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直接貿易と間接貿易

2008年01月28日 | 超入門実践貿易実務セミナー
本来は、私のホームページでの「ミスターシバタの超入門実践貿易一口セミナー」で取り上げるテーマなのですが、現在、私のホームページを立ち上げていただいた方が超ご多忙により、更新ができません。私もあまり時間は無いのですが、貿易講座については自分なりに進めて行きたいと思っておりますので、今回、ホームページからのコピーになりますが、私のブログでのデビューとさせていただきます。1週間に一度は難しいかもしれませんが、続けて行きたいと思います。
メニューについては、私のホームページをご参照下さい。

貿易アドバイザーとして、皆様が貿易の大まかな流れについてお分かりいただければ幸いです。

1.直接貿易と間接貿易

貿易取引にはいろいろな形態があります。今日は、直接貿易と間接貿易について説明いたします。貿易商社を通して海外取引を行うことを間接貿易と呼んでいます。間貿とも言います。20年あるいは30年以上前には、日本の輸出や輸入を牽引してきたのは貿易商社でした。

日本の製造業者の製品を自社の海外取引先へ輸出し、あるいは、日本の製造業者や卸売り業者のために原材料や部品などの輸入をしたり、海外で商品を探し、輸入し日本の流通業者へ販売していました。時代は変わり、今では貿易商社を介在させるよりは自社で直接、海外の製造業者あるいは流通業者と直接取引を行うケースが増大しています。これを直接貿易あるいは直貿といいます。

それぞれのメリットとデメリットを考えて見ましょう。

直接貿易では、貿易商社のマージンが抜けるので、輸入者はその分安い値段で仕入れることができるし輸出者は、安く売るかあるいは利益を乗せて販売する事ができます!??。一方、間接貿易では、貿易商社は海外に広いネットワークを構築しているので、売り先や仕入先を探しやすいし、外国との取引習慣や貿易業務に慣れているという利点があります。また、商社が介在する事で海外取引のリスクが分散されるし、商社の持つ資金力もまた大きなメリットであると考えられます。逆に、直接貿易では、自社が海外取引でのリスクを負い、特に輸入では資金負担も増大します。新しい取引先を探すのにも時間がかかるし、費用もかかります。新たに貿易担当部員の給料も必要になってきます。それでも直接貿易が増大しているのは、多くの理由があるでしょうが、直接貿易の一番のメリットは、製造業者とエンドユーザーあるいは輸入業者=流通業者とのあいだで、マーケットや製品に関して徹底した意見の交換ができる事ではないでしょうか。納得できる製品開発や市場開発ができることではないでしょうか。

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