教えて!貿易アドバイザー

海外貿易取引や、貿易顧問の仕事そして貿易コンサルティングの内容など貿易アドバイザーが日常の仕事を通じてご案内いたします。

ハノイ特派員報告 貿易アドバイザー

2012年07月31日 | 貿易取引
ベトナムは今、Rainy Seasonだそうです。 毎日、結構なスコールが来ます。昨夜も、そして今朝も雨が降ったりやんだりしています。 気温は33℃程度で、むしろ日本のほうが暑いのではないですか?曇り空で、カッーとした南国の日差しはありません。

今夜、成田へ向かいますが、12時にベトナムのパートナーが迎えに来てくれるので、それまで、部屋が事務所代わりで、一仕事終えました。 昼食後には、日曜日に行かれなかったので、ほかのデパートやス-パ-を廻り、そのまま飛行場へ向かいます。

日曜日の夜は、ホテルからあまり遠くない、日本料理屋さんに行きました。 そこで、知り合った、ある日本の方から、日本食品の小売店を教えていただいたので、今日は是非訪れてみようと思います。 ベトナムのパートナーは、日本人向けの食品市場は規模が小さく、その割に輸入手続きが煩雑なのであまり乗り気ではないようですが、私は、初めの一歩としてとらえています。

そういえば、このホテルは、普段はヨーロッパからの宿泊客が多いのですが、今回は、あまり忙しくなく、また、日本人の宿泊客が目立ちました。

ベトナムは今、不動産バブルがはじけて景気が悪いということです。建設途中のビルの多くがの建設が中止されているようです。 日曜日に知り合った、日本の方も、10か月ほどかけて、工場が稼働できるように頑張ってきたそうですが、景気が悪く生産開始の延期せを余儀なくされているようです。
また、6月から食品に関する新法律が施行され、今対応に追われています。 そんな中で我がベトナムのパートナーは非常に奮闘していると思います。

オートバイは相変わらず多いですが、ベトナムへ来るたびに車が増えています。今回は2回停電がありました。 ずいぶん長い間ベトナムへ来ていますが、停電は今回が初めてです。

飛行機の出発が真夜中なので、いつも空港で時間をつぶすのがつらいです。夕食でもとって、8時ころ出ていけば十分ですが、パートナーに申し訳ないので、なるべく早めに空港へ着くようにしています。空港も事務所と考えています。

それでは、皆さん See you in Tokyo!


これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts"
OFICIAL OSEC EXPERT
貿易アドバイザー協会会員
日本貿易学会会員

貿易アドバイザー in ハノイ

2012年07月29日 | 貿易取引
ハノイからです。 メーカーさんは、今日それぞれ、次の出張国へ向けて出発しました。
ベトナムのパートナーには今日は休日をとってもらいました。

一人で、ホアン・キエム湖へ歩いて行ってきました。ホテルから20分ほどで行けるところですが、途中はずっとお店が並んでいていつもにぎわっています。 昨日も、ホテルに車を止めて、みんなで、パートナーのお客のお店を訪問しました。

レイクサイド(湖というよりは、大きな池といえます)にある、いつものレストランで昼食をとり、廻りの店で陶器のコーヒーメーカーを買ったり(女房殿のリクエストです)して、湖の近くにあるスーパーマーケットに行きましたが、工事中で仕事になりませんでした。食品輸出商品の研究をと思っていたのですが。 やはり、湖沿いにあるデーパーで、別の仕事の可能性を探しに行こうと思っていたのですが、そこも、改装中とのことで、本日は仕事になりませんでした。 結局、湖のあたりをぐるぐると歩き廻り、少し早目にホテルに戻り、部屋でメールのチェックやら、返事をしたりです。昨日は夕方から結構なスコールがありましたが、今日、雨は大丈夫でしたが、曇り空でなんとなく憂鬱ですね。

