ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

6月

2011-06-01 13:28:11 | 思う事(2010年4月~)
関東地方まで早くも梅雨入りしてしまったらしい今年、台風も2号だというのに秋の台風みたいな動きで日本列島にやってきて、これから梅雨の雨量や台風の多さなど、めちゃくちゃ気になる・・・。

5月はやっといろんな事が普段に戻ってきたような感じで過ぎ去った。
でも、原発に関しては悲しくなるような事実ばかりがポロポロ明らかになり、作業も汚染水ばっかり増えて抜本的にはなんにも解決されず。
現場の作業員さんの被曝量はどんどんあがるばかり。

ああそれなのに、国会はまたゴタゴタが始まって、ここでも震災前の普段の様子に戻っちゃったみたい。本当にガッカリさせられる。

地元紙では連日原発に関する多くの記事が掲載されているのだが、先日の記事。

「原発災害」。震災と、地震による原発事故の放射能災害とが複合・増幅しあう災害を1997年発表の論文で提唱した地震学者・神戸大名誉教授の石橋克彦さんが23日に参院行政監視委員会に参考人として出席。
今後も新たな余震による事故の悪化を指摘したそうだ。
地震学者として、内陸部断層が動く直下型地震も、太平洋沖で起こる地震もどれが起こっても不思議ではなく、地震の振動による影響に加え、たとえ1Mの津波でも敷地内に浸水した津波が引くことで海洋汚染が悪化する可能性がある、更に事故収束後も、廃炉となり実際に解体されるまで地震の危険性は消えない、と厳しい指定。

そうなんだよね・・・。ずーっと何十年先まで心配しなきゃいけない現実。原発災害は本当に罪深い。どうしてしっかり作ってくれなかったのよ~!!
それなのに’原発事故に対しての管内閣の対応は’云々言っている自民党には猛烈に怒りを感じる。
脱原発を表明したばかりの日本なのに、すぐにまた主張が変わるのだろうか?

毎日毎日、今日は大きな余震が起こりませんように、早く原発の状態が良い方向に向かいますように、と綱渡りをするような気持ちで日々を暮らす人達がたくさんいるここ福島。
6月も、大きな余震が起こりませんように、大雨になりませんように、と願うばかり。


コメント
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