ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

センティメント

2014-12-19 23:02:26 | 詩集湾Ⅱ(1993年5月20日)
過去が栄光で 未来が懐かしい とだれか言った 懐かしさを仮構する志がある 「このまちは懐かしい」   海がある港がある ひとがいる ウミネコがとんでいる 造船場に赤錆びた漁船が係留されている 毎日魚市場でツナ・テイルとシャーク・フィンが切られている鋭い刃物を使って 横町にはかつて軒先に魚を並べた長屋が店舗は移転したがそのまま 仲買人たちの住居として残っている 裏 . . . 本文を読む

かれの夢の夢

2014-12-18 21:41:14 | 詩集湾Ⅱ(1993年5月20日)
テレビを消して アールグレイを口もとに近よせる 2キロメートルさきの港から 漁船たちのエンジンの音が 地鳴りのように低く静かに響いている   ときおり強いサーチライトが 港の空を一本の線で照らす 何を探しているのかはわからない (魚倉をいっぱいにしたサンマ船が凱旋する祝砲か花火に見たてているのか)   ここからは海が見えない 海をへだてた対岸の 大島は . . . 本文を読む

12月17日(水)のつぶやき

2014-12-18 01:23:28 | つぶやきまとめ
 千田基嗣 @motochida 22:55 ハードボイルドな演歌 blog.goo.ne.jp/moto-c/e/020b0… from gooBlog 返信 リツイート お気に入り  千田基嗣 @motochida 23:05 これは、気仙沼市港町には、住宅地図をよく見ると実は13番地があった、という落ちがついた。ハードボイルドな演歌blog.goo . . . 本文を読む

ハードボイルドな演歌

2014-12-17 22:50:05 | 詩集湾Ⅱ(1993年5月20日)
雨の似合う街角を歩きたい レインコートの襟を立てて ウールのソフトなハットをかぶって   土砂降りではない雨 肩濡らしそぼ降る雨 春とはまだ呼べない宵   遠くで霧笛が泣いてる テナーサックスも泣いてる ついでに女も泣いてる   気仙沼市港町に 十三番地はない   ※詩集湾Ⅱ Ⅰ感傷旅行 から . . . 本文を読む

12月15日(月)のつぶやき

2014-12-16 01:49:54 | つぶやきまとめ
 千田基嗣 @motochida 20:12 岡本@argさん、読みました。こんなの書いてみました。 岡本真・森旭彦 未来の図書館、はじめませんか? 青弓社 blog.goo.ne.jp/moto-c/e/7dc0c… … #未来の図書館 from Twitter Web Client 返信 リツイート お気に入り  千田基嗣 @motoch . . . 本文を読む

あそぶひと

2014-12-15 21:51:38 | 詩集湾Ⅱ(1993年5月20日)
人間は知能人であったり工作人であったり道具の使い手であったり ことばを用いる動物であったりするが 笑うものでもあり あそびを知るものでもある ひとがひとたる由縁はあそびを知るにあるともいわれる   もっとも人間だけがあそびをするわけではない 子猫たちや子犬たちはいつもじゃれあいあそんでいる このあそびは同時にまなびである じゃれあってあそびながらかれらは自らえさをとらえ . . . 本文を読む

12月14日(日)のつぶやき

2014-12-15 02:08:08 | つぶやきまとめ
 千田基嗣 @motochida 00:04 岡本真・森旭彦 未来の図書館、はじめませんか? 青弓社 blog.goo.ne.jp/moto-c/e/7dc0c… from gooBlog返信 リツイート お気に入り  千田基嗣 @motochida 00:20 第19回無意味な意味の尾形亀之助読書会案内 poetic.jp/kaisei/pg205.h… from Twitter for . . . 本文を読む

岡本真・森旭彦 未来の図書館、はじめませんか? 青弓社

2014-12-13 23:55:51 | エッセイ
 岡本さんは、saveMLAKの中心人物で、震災後の被災地図書館への支援に大きく活躍された。気仙沼の図書館も大変お世話になっている。  MLAKというのは、ミュージアム、ライブラリー、アーカイヴズ、公民館の頭文字で、なぜ、公民館だけ日本語なのかは良くわからないが、そういえば、適宜な訳語がないかもしれない。というよりも、話は逆だな。図書館がlibraryの訳語として作られた言葉で、博物館が元はmu . . . 本文を読む

12月8日(月)のつぶやき

2014-12-09 01:31:32 | つぶやきまとめ
 千田基嗣 @motochida 13:31 熊谷龍子 森の窓から [歌とエッセイ] 遊子堂 goo.gl/eqrQFX from gooBlog返信 リツイート お気に入り  まっちょ @machwo 21:25 鳩山友紀夫元総理大臣がオプエドで「日米合同委員会」というものの話をしてる。 米軍と高級官僚が月2回秘密の会議を開いてて、法律よりも強い権限があるって言ってる。 え、そ、そうなん? . . . 本文を読む

熊谷龍子 森の窓から [歌とエッセイ] 遊子堂

2014-12-08 13:24:01 | エッセイ
 熊谷龍子さんは、気仙沼の歌人。気仙沼の西の山あいの谷間の歌人。いや、端的に森の歌人。  森は海の恋人の名付け親。  気仙沼の東の舞根湾の漁師畠山重篤氏の『森は海の恋人』は、西の森の歌人が名付け親なのだ。    森は海を海は森を恋いながら悠久よりの愛紡ぎゆく    1996年に出版された第3歌集「森は海の恋人」に収められたこの歌は、熊谷龍子個人の歌ではない。  こ . . . 本文を読む

12月2日(火)のつぶやき

2014-12-03 01:31:03 | つぶやきまとめ
 糸井 重里 @itoi_shigesato 00:00 渋谷シネクイントで小沢健二「超LIFE」のレイトショー観てきた。おおぜいで観たのもよかったし、20年経って、こんなに一曲一曲がよろこばれているアルバムなんて、ポップス冥利に尽きるよねー。本人はさかんに恥ずかしがってたけど、わるい気はしないと思うよー、作家としても歌手としても。 千田基嗣さんがリツイート | RT from Twitter . . . 本文を読む