本の市場だけでは伸びようがないのでどうしても海外の市場に眼を向けざるを得ない状況と同様に、輸出はとても難しいのですが、何とかステップを踏みたいところです。来週は、海外から仕入先の訪問があります。

今週は、事務所での仕事が多いです。6月からはセミナーやら貿易講座など忙しい日が続きそうなので今週中にじっくりと手がけなければいけない仕事に精を出しています。契約書の精査やら国際物流の予習やらベトナム向けの出荷の段取りなどに追われています。そのほかにも請求書を作ったり、あちこちへの連絡メールを打ったり電話をしたり、ワンマンカンパニーの悲哀を思う存分味わっています。来月は少し心配です。

さて、そんな中、実は「日本貿易学会」への入会が承認されるという嬉しいニュースが飛び込んできました。今までは、実務経験からの貿易アドバイザーでしたが、学術的な研究も出来るのではないかと期待しています。来る6月29日30日に総会が開催されるということで招待を受けました。30日の日曜日は既に予定があるので、土曜日には出席しようと思っています。貿易学会の会員は大学の教授などが中心で、現在の日本における国際貿易研究の権威が集まっています。貿易アドバイザー協会のいつも世話になっている2名の会員の方の推薦を受け申し込みしたのですが、貿易セミナーや講義に大いに役立てたいと思います。私の仕事にも新しい展開が始まるのではないかと、心躍らせています。

風は、咳ががまだ少しばかり残っていますが、だいぶ楽になりました。来月ではなく今月に風邪引いておいておいてかえってよかったですね。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts

貿易アドバイザー IN  時代の転換期

2010年05月24日 | 貿易取引
朝から忙しい、月曜日でした。まず、ベトナムからの注文があり、出荷の段取りで始まりましたが、あちらこちらへ連絡を取ったり、資料の整備をしたり結局お昼近くまでかかりました。月末の支払などの準備を行い、午後は販売店契約書の精査に時間をかけました。現在2件ほど契約書を抱えていますが、時間と頭を使いますね、結構。夕方からは、来月から始まるセミナーなどの確認です。6月は結構大変な月になりそうです。
1日はジェトロで打合せ。2日は貿易顧問先のスペインの仕入先の訪問。3日はミプロで小口輸入のセミナー。4日は東京国際ビジネスカレッジでの「国際物流」の講義。翌週9日から毎週水曜日に東京都委託の貿易実務講座が始まります。10日(木)11日(金)は日本経営協会主催の貿易実務講座。16日の水曜日はウチダソルーションでのセミナーが入っています。月末の28日はドイツ商工会議所の食品ミッションのために、日本市場のセミナーがあります。前回行なったモロッコのミッション同様英語でのセミナーになります。過密です。
7月、8月、9月、10月もセミナーがあり、仕事があるのは喜ばしいのですが、その分、貿易顧問客の仕事やベトナムのビジネスに影響が出ないよう、よくよく時間の配分を考えないといけませんね。一度ベトナムへ出張し市場を見てこなければなりませんが、タイミングが合いません。こんなときこそ、一つ一つ片付けていくしかないのですが。

話しは突然変わりますが、最近の外国為替市場での相場の動きはものすごいですね。今日は、東京市場で90円から90円50銭程度の値動きですが、ユーロも111円まで値を下げています。このような時期には、値動きはつかみにくいのでしょうが、ドルに対して円安傾向にあるなどとマスコミは書いていますが、本当にそうなのでしょうか?現在は、ドルやユーロに比べ安全通貨として消去法で円が買われているのかもしれませんが、日本だって決して健全財政ではありません。円が買われなくなったら資金はどこへ流れるのでしょうか?以前からドルの崩壊は言われ続けています。ここへ来て、ユーロの信頼が失われています。中国の元でしょうか?あるいはBRICSの通貨が強くなるのでしょうか?私は専門外なのでよくわかりませんが、確実に思えることは、今、私達は確実に転換期にいるということだと思います。経済のみならず政治的にもいえることではないでしょうか。皆さん、目をサラのように大きく見開いて時勢をよく読みましょう。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts

貿易アドバイザー on Thursday

2010年05月20日 | 貿易取引
今日はミプロでの相談日でした。本日も三組の相談がありましたが、先週同様皆さん大変熱心な相談でした。
午前の相談は女性の相談客でしたが、貿易実務の経験もあり、資料も充分消化していましたが、すべて理解してからスタートするタイプのようです。とても大事なことです。でも、小口の場合、金額的なリスクが初めから抑えられているので、とりあえず、規則の厳しいものを把握しそれ以外から始めてみることも、必要だということを強調しました。少し荒っぽいアドバイズかもしれませんが、それでも彼女は充分慎重にことに対処できると見ました。

