538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

プッシャー

2012-08-04 22:35:51 | 洋画
「ドライヴ」のニコラス・ウィンディング・レフン監督が
製作総指揮として、25歳の時故国デンマークで初監督した
「プッシャー」を15年ぶりにセルフリメイクした映画
生憎オリジナルは見てませんですけど
リメイクは日本未公開でこの8月3日にDVDスルーのみ
なんか面白いと言うよりも不思議な感じな映画でした

Pusher とは麻薬密売人のこと
主人公は手下と二人でロンドンで麻薬の密売で生活してる
結構羽振りのよいお仕事だったが
麻薬の密輸に失敗し、かつ手持ち不足分を
ボスから借りて商売中に手入れをうけ
逃げる途中で証拠隠滅の為に川に麻薬を捨てる

ここから彼の歯車が狂い・・・
ボスから借金を取り立てられるハメに
ボスの非情な取り立てに彼自身が蟻地獄のように逃れなくなって
行く一週間のお話し

彼の彼女役の女優さんが可愛い
彼を慕っている様子も良いですって
ある程度彼の金庫番も兼ねていたりと信頼関係も厚い
このなんでもないような描写が
アッと驚くラストのオチに繋がっていくンですねぇ

借金取り立てで追いつめられていく過程で
彼も自分の借金を取り立て易い人にしか
で支払えなくなって彼の常連さんが自殺したり
銃を両手にお金持ちの常連さん宅に強盗したり
でもなかなかお金は集まらない

って銃を入手したら強盗するよりボス撃ち殺した方が
早いのに、彼にはそんな発想力は微塵もない
なんとか借金地獄から・・・
で彼の行き着いた先はロンドンから逃げること

ボスなんていつも子分と二人でしかいないからねぇ
ボス倒すって発想がないのでどんどん行き詰まっていく
ま、麻薬の売人してるけど
根は善人なんだろうな!だからあんな衝撃なオチに為って仕舞う

サスペンス映画としては緊張感があんまありませんが
不思議な魅力をもった映画だった
87分って尺も丁度よい長さ

2012年製作、イギリス映画
ニコラス・ウィンディング・レフン製作総指揮、オリジナル脚本
ルイス・プリエト監督作品
リチャード・コイル、ブロンソン・ウェッブ、
アギネス・ディーン、ポール・ケイ出演


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2 コメント

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コメント&TB有難うございました (ヒロ之)
2012-09-23 01:47:53
いかにして借金地獄から逃れる事が出来るのか。
一週間という時間を上手く使ってテンポ良く見せている感じはありました。
ただ自分的には主人公が何時ブチ切れてボス一味を血祭りにあげるんだろってな変な期待を持って観てしまったが為にそれらが無かった事で肩透かし食らったと言いますか・・・。
「あれ?終わっちゃったよ」って何かガッカリではありました。
もっと『ドライヴ』みたく渋さがあればまだ感想も違ったかもしれません。
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なんとも (morkohsonimap )
2012-09-24 00:13:28
不思議な雰囲気の映画でした。
借金地獄の中で只右往左往するだけの映画ですものね

普通なら、自分で打開に動こうとするはずだし
映画的にもカタルシスのない映画でした。

でもこの不思議な雰囲気はハマる。
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