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熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

深酒の代償は大きい~酔ったNHKアナ、痴漢容疑で逮捕

2012-11-16 08:55:02 | 気になるニュース
NHKの報道番組で全国的に顔の知れ渡っているベテランアナウンサーが、電車内で痴漢行為を働いたとして逮捕された事件。物腰がソフトで好印象のアナウンサーだっただけに報道を聞いて大変驚いた。

本人は酔っていて覚えていないようだが、いくら酔っていたとはいえ、痴漢行為を働いたとなると人間性そのものを疑わざるを得ない。取り返しのつかないことをしでかしたものだ。

何年か前には人気アイドルグループの一員が酔ったあげく公の場所で裸になり、警察の世話になる出来事があった。この時も本人は覚えていないとのことだったが、こちらは、謹慎期間を経て芸能界に完全復帰している。

今回のアナウンサーの場合は痴漢容疑、立件されれば職業柄復帰することは難しいのではないだろうか。少なくともテレビに顔を出すことはありえないだろう。

適度の酒は百薬の長、心身をリラックスさせてくれて良いものだが、度を越した飲酒は体に良くないどころか理性を喪失させる。
リセットできる程度の失敗なら酔っていたで許されるケースもあるだろうが、警察の世話になっては、それも痴漢行為となるとリセットは厳しいだろう。

テレビ画面から伝わってくる本人のイメージからは到底想像もつかない今回の不祥事、あまりの落差に酒の怖さを感じずにはいられない事件である。



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中学生の自殺問題~変らない学校の隠蔽体質

2012-07-16 20:45:11 | 気になるニュース
大津市内の中学生の自殺が、このところメディアで大きく取り上げられている。
子供の自殺報道があるたびに、教育委員会や学校関係者が口にする言葉は、「いじめは無かった」、「いじめと自殺の因果関係は確認されなかった」との内容である。そして、次第に事実が明るみに出て隠し切れなくなると、渋々認める発言に変る。ただ、常に自分達の立場を擁護しようとする態度が見え隠れするのはいただけない。

今回特に大津市の中学校長の記者会見を見ていて、あまりに当事者意識の無い発言には呆れる。
校長といえば、その学校の長で教師・生徒のトップに立つ人間である。その校長が、自分の預かる学校でいじめによる自殺者が出たにも関わらず、歯切れの悪い回答に終始し、責任を痛感しているようには感じられなかった。

毎度目にするこの光景、いじめが社会問題化して何十年と経つが、教育関係者のこの隠蔽体質が一向に改善されないのは何故だろうか。
職責を全うしていなかった事に対する後ろめたさからだろうか。

何処でもあるいじめだが、子供が自殺に追い込まれるとなると、いじめでは片付けられない。過失致死罪に匹敵するほどの罪である。

日々の仕事に忙しい教師に、それでなくても複雑で難しいいじめ問題の解決を期待することは諦めて、弁護士などによる専門の第三者機関を設置し、子供が相談し易い環境整備を行い、徹底したケアを行えるようにした方が良いような気がする。

それに、日本の社会はもう少し子供に対して厳しくすべきだと思う。少なくともいじめを行った子供には、それなりの処分が下されて然るべきなのだが、どうもこの当たりの学校の対応が甘すぎるように思えてならない。事なかれ主義の表れだろうか。


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東電のいびつな収益構造に呆れるばかり

2012-05-24 17:03:18 | 気になるニュース
電力料金の値上げ問題に関連し、このところ電力会社の収益構造が新聞、テレビで取り上げられている。

今日の朝日によると、東電の販売電力量の内、家庭向けが38%を占めている一方で、利益に占める家庭向けの割合はなんと91%にものぼると言う。逆に言い換えれば、62%もの電力を企業に販売しておきながら、そこから上がる利益は全体の僅か9%しかないということである。
大口需要家上位10社向けの料金単価に至っては、家庭向けの半分ほどらしい。この不公平さには唖然とすると同時に腹がたってくる。

企業は安い夜間電力の使用割合が高いことや大口需要家向けは送電設備費用が押さえられるなど、電力料金が安くなる理由があることは分かるが、それにしてもこの収益構造はおかしくないだろうか。

結果的には、企業には安い料金で電力を供給し、利益が出ない分、若しくは最悪逆ザヤとなった赤字分を弱い立場の一般家庭にしわ寄せしていることになる。

他国と比較すると、停電発生件数は圧倒的に少ないうえ電気の品質も高く、発電量では世界一、二の規模を誇る超一流の電力会社と思っていたが、今回の原発事故を皮切りに次々と明るみに出る東電のゆがんだ経営体質には呆れるばかりである。

