熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

木材を通販で購入する際のリスク

2019-09-16 11:29:56 | 八ケ岳西麓「チェルトの森」での暮らし
耐久性のあるデッキ材としてはハードウッドが一番ですが、固くて加工が大変、価格が高いなどの理由で需要が少ないせいか、大型ホームセンターでも取り扱っている店舗は限られ、あっても品数・サイズが限定されていて調達は難しい状況です。

そこで登場するのがネット通販。
ネット通販で買えない物は無いと言っても過言ではない世の中、デッキ材専門の通販業者のサイトでは様々な種類・サイズのハードウッドが販売されていて、DIY派としては大助かり。

今回のデッキ改修では、大引き以外、根太、床材、フェンスの支柱など全てのハードウッドをネットで購入しましたが、幾つかの問題を経験し、木材をネットで購入するリスクを思い知らされました。

なかでも極め付けは、サイズの違い。

フェンスの支柱用に長さ1000ミリの90ミリ角材(イぺ)をある業者から購入、いざ取り付けようとしたところ、何となく長い印象。
計るとその長さ1150ミリと150ミリも長いではありませんか。


てっきり業者の配送ミスと思いメールで交換依頼したところ、帰って来た返事は、「長い物については許容とします」と交換を拒否する内容。3~4mの長尺物で150ミリ長いのは納得行きますが、1000ミリに対して150ミリは許容範囲とは言えないでしょう、一般常識としては。
サイトには900ミリ、1000ミリ、1200ミリと品揃えされています。許容の範囲とは採算が許容範囲と言うことなんですかね。

カットすればいいと考えがちですが、問題は90ミリの角材となると丸ノコで複数回に分けてカットせざるを得ず、そのため表面を真平にすることが難しく、フェンスの支柱として組み上げた際、がたついて安定性・強度面で支障が出て来ます。
精度を求められない場所なら、カットの手間を覚悟すれば問題ありませんが、フェンスの支柱となると話は別。

業者と交渉の末、返品・返金となりましたが、この業者は2度と使いません。

もう一つ、別の業者から購入したフェンスの手すり用材料、イタウバ。
長年倉庫で眠っていたのか、バンド跡がついていたり、白い塗料が付着していたり、色が褪せていたりと保管状態が良くなかったようで、研磨作業が大変そう。


その他材料でも、かなり反っている物が紛れていたりします。

ネット購入は商品の状態をを確認できない一方で、長さや、特にハードウッドは重いだけに(今回の90ミリ角柱9本で約100キロ)一旦受け取ったら返品することは容易ではなく(故に、悪どい業者にとっては、送り付けたら勝ちでもあるわけで)、木材をネット通販で購入するに際しては、あらかじめリスクとして覚悟しておく必要があります。

コメント
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