一仕事終えて、シャワーを浴びて、今度は別方向にある湖まで歩いてどこかで食事をしようと思います。

オリンピックはどうでしょうか。サッカーが男女ともに素晴らしい活躍をしていますね。今日はいよいよ北島選手が登場ですね。バドミントンの佐々木選手が素晴らしい試合をしていました。柔道も始まっています。 頑張れ、ニッポン! 夕方の4時半ですが、少し日がさしてきました。

仕事は切り上げて、夕方のハノイ・ウォークに出かけてきます。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts"
OFICIAL OSEC EXPERT
貿易アドバイザー協会会員
日本貿易学会会員


貿易アドバイザー on 京成イブニングライナー

2012年07月26日 | 貿易取引
京成電鉄のイブニング・ライナーからです。明日ベトナムへ飛ぶのですが、今夜は成田で一泊です。

久しぶりで重い荷物を弾きながら、事務所から京成上野駅までやってきました。いつも歩いている道ですが、今日は休み休みの行軍でした。今回、ベトナム市場新規開拓のための見本が重いこと。加えて、ベトナムのパートナーの奥さんのために(冷え性ということでのリクエストで)ホカロンを大量に買い込んでいます。書類も多く、明日は20kgを超えること必至ですね。場合によっては、今夜ホテルでリパックして、余分なものは、宅配で事務所へ返さなければならないかもしれません。 それほど重いです、今回は。若いころはそれでも、あちこちの空港で重い荷物を平気で引きずり回していたのですが、さすがに歳を感じざるを得ません。

今日は一日ミプロでの貿易相談でした。 こんな日に限って、朝から受け付け終了時間まで満杯の4組の相談がありました。相談を挟んで電話での相談もあり、それこそ水を飲む暇もないほど、相談の洪水でした。 朝一番の相談は、日本在住のスペインの方の相談でした。スペイン語はあいさつ程度なのですが、彼は17年間ニューヨークにいたということで、相談は英語で行いました。食品衛生法の手続きから、最近の話題の物流、フレイト。フォワーダーの説明です。ほかの相談も含め今日はフレイト・フォワーダーがキーワードでした。

今回の出張は、現在出荷をしているメーカーさんと現地集合で、打合せ。そして、新規開拓の商品あるいは輸入商材探しです。1日朝帰国ですが、その日の夕方にアポイントがあり、また、帰国後重要な打ち合わせもあり、それらの書類も抱え込んで、予習しておかなければなりません。そんなにできるかな?自分でも疑問ではあります。海外出張はいつも土日が絡みますが、休日にはなりません。今回は、輸入商材を探したいので、日曜日は、ハノイの街をのんびりと?と歩き回るつもりです。

東京も猛暑となっていますが、ハノイはもっと熱いのでしょうね。あまり考えないようにしましょう。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts"
OFICIAL OSEC EXPERT
貿易アドバイザー協会会員
日本貿易学会会員



フレイト・フォワーダーと貿易アドバイザー その3

2012年07月25日 | 貿易取引
これから、数ヶ月先の9月から11月にかけて、セミナーが目白押しです。今現在やらなければならない仕事も沢山あるのですが、こんなに時間が有るときにも、毎日毎日のいわゆるルーティーン作業に追われていて、目の前に迫った仕事がなかなか片付きません。明後日(27日)から、またベトナムへ飛びます。準備もあり、なかなか忙しい時間を過ごしています。

明日はミプロでの仕事ですが、一度事務所に戻り、そのまま成田へ行き、明日は成田で一泊です。そのために、昨日、着替えなどを詰めたトランクを事務所に持ち込み、持参する見本品などをパックしました。なんだか、とても慌しい感じですが、出発の日に4時半起きよりは良いのではないかと思い、今回も成田泊としました。

さて、フレイト・フォワーダーの話に戻りましょう。色々な呼び名がありますが、彼ら自身に聞いても、よく分からないみたいですね。昔は(とは、あまり言いたくないですが)、通関は通関業者が行い、港の倉庫業者、港内での輸送業者(回漕業者)、船に貨物を積み込んだり降ろしたりする業者、そして国内の運送業者などと、夫々の仕事がきちっと分担されていました。