午後一番は、4月から再スタートした専門学校の数年前の卒業生でした。卒業後都内の大学に進学し、そろそろ大学も卒業なのでしょう。自分で会社を設立し、中国からの貿易を始めるということで、相談に来ました。本当は、少しだけでも、会社で実戦経験を踏んでからの独立のほうが良かったのですが。何も営業センスやビジネスセンスだけではなく、仕事の本当に基本的なことから初めければなりません。彼はとても前向きな人間なので、たいていの苦労は乗り越えられるとは思うのですが、老婆心でしょうか。帰るときには少し自身喪失気味だったので。私の苦労話などして、いつも背伸びして、苦しいときこそ気持ちを奮い立たせて頑張っていることを伝えました。

 最後もやはり、以前ミプロへ相談に来た人で、大変面白い商品を持っており、台湾や大連への輸出の相談でした。それから数年間連絡はありませんでしたが、前回の客との話は成約にいたらなかったとのことですが、新しい顧客ともうすぐ契約が成立する段階となり、再度相談にやってきました。契約の内容、決済方法、輸送手段、原価計算など、より具体的な相談となりました。彼の人柄の良さでしょうか、今回は輸入の話も出てきました。傍から見ればとてもうらやましい内容でした。

明日は、専門学校では特別講演があり、私の授業はありません。聞いてみたいのですが、貿易顧問先の契約の翻訳の仕事を明日中に片付けてしまおうと思っています。他にも、セミナー講師のための自分のプロフィールの作成が何件かたまっています。一件は英文なります。5月は比較的セミナーの講師が少なかったのですが、6月からかなりタイトなスケジュールとなっています。その中で海外からの来客、そしてベトナム向けの輸出船積。先週来、風邪を引いていまだに咳きが残っている状態ですが、こんな時期でよかったと思っています。

ギリシャの信用不安がきっかけになり、再び世界経済に暗雲がかかり、外国為替も乱高下を繰り返しています。私の取引にも少なからずと影響がでているようですが、今日のミプロでの相談客(教え子)に言った言葉をそのまま自分に当てはめております。


これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts

新しい時代と貿易アドバイザー

2010年05月14日 | 貿易取引
今日は、東京国際ビジネスカレッジという専門学校で国際物流の講義をしてきました。毎週金曜日はこの学校での講義があります。学校での講義が決まる前に既に6月からは水曜日の仕事が入っていたので、金曜日しかありませんでした。ただ、金曜は一日かかりきりになることが出来ないので現在2クラスを1クラスに纏めて2時限の講義でまわしています。今日は、のどは痛いし、途中で咳き込むし、学生には迷惑をかけてしまいました。

明日は、貿易アドバイザー協会の理事会があるということです。事務所の前の部屋で行なわれるはずですが、午後は食品を輸入したいというある外国の方が相談に来るので、何かと忙しい土曜日になりそうです。

少し遅いニュースですが、外国為替もものすごい動きをしていますね。ギリシャの財政危機をきっかけにユーロが売られ、先週の金曜日には海外市場であっという間に5円ほどドルが円に対して値を下げました。近年では信じられないほどの値動きでした。もちろんユーロもかなり値を下げています。

イギリスでは、13年続いた労働党政権が終わり、保守党と自民党の連立政権が樹立されました。イギリスの財政状態もギリシャ同様かなり厳しいといわれていますが、キャメロン新首相の采配はどのようなものでしょうか?

イラクやアフガニスタン、そしてイスラエルの状勢も気になるところですが、中国、韓国と日本でFTAの話しが持ち上がっているようです。めまぐるしい世界情勢の中、やはり、身近な国々との関係を強固にして難関を乗越えて行くのが日本にとっても大切な選択になるのではないかと常々思っています。世界は今大変な転換期にあるのではないかと感じています。日本自身あるいは日本人の考え方や行動も変更を迫られる時期が案外とすぐ近くに来ているかもしれません。足元をしっかりと見つめ、固めながら来るだろう新しい時代へ飛躍するよう、毎日を過ごして行きたいですね。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts

風と情熱と貿易アドバイザー

2010年05月14日 | 貿易取引
今日はミプロでの小口輸入相談の日でした。実は昨日と一昨日は、風邪で熱が出てダウンしておりました。あまり熱など出すほうではないのですが、独立してから初めてといってよいでしょう。咳きが出始めたと思うとすぐに発熱でした。それでも咳きは残っていますが2日も休んだおかげで、熱も下がり、きっと疲労も取れたのでしょう、快調な出足でした。今日のミプロでは3件の予約があり(一日に4件までの相談となっています。)その間、電話での相談も多く忙しい一日となりました。

本日来訪の3名の方々皆さん非常に!大変!熱心な方々でした。一人はニューヨークギフトショーへの買い付けミッションの参加者で、その後香港のギフトショーにも参加され、見本が出揃ったということで、売り先の相談に参りました。ギフト用品が主体ですが中にはとても面白いペット用品などありました。それぞれどのような売場があるか検討し、まずリストアップするところまでお話ししました。その後は、ご自分の行動力あるのみです。でも彼のことですから、実行力は抜群のはずです。

後のお二人は女性ですが、それぞれキャリアーウーマンで的確な質問が多くまた理解力もあり、かなり突っ込んだ相談内容でした。それぞれ取扱商品の専門知識や経験も持ち合わせており、共に行動力もあり、このような方々への相談にはついつい力が入ります。

