538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

ネオンくらげ 新宿花電車

2011-06-16 23:04:13 | 邦画
東映さんのピンキー映画ですねぇ
山内えみこさん主演の「ネオンくらげ」シリーズの第2弾
といっても、この映画でシリーズは打ち切りだったようですけど
1973年の作品
山口和彦監督・脚本作品

ちいちいの愛称で散歩してる地井武男さんが出演してる
差別用語の障害者役でしたけど・・・

73年というと昭和元禄の時代にはいりかけてるところかしら
まずはお札が古い
一万円が聖徳太子だし千円が伊藤某さん
パチンコ台は両サイドがチューリップってか
弾を打つバネが親指でハネる仕組みだし
なんとふるめかしい

青森からでてきた娘が
いきなり犯され、新宿でキャッチ嬢しながら
古代から女性の唯一の専門職を生業としてる
仲介してるのがちいちいだし
ネオンの海にただよい浮かぶ女をくらげに喩え
ネオンの海に入ってきた男を人刺し  って
「ネオンくらげ」 いいネーミングですねぇ

ふとしたきっかけで知り合った同郷の男と惚れあい
シロクロショーしながらつつましく生きてく
大手がつくる70分程度のピンクだけど
山内さんはしっかり脱いでくれてるし
当時の風俗をちゃんと物語に組み込みながらも
しっかりとした青春映画にもなってますねぇ
ピンク出身の葵三津子さんもハダカ要員でしたねぇ
ちいちいにムチ打たれてのたうち
苦悶していた

山内えみこさんシスタームービーながら結構いい映画で主演してる
「番格ロック」の突然のDVDリリース中止が残念ですねぇ
「ネオンくらげ」1作の方もCSの方にかからないのかなぁ
傑作との評判なので見てみたい。

体も売るし、どこが「花電車」なんだと見てて
シロクロショーだったんかいなぁ
てラストでのぞきだけで客引き
死んだ男の子どもを妊娠してるんで見せるだけですか・・・
女はたくましいな
っていうかこの生き方が映画の持ち味ですし
山内えみこさんの真骨頂だったようで

新宿のネオン夜景の中にエンドマークが出るのですが
山一証券とか、カメラのサクラヤのネオンが見えてる
栄枯盛衰・・・
時代も人も変わっていくんですねぇ
ってか、映画自体もかわっちゃいましたもんねぇ


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