そこに持ってきて、収益構造が一般家庭の犠牲の下に成り立っているとなると、早く発送電を分離し競争原理を取り入れて貰うしかない。そもそも発電と送電を同じ会社が行っている国は、先進諸国の中では日本くらいである。

今の政権に改革を期待したいところだが、問題山積の民主党を見ていると果たしてどうなることやら。
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日本は酒に寛大過ぎないか~小樽商大の飲酒事故

2012-05-09 12:45:54 | 気になるニュース
北海道の小樽商科大学で、飲酒したアメリカンフットボール部の学生9人が病院に運ばれ、1年生1人が意識不明の重体となっている。しかも病院に運ばれた9人のうち7人が未成年という。
そして、案の定、新入部員に対して上級生による酒を飲まされる「一種の強要」があったとも報じられている。

過去に何度も同じような飲酒による事故が発生し死亡事故まで起きている。酒を強要した上級生が刑事告訴されるケースもあるのに、何故いつになっても同じ事が繰り返されるのだろうか。

この背景には、日本人の酒に対する寛大さが根底にあるように思えてくる。

日本では基本的に何時、何処でも自由に酒を口にすることができる。公園、河原、路上、電車内など、酒を飲めない場所を探すほうが難しい。
自宅の近くに公園があるが、桜の開花時期になると複数のグループが訪れ、宴会が始まる。近くでは子供たちが遊んでいる。子供の時からこのような光景を目の当たりにしていれば、酒宴や酔っ払いに対して違和感を感じなくなってしまうことだろう。
更には、自動販売機まであって、誰でも酒を手に入れることができる。
そして、昼夜問わずテレビから流れる有名タレントが旨そうに飲む酒のCM。

先進諸国の中で、これほど酒に関して規制が緩い国は珍しい。
アメリカでは州によって違いがあるものの、概ね未成年者の飲酒はかなり厳しく罰せられるようだし、公園など公共の場での飲酒も禁じられているケースが多い。日本のように桜の木の下での酒盛りは考えられない。
有名タレントを起用した酒のCMも見かけないようだ。
ましてや、アルコールの自動販売機も見かけない。

体質的に酒に強い欧米人ですら、これだけ酒に厳しいのに、酒に弱い日本人がこれほど寛大とは皮肉なものである。

日本人がもう少し飲酒に対して敏感になるようにするためには、少なくとも公園を含め公共の場での飲酒を原則禁止にしてはどうだろうか。
タバコのように課税を強化して、酒の価格を上げるのも飲酒を抑制する上で効果はあるだろう。海外と比べると、特にビールに関しては、日本は格段に安い。

そして、今回のような学生による飲酒事故に対しては、学内での飲酒を全面禁止とし、規則を破った学生は退学処分するくらいの厳しい態度で臨むべきだと思う。
学外での飲酒については目が届きにくいが、酒の強要が明らかになった場合は、やはり退学処分と厳しくすれば強要も少なくなるだろう。
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連日の巨大地震関連ニュース、今度は「南海トラフ」

2012-03-31 22:16:59 | 気になるニュース
昨日は、東京湾を震源とする「首都直下地震」の震度分布が見直されたことが話題になっていたと思ったら、今日は、西日本の太平洋沖にある海底の溝「南海トラフ」とやらで巨大地震が発生する可能性があると報じられていた。

初めて耳にした「南海トラフ」だが、東日本大震災と同等のマグニチュード9.0規模の地震が発生した場合、関東から九州の太平洋側を中心に広い範囲で強い揺れがあり、最大震度は7クラスが想定されるらしい。更には、津波は高いところでは30メートル以上に達するというから、逃げようが無い。
そのうえ、この南海トラフを震源とする巨大地震は、近い将来発生する可能性が高いとも報じられていた。

そういえば、先週は先週で房総沖の海底に長さ160キロと300キロ以上の長大な活断層が存在するとの調査結果が公表されていた。
こちらの方もマグニチュード8~9クラスの地震を引き起こす可能性があるという。

こうもひっきりなしに巨大地震関連の報道に接すると、驚かなくなって来た。
結局、なるようにしかならないと半ば開き直りの心境である。

要は、何時、何処で巨大地震が発生してもおかしくない状況に置かれていることだけは間違いなさそうだ。それが、明日か10年後か、50年後か、誰にも分からない。

■東京湾を震源とする「首都直下型」の震度分布図(改訂版)


■「南海トラフ」を震源とする地震の震度分布図


■房総沖で新たに存在が指摘された活断層
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