熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

薪ストーブ設置に向けて~炉台の仕様をどうする

2019-10-19 16:45:36 | 八ケ岳西麓「チェルトの森」での暮らし
本格的な寒さを目前に控え、これから薪ストーブ設置に向けての作業です。ちょっと遅い感はありますが。
設置予定のストーブはバーモントキャスティング社のディファイアント。
流石にストーブの設置と煙突の取り付け工事は専門業者に依頼しますが、炉台と炉壁はDIYで製作します。


まずは炉台の検討。
サイズは、幅1650x奥行き1200。

直ぐに思い浮かぶのはレンガを敷き詰める方法ですが、必要な個数は約100個、一個当たり2.5キロとすると合計250キロ。これに接着モルタルを加えると300キロ近く。

ディファイアントは底面と裏面にヒートシールドが取り付けられており、レンガによる蓄熱効果もさほど期待できないとなると、わざわざ大量の重いレンガをコツコツと敷き詰めるのは気が進みません。

不燃材でストーブの重量に耐えられる適当な材料はないものか、ネットで調べたりホームセンターに足を運んだりして諸々検討した結果、たどり着いた材料はケイカル板(ケイ酸カルシュウム板)。
一見、石膏ボードに似ていますが、石膏ボードより湿気に強く、反りや収縮が少なく、強度があります。

具体的な構成としては、
・ケイカル板 t=12ミリx3枚
・モルタル 20ミリ
・タイル 10ミリ

重量は、
・ケイカル板 t=12ミリ 11.3キロ/㎡x1.98㎡x3枚 = 67.1キロ
・モルタル 2100キロ/m3 x 0.0396m3=83.2キロ
・タイル 35キロ
合計 約185キロ。
レンガを敷き詰めるよりはるかに軽いですが、それでも結構な重さです。

熱抵抗値を計算すると、
・ケイカル板 0.0056㎡K/W x (12ミリx3枚)=0.2016 ㎡K/W
・モルタル 0.0007 x 20 =0.014 ㎡K/W
・タイル 0.0007 x 10 = 0.007 ㎡K/W
合計0.2226 ㎡K/W

メーカーが要求する熱抵抗値は、ディファイアントより一回り小さいアンコールで0.187㎡K/Wとのこと。
アンコールとディファイアントでは、出力はそれほど違わないので仮に1割増しとしても0.2057㎡K/Wとなり、熱抵抗値はクリア。

一つ気になるのは、ケイカル板がストーブ本体の重さで部分的に圧縮されることでたわんで、タイルが割れないかという点。
元々重量物の下に敷いて使う材料ではないためか、圧縮強度なる数値が不明。もう少し検討してみて不安が残る場合は、圧力分散板を敷く、モルタルの中に鉄筋を入れる、モルタルをやめてコンクリートにするなど対策を講じる予定です。


コメント (3)
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