通関業者はCustom Broker などと呼ばれ、一人か二人で行っている業者さんもたくさんいました。近年、法律などの力により、小さな通関業者或いは乙仲さんはいなくなりました。それに変わり、大手の倉庫業者とか回漕業者とか国内の運送業者などが、通関部門を持つようになり、輸出入の通関を含め物流を一手に引き受けて行う業者さんが増えています。そんな中で、うちは通関部門は持っているけれどフォワーディング(B/L)は発行しないと或いはその逆もありますが、色々な形態が出てきています。そのような業者さんを含めてフォワーダーとか、フレイト・フォワーダーとか、通関業者とか乙仲さんとか、混載業者とか呼ばれています。要するに、その会社が通関部門を持っているのか、運送部門を持っているのかあるいは、船荷証券も発行するのかといった違いが出てきます。今では、国内の大手運送会社系列、船会社の系列会社、回漕業者系倉庫会社系や以前の乙仲さん系或いは外国のフォワーダーの進出も多くなっています。

欧米の会社と仕事をしますと、彼らには貿易業者という概念は稀有だと思われます。Seller かBuyerかで、海外の企業と売買契約が成立すると、後はフォワーダーに通関から物流まですべて任せてしまう、というのが彼らのシステムです。 日本もかなりこのようなシステムに近づいています。

私としては、サービスを考えると、不満な点があります。日本の企業は、サービスにおいて海外に負けていると思われます。サービスといっても、小売店で物を売るようなサービスではありません。物の流れといいますか、情報提供というか、どのルートを使えば、どれだけ早くそしてコストが下げられるかといった提案がまだまだなされていない感じがしています。貿易業界にしても、海運業界や航空業界にしても日本企業は、海外勢に押され気味の昨今です。この部門はいわゆるサービス部門です。日本としては、負けてほしくない業界です。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts"
OFICIAL OSEC EXPERT
貿易アドバイザー協会会員
日本貿易学会会員

フレイト・フォワーダー、コンソリデーターと貿易アドバイザー 其の2

2012年07月23日 | 貿易取引
前回から、突然貿易実務の話になっています。
皆さんは、フォワーダーというのがどのような業者かわからない方が多いと思いますが、海外取引を行う時に、いわゆるSeller(Exporter)とBuyer(Importer)以外にとても大切な役割を担う業者なので、少し時間を割いて話していきたいと思います。 いつものブログとは少し違ったタッチです。

元来、飛行機会社は、貨物の集荷のための営業は行いません。混載業者とかコンソリデーター(Consolidator)と呼ばれる業者が、それぞれの顧客(輸出業者)から、海外向けの航空貨物の運送の依頼を受け、たくさんの顧客からの貨物を一つにまとめて、飛行機会社と運送契約を結びます。飛行機会社はたくさんの顧客を抱えることなく、営業や事務を削減することができます。さらに、コンソリデーターは、輸出貨物の通関も行います。飛行機会社にとっても、輸出業者にとっても、大変役に立つ存在です。海運業界では、以前はこのようなシステムはありませんでしたが、大変効率的なシステムなので、最近は、海運業界でもほとんどがこのようなシステムで運営されています。
私が昔、船会社へ行くと書きましたが、何をしに船会社へ行くのでしょう? 自分の貨物を載せた船が出港すると、船会社は、大変重要な書類である、「船荷証券」=Bill of Lading
通商B/Lを発行してくれます。その「本船」が出港した後、この船荷証券(B/L)を取りに(pick-up)しに船会社へ行くのです。でも、最近は、輸出者がわざわざ船会社へB/Lをpick upしに、船会社へ行く必要がなくなりました。
航空貨物の場合は、B/Lによく似た書類で、Air Waybill (A.W.B)という書類を航空会社が発行してくれます。でも、それは、混載業者へ発行します。(Master A.W.Bといいます。)そして、航空会社が発行した、Master A.W.Bをもとに、混載業者がそれぞれの輸出業者へ今度はHouse A.W.Bを発行するのです。
B/Lにしても A.W.B.にしても、皆さんご存知の運送送り状のようなものなのですが、実はもっと重要な生類です。 B/LとA.W.Bは似てはいますが、かなり違う書類です。重要度が違うといったほうが良いかもしれません。今回はB/L AやA.W.B.の意味や違いは詳しく説明しませんが、航空貨物で大変利便性の高いA.W.Bのシステムが海運でも使用されるようになりました。即ち、船会社は、フレイト・フォワーダー(海運の場合はなぜかあまり、混載業者とはいいません)Master B/Lを発行し、フレイト・フォワーダーがそれぞれの荷主へ House B/Lを発行します。 フレイト・フォワーダーや混載業者は大事な書類も発行するし、通関手続きも行いますし、港や空港での貨物の搬入から輸入の場合は、引取まで行ってくれる業者です。

