ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

教育座談会にて

2007-06-13 11:05:09 | こども関係(~2010年3月)
無錫にこの9月新しく開校するシンガポール系インターナショナルスクール、イートンハウス校主催の教育座談会に出席した。

無錫校には日本人部もできるというので、今回は日本人保護者を対象に、シンガポールや香港で現在活躍中の日本人の先生がいらして、海外で暮らす子供達の教育関連の話題について、実際に海外で暮らすご自身とお子さんの体験などを踏まえての教育座談会だった。

このような教育関連の、専門家を招いての講演会や座談会というのは、無錫では今までなかったと思う。

去年補習校で、蘇州日本人学校の先生がいらっしゃって私達保護者と座談会を行ったが(2006年11月5日「ものさし」参照)、やはり日本人学校の先生は『日本語第一主義』。
そりゃ日本人学校の先生なのだから、その教育方針はその通りで、それに賛同する保護者が日本人学校に子供を通わせるのだろうが、この、日本人学校のない無錫に今住んでいる親達は、日本語第一主義ではない教育環境の中で実際に今暮らしているので、日本人学校の先生方のお話は、正直言って
「そんな事言われても・・・。」
と、我が子の日本語能力を悲観するばかりの感想を持ったような印象だった。

今回の座談会、実際にシンガポールや香港での経験に照らし合わせながらのお話は、「がんばろう!!」と思わせてくれるような内容で、とても有難かった。

いつまで海外生活が続くかわからない状況の我が家、息子がもう少し大きくなったら、ダンナさまだけを残して私と子供達は学校の為に日本に帰らなくちゃならないかなあ、と、漠然と思っていたが、お一人の先生曰く、
「子どもが思春期の中学生の時期はなおさら、絶対家族で住むべき!」
と喝を入れられた。

ある程度、子供達が自己を確立する時期(大学生くらい?)になれば、海外育ちの自分を消化しながら日本の社会を眺める事ができるのではないか、というその先生の御意見、確かにそうともいえるなあ、と納得。御自身のお子さんも、そういう方針で現在子育て中だそうだ。

その晩家で、ダンナさまに
「そのうちに単身赴任してもらおうかと思ってたけど、今日中学生くらいまでは絶対お父さんと一緒にいた方がいいって言われたよ。」
と話すと、
「それは高校生になっても同じだよ。」
と言われる。しかし
「子供達が中学生の頃はオレも日本にいたいなあ。」
とも。

彼曰く
「そんな事言ったってなあ、今無錫にいる日本人の中で、数年後に自分はどこにいる、なんて予測がつく人間そんなにいないぞ。」

それは確かに言えるかも・・・。

我が家も数年後は??だが、初心の「家族がキホン」を忘れずに、もうちょっと頑張ろう、と思えるお話、私は本当に有難いと思う。

上海や蘇州には、こういう教育関係の座談会は結構あるのだろうか?
無錫も、だんだん教育状況がよくなりつつある、という事かな??
コメント (2)
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