そのようなことで、病み上がり(オーバーですが)にとっては少しきつい一日でした。一度事務所に戻ると、大事な貿易顧問先からの大至急の仕事が2件ほど待ち受けていて、数時間かけて終了しました。結局、明日にはなりませんでしたが、やっと帰宅という一日でした。

あまり、ニュースにはなっておりませんが、電車の中などでも咳き込む人が多いこのごろです。皆さん、最近の風邪などに負けないよう、ご自愛下さい。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts


貿易アドバイザー IN 小倉&関門

2010年05月08日 | 貿易取引
今年もまたゴールデンウィークはミプロの仕事で西日本インポートフェアでの貿易相談のために小倉に行って来ました。この6~7年ゴールデン・ウィークの時期はいつも小倉で過ごしています。初日の5月1日は小倉城やリバーウォークのあたりで大道芸フェアが開かれ来場のお客さんも分散されて出足も今ひとつかなといった感じですが、2日3日はかなりの来場者がありました。展示会というよりは輸入商品のマーケットといった会場で、毎年このフェアを楽しみに九州の他の地域や山口県や広島県からの来場者もいます。長年参加しているのでなじみの出展者も結構いて、なかなか忙しくも、楽しい仕事をさせてもらっています。貿易相談もいつも真剣な相談者がおります。今年も何人か大変熱心な相談者が降りました。東京以外でこのような貿易相談を受けるのは大変意義深いことです。

ミプロのブースの真正面のブースはギャラリー・ササーンという、キリムのお店があり、社長のM氏はもう15年ほど前から出展していて、とても話し好きで世話好きな方です。自分自身でイラン、イラクはたまたアフガニスタンの山奥まで行き現地で買い付けの交渉をして、輸入している、小口輸入のベテランです。キリムに対する薀蓄も相当なもので、まさに「寅さんシルクロードを行く」を地で行くような人です。私が会場散策して、ブースを空けているときなども、ミプロのブースへ来た相談者の応対までしてくれています。今では数少ない東京からの出展者なのですが、まさに東京下町人情です。

もう一つの正面のブースにはやはり東京から今回2回目という「毛皮のコート」専門店が出展していました。お客さんの流れが切れると、私のブースでいろいろと話しに来ます。値段も非常に高いのですが、素晴らしい品質です。初日は苦戦していたようですが、2日目からはびっくりするような高価な商品が売れたようで、ノルマ達成でき安心した様子が忘れられません。23歳で自立して始めた商売だけに見かけとは別に商売人としての腹も半端ではないようです。

もう一方紹介しておきます。元JRマンで今は旅行代理店を経営していて、会場の2回にある「世界雑貨村」という、以前池袋にあったインポートマートのような場所にお店を構えている方です。中国、ベトナム、ラオスやミャンマーにコネクションがあり現在輸入や輸出に力を入れているということです。ミプロのブースの斜め前にご自分のブースを構え、中国の製品やベトナムのアオザイなど販売していました。私がベトナムへ輸出しているベビー用の食品にも興味があり、ベトナムでの代理店として手を上げたいようでしたが、私としては最近悪徳な並行輸入が横行しているので釘を刺さなければなりませんでした。

昨年隣のブースの門司税関の方々も私を覚えていてくださり、わざわざ挨拶に見えました。門司税関もブースで、ブランド品のフェイク(偽物)やワシントン条約の違反品や、あるいは麻薬の持ち込み方法などを展示しており、来場者も思わず足を止めて展示品に見入っています。

こんな訳で、小倉で行なわれる西日本インポートフェアでは毎年いろいろな方との出会いもあり、大変面白く貴重な出張となっています。

今年も、仕事が終了してから門司港へ行きレトロな街を歩き、下関へ船で渡り唐戸市場で新鮮な魚を堪能してきました。関門海峡はとても狭いのですが、コンテナ船や貨物船が行きかいそんな中をわずか5分の船旅です。古くは平家滅亡の場所、そして宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の決闘そして、近代史では坂本竜馬や高杉晋作が活躍した場所です。門司港駅はレトロそのもので、駅員さんの服装もレトロです。街もレンガ作りの建物が残り歩いているだけでも楽しい街です。こんな
港のはずれに地ビールの醸造所があり、ここのペールエールがまた最高の味です。毎年同じ時期に門司港レトロフェスタが開かれ、夜は花火も打ち上げられます。最近は予約が遅れ門司港でホテルが取れないほどです。門司港には少し外れた場所ですが、とても雰囲気の良いビジネスホテルがあります。どちらかというと場末のホテルといった感じもするのですが、ホテルの人がとても温かみのある人で気に入っています。それでもこの数年予約が遅いのでしょうか、このホテルにも泊まれません。今年は、小倉での宿泊となりました。
それでも、今年は、連休はいつも家にいないし、世話になりっぱなしの女房を北九州に招待しました。私も彼女も5日は仕事が待っていたのですが、少しは旅行気分を味わうことが出来ました。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts