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熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

新穂高温泉~鷲羽岳 往復登山

2013-08-10 14:33:48 | アウトドア
8月7日より2泊3日で新穂高温泉から双六~鷲羽岳を歩いて来た。
朝7時頃新穂高温泉の無料駐車場に到着すると既に満車、槍ヶ岳への登山口にもなっており盆休み前とはいえ登山客は多い。已む無く徒歩30分ほどの鍋平園地の駐車場を利用する。

朝8時過ぎ登山開始、わさび平小屋~鏡平山荘を経由、3時半頃漸く双六小屋のキャンプ場が見えてきた。後方の山が今回目指す百名山、鷲羽岳(標高2924m)


2日目はサブザックに食料、雨具など最低限必要な物だけを詰め込み鷲羽岳まで往復。
双六小屋から鷲羽岳を改めて望むとかなり遠くに感じられる。それでも地図上の歩行時間は3時間20分。


往路は最短の巻道ルートを選択。大きなアップダウンは無く歩きやすいうえ、登山道の脇には沢山の高山植物が咲いていた。三俣山荘までハイキング気分を味わえる。


途中から槍ヶ岳が姿を表す。どこからでも直ぐに判別できる槍ヶ岳。富士山と同じで登るより眺めて良い山だと思う。
手前の花はコバイケイソウ。花期には当たり年とはずれ年があるらしいが、今年は当たり年なのだろう、あちらこちらで群落を目にした。


ホシガラス。
生ゴミを漁る嫌われ者のカラスと同じカラス科に分類されるが、こちらはマツの実が主食。


双六小屋を発って2時間ほどすると眼下に三俣山荘が見えてきた。鷲羽岳も間近に迫る。


三俣山荘から鷲羽岳山頂までは登りの連続だが比較的歩きやすく1時間ほどで到着。


山頂からは、水晶岳、黒部五郎岳、そして遠くに槍ヶ岳(いずれも百名山)を望むことができた。
<水晶岳>


<黒部五郎岳>


<槍ヶ岳> 中間辺りの茶色に見えるのは硫黄尾根


山頂からの眺めを満喫した後は三俣蓮華岳(標高2841m)を経由して中道ルートで双六小屋に戻った。
三俣蓮華岳から双六に向かう中道ルートも巻道ルートほどではなかったが、高山の花を目にすることができた。


特にコバイケイソウの群落が目立つ。


荷物を置いて日帰りで周辺の山を歩くことは、コースが限定されるもののゆったりした気分に浸ることでき、いつもの登山とはまた違った味わいがある。

3日目はテントを撤収して登りと同じルートで新穂高温泉に下山した。
早朝キャンプ場前に広がる景色。ここ双六小屋キャンプ場の良さでもある。


途中、鏡平小屋近くの池にて水面に写る太陽と槍ヶ岳。
写真では良く分からないし、何しろ逆光下での撮影は難しい。


今回お目にかかった高山の花々。
              
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残雪の唐松岳日帰り登山

2013-06-02 13:30:37 | アウトドア
北アルプスの峰々に雪が残るこの時期、日帰りで頂上に立てる山はないかと探した結果、ありました八方尾根から唐松岳の往復ルート。
但し、八方池山荘(標高1830m)までは八方アルペンライン(ゴンドラとリフト2本)を利用し、唐松岳(2696m)まで標高差866mの往復となる。
一昨日は梅雨の中休み、1日を通して晴れとの予報にて早速出掛けてきた。

緑ヶ丘クラインガルテンを出発して1時間半ほどで白馬に到着。
残雪の山並と新緑、雪解けで水かさを増した川、すがすがしい気分にさせてくれる。


ゴンドラリフト乗り場までは無料駐車場から歩いて6,7分。
チケット売り場前には、日帰り登山と思われるシニア登山客4,5名が8時の始発を待っていた。
八方アルペンラインの往復券2600円を購入、ゴンドラリフト「アダム」に乗車。


一本目のリフト「アルペンクワッドリフト」で黒菱平に到着。
鎌池湿原では水芭蕉がちらほら咲いていた。


二本目のリフト「グラートクワッドリフト」を乗り次いで八方池山荘に8時半到着、ここから登山開始。


八方池山荘から1時間弱で八方池に到着。雪解けが進み一部分水面が顔を出していた。
八方池の向こうは白馬三山(白馬鑓2903m、杓子岳2812m、白馬岳2932m)


一番左のピークがこれから目指す唐松岳。右側に連なるいくつかのピークは「不帰ノ嶮(かえらずのけん)」と呼ばれ足場の悪い登山道が連続する。注意を要する区間と言うことだろうが、それにしても腰が引けそうな名前だ。


八方池までは観光コース、ここから本格的な登山開始。
雪上歩行を楽しみにしていたが、流石に5月末ともなると雪解けが進んでいて唐松岳まで雪が残っていた区間は5、6箇所程度。その雪もザクザク状態でアイゼンを使用したのは急な登り一箇所のみだった。