この辺のトピックスは、延々と続くのですが、しばらくお付き合いください。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts"
OFICIAL OSEC EXPERT
貿易アドバイザー協会会員
日本貿易学会会員

フレート・フォワーダー、フォワーダー、混載業者、乙仲さんと貿易アドバイザー

2012年07月20日 | 貿易取引
恒例の金曜日の夜です。もうじき10時になります。以前に比べれば “The night is still young.” (自分的な訳をすると、「まだ宵の口」本当はもっとロマンチックに使いたいのですが)。もう半年以上、「朝方人間改造計画」を行ってきましたが、結局「元の木阿弥」で夜の残業が戻ってきています。

前回のブログで車で船会社へ行くと書きましたが、最近の傾向は輸出者は殆ど船会社へ行く事がなくなっていると思います。貿易実務も近年かなり変遷を遂げています。15年くらい?前までは、輸出者は自分で船会社へ直接連絡を取り出荷する貨物出荷の予約を行っていました。船腹の予約(教科書的)とかBookingといいます。(ホテルの予約などの場合もBookingという言葉は使います。Reservationと同様の意味でしょうね)近年は、船会社へ直接bookingするのではなく、殆どの場合はフレート・フォワーダーにブックすることになります。

フレート・フォワーダーっていう言葉はあまり耳慣れない言葉だと思います。今日はこのフレート・フォワーダーについて話したいと思います。

同意義の言葉では、フォワーダー、通関業者、混載業者、コンソリデーター、海貨業者、乙仲さんなど色々な呼び方があります。すでにぼうえきを行っている皆さんは乙仲というとピンと来ると思いますが、最近はあまり「乙仲」さんという言葉は使わない傾向にあります。私も、乙仲さんとは決して言いません。

どのような仕事をする業者さんでしょうか。
皆さんもきっと知っているかもしれませんが、どのような貨物でも輸出したり、輸入したりするときには必ず税関に申告しなければなりません。私への相談にも多いですし、顧問契約の場合も多いのですが、この通関の手続きを含めてお願いしたいという場合が殆どです。

実は、貿易業者(輸出も輸入も)はこの通関手続きは自分では行いません。通関手続きをフォワーダーさんに依頼(委託)して行ってもらうのです。

また、港はとても広いです。出荷する貨物は広い港のどこへ持っていけば良いでしょうか?港は岸壁(埠頭)や倉庫、コンテナ・ヤード、税関や植物検疫所や動物検疫所、船会社の事務所など色々な施設があります。出荷しようとする船はどこの埠頭に接岸されるのでしょうか?船の側まで自分の貨物を持っていくのでしょうか? 通関はどこでするのでしょうか?どこで自分の貨物を船会社に引渡すのでしょうか?
答えは、貿易会社はとてもこのようなことはできません。フォワーダが全部引き受けてくれるのですね。

