ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

霧笛第2期 第23号の編集後記

2013-10-15 14:17:06 | 霧笛編集後記

〈編集後記〉

◆震災後の三号目となる。前回はゲストとして寄稿してもらった藤村洋介さんが新たに同人として参加。二人目の二十代男性。千田遊人は、東京の大学に復帰したが、同人としては参加し続けたいと。

◆太平洋氏が、ペンネームを変更、本名の鈴木東吉名義とするとのこと。長く、気仙沼高校をはじめとする地域の高校で音楽教師を務められた。教員生活を終えての心境の変化があったのか。この春、気仙沼市民会館の館長となられた。ご活躍を期待申し上げるところ。

◆「震災のことは、同人各々に深く刻み込まれているが、表現はまた各々。明確に、または、一見関連なく。」と前号後記に書いた。今回もまた同様。私は、あからさまには震災のことを書くことはなくなった、と思う。むしろ原発のこと、現在の社会のこと、文明のことを考えている。モノの本を読みながら。この世の中は、変わるべきなのだろうか?変わらずに続くべきなのだろうか?然り、然り。あるところは変わらず、あるところは変わるべき。そして私自身は、人としての生の後半をどう終えるべきか。

◆表紙は、久しぶりに常山俊明が、自分で描くと。人物スケッチの連作で行きたいとのこと。このところフェイスブックで公開しているが、好評のようだ。 (千田基嗣)


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