厳しい風雪のためか曲がりくねった太い枝。樹木の力強さを感じる光景。


八方池から1時間半ほどで丸山ケルンに到着。


唐松岳の頂上まで後僅か。


八方池から約2時間半で唐松岳頂上に到着。


頂上から望む剱岳と立山連峰


白馬三山


この日は視界が良く、雨飾山、焼山、妙高、戸隠の山並も望むことできた。


高山植物の開花時期には早過ぎて、この日目にできたのは僅か数種類のみ。
   

山桜(?)も開花し始めたばかり


八方池山荘を8時半にスタートして3時頃無事下山した。
この日は一日を通して快晴で無風、気温も20度を越え、快適な登山日和に恵まれた。
もう少し雪が残っていれば雪山気分を味わえたのだが、残雪期の登山としては少々遅過ぎた。
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霧ヶ峰高原ハイキング

2013-05-30 11:06:36 | アウトドア
先日、八島ヶ原湿原を起点に霧ヶ峰高原ハイキングを楽しんで来た。
八島山荘前の駐車場に車を止め八島ヶ原湿原~蝶々深山~車山肩~八島ヶ原湿原に戻る一周コース。途中緩やかな上りがあるだけでのんびりと1日散策を楽しむことができる。


八島ヶ原湿原は、釧路湿原や尾瀬ヶ原湿原と並び日本を代表する「高層湿原」の一つで、冷涼な気候や貧栄養など厳しい自然環境によりミズゴケや植物の分解が進まずに泥炭となり堆積することで形成されるそうだ。
ここ八島ヶ原湿原の泥炭層の厚さは8m近くとサロベツ湿原に次いで2番目に厚く、湿原が形成され始めて12,000年が経過しているそうだ。

八島ヶ原湿原に立ち入ると目の前に八島ヶ池が広がる。


開花間近のグミの木??
この木に限らず植物の開花には少し早過ぎたようで、花を楽しむなら6月中旬以降が良いようだ。


八島ヶ池から10分ほどで鎌ヶ池に到着。


ここから車山方面を目指す。緩やかな上り道を30分ほど歩くと物見岩(標高1792m)に到着、ここで小休止。この日は生憎雲が多く視界は良くない。


ホオアカ(?)


鳴き声を良く耳にするカッコー。
新緑が芽吹き始める前の今は野鳥を見つけやすい。


霧ケ峰高原の夏鳥を代表する渡り鳥、ノビタキ


蝶々深山(標高1836m)を通過して車山湿原を右手に眺めながら車山肩方面へ。
車山山頂(標高1925m)経由のコースもあるが、この日は見晴らしが良く無さそうなのでパス。


美ヶ原高原と同じように霧ケ峰高原でも鹿による植物の食害防止策がとられていた。


鳥の巣と見間違いそうな寄生植物。


生憎植物の開花時期には少々早過ぎたが、平日とあって人影はまばら、4時間ほどのんびりハイキングを満喫することができた。

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残雪期の雪上技術講習会に参加申込み

2013-03-02 21:10:25 | アウトドア
趣味の一つとして、毎年夏山を中心に山歩きを楽しんでいるが、体力がある内にと今年は登山の開始時期を早めて5月頃から残雪期の山に挑戦しようと計画している。
厳冬期の本格的な冬山は技術、体力、気力、全ての面で欠けているので始めたい気持ちは毛頭無いが、それでも一面銀世界の山には登ってみたいと常々憧れを抱いている。
緑が丘クラインガルテンを拠点にすれば、天候を見計らって何時でも簡単にアクセス出来る利点もある。

ただ、いくら残雪期とはいえ、いきなり自分で始める訳には行かない。
そこで、長野県山岳総合センターが開催する雪上技術講習会に参加することにした。
机上講習と雪山でのテント泊講習を2泊3日でこなし、残雪期登山に必要な雪上歩行技術、アイゼン・ピッケルの使い方、雪上におけるロープワークなど基本的な事を学ぶ。

アウトドアは体力が勝負、思い立ったが吉日と言う訳で早速申し込んだ。年齢的にはちょっと遅いような気もするが、取り敢えず参加年齢制限はクリアしているので、何とかなるだろう。

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日光・小田代原スノーハイキング

2013-02-14 21:36:59 | アウトドア
今日は赤沼駐車場から小田代原にかけてスノーハイキングを楽しんできた。
気温は1度くらいと低めだったものの、快晴状態で風も無く少し歩いただけで汗ばむほどだった。


戦場ヶ原展望台より


湯滝は凍っているかと思いきや、普段と変わらない滝の光景だった。


湯ノ湖は、湯元温泉から離れた箇所では結氷し、雪が降り積もっていた。
温泉付近ではお湯が流れ込むため結氷しないのだろう。


出会った人は5,6人程度、皆さん写真撮影が目的のようだった。
目にした野鳥はアカゲラ一羽のみ。他の野鳥のさえずりも聞かれなかった。寒さの厳しいこの時期、標高の低い里に移動しているのだろうか。

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