こんな訳で、フォワーダーは港或いは飛行場で活躍してくれるプロフェッショナルな企業です。貿易業者にとってはなくてはならない大切なパートナーです。

今日は、この辺にしておきます。フォワーダー其の1としておきましょう

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts"
OFICIAL OSEC EXPERT
貿易アドバイザー協会会員
日本貿易学会会員




駆け出し貿易アドバイザー

2012年07月17日 | 貿易取引
今日は車の免許証の書き換えでした。誕生日は少し過ぎてしまったのですが、なんとか更新できました。最近はあまり車も乗らなくなりました。都内の移動は電車で十分です。年を取ったのですかね。貿易の駆け出しのころは、毎日、車で船会社や商工会議所、そして各国の領事館を回っていました。アラビア諸国への輸出も多かったので、インボイスなどの書類に領事査証が必要でした。サウジ・アラビア、クウェイト、U.A.E., カタール、イランやイラクなどの大使館へもよく行きました。そのほかにも、フィリピン大使館やパラグアイ大使館などへも行きました。 アラビア諸国への輸出では、査証も必要ですが、輸出貨物を積む船の船会社からの「イスラエル不寄港証明」やら、CIFの場合[サウジ・アラビアはほとんどCIF契約でした]、保険会社の証明書で、イスラエルとの取引はないと証明した[NON-BLACK LIST]などという、証明書を発行してもらい、それを、原産地証明書とともに商工会議所へ持込み、いわゆる「サイン証明」をしてもらい、それを、各国の領事館へ提出して査証を受けます。今も、アラビア諸国への輸出にはこのような方式がとられているはずです。
このような貿易の書類は、当時すべてタイプライターで作成していました。ですから、タイピングはお手の物です。でも、お気づきの方もいるかと思いますが、そのころからミスタイプが多い人間でした。そろった書類を銀行へ持ち込むと、銀行のほうでまずチェックをするのですが、よくミスタイプを指摘され、商工会議所から各国の領事館へ、訂正印をもらいに行くか、再提出などといったことがよくありました。車は大切でしたね。そんなわけで、東京中、走り回っていました。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts"
OFICIAL OSEC EXPERT
貿易アドバイザー協会会員
日本貿易学会会員


貿易にかかわるリスク管理

2012年07月12日 | 貿易取引
久しぶりのブログです。しかも、家からです。休んだわけではありません。

今日は、日本経営協会での「貿易実務アドバンスコース、貿易にかかわるリスク」というテーマで、朝10時から5時までの講義を行いました。どの場合もビジネスにリスクはつきものですが、「貿易はリスクの巣窟である」などとも言われます。取引交渉にかかわるリスク、輸送中のリスク、外国為替リスク、各国の規制など様々な角度から貿易にかかわるリスクについて6時間の講義でした。

リスクをゼロにすることは不可能です。私達貿易マンはいかにしていろいろなリスクを低減していくのかを常に考えなければなりません。自分の経験や失敗談等を交えながらの6時間でしたが、皆さん真剣に聴講していただきました。ほとんどの受講生がすでに貿易実務に携わっている方です。授業中もビシビシと質問が来ます。

講義終了後も数人の方の質問があり、事務所には7時近くに帰り、明日の飲み会の最終調整をしたり、来週の飲み会の段取りをしたり、今日のメールをチェックし、ベトナムのパートナーや急ぎのメールへ返信したり結局事務所を出たのは9時過ぎでした。

あまり長くならないようにただ、なるべく頻繁にブログをアップしたいですね。おやすみなさい。

今日、少しだけ以前のブログを読んでみましたが、ずいぶんと忙しい生活だな、とつくづく感じました。「忙」という字は心を忘れるという意味らしいです。それと、相変わらず誤字が多い。反省しています。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

シバタ・インターナショナル
貿易アドバイザー
貿易コンサルタント
貿易顧問

シバタ・インタナショナル業務一覧
ミプロ貿易・投資アドバイザー
スイス OSEC member of "Pool of Experts"
OFICIAL OSEC EXPERT
貿易アドバイザー協会会員
日本貿易学会会員