
歯は、少しの力で移動します。頬杖をついたり、枕を顔に押しつけて寝ることによっても動きます。
低反発枕はやわらかく、気持ちが良いので心配ないと思われている方は多いと思います。ところが低反発枕も、使い方を誤ると、簡単に歯の移動や顎関節症を起こしてしまいます。
もとむら歯科には、この1年間に、低反発枕を使用していて、歯並びが悪くなったり、顎関節症になったりした患者さんが10人くらいお見えになりました。
皆さん、「良い枕だ」と思って使っていらっしゃるので、わたしの話を聞いてびっくりされますが、その枕をやめていただくと症状が軽くなるので、納得していただけます。

どういう使い方がいけないのでしょうか?
低反発枕に限らず、寝ていて横をむいたとき、横顔(歯のあるところ)に当たる枕は良くありません。
低反発枕は気持ちがいいので長時間顔をおしつけてしまう結果、ほかの枕より、よけいに歯の移動が起きてしまうことになります。
低反発マットはいいようです。
枕は薄めのものを使い、横を向いたとき、顔に当たらないようにしましょう。
歯が動くと、なぜいけないのか詳しいことは、もとむら歯科のホームページを見てくださいね。

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