で、ロードショーでは、どうでしょう? 第151回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『プレデターズ』
まさかの正式な続編。だから、『プレデター3』になる。
もともと10年前に書かれたR・ロドリゲスによるアイディアを復活させたものらしい。
なので、プロデューサーを務めている。
最強の化け物と言わ . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第150回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『クレイジーハート』
佳作とは、こういう作品を言うのだというような作品。
定番の物語をうまくひねったシナリオと演出には、うならされること請け合い。
撮影も独特のアングルにセンスの良さがあふれている。
アカデ . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第149回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『ぼくのエリ 200歳の少女』
吸血鬼映画史上屈指の傑作の一本に数えられるであろう逸品。
主演の少年少女が圧倒的。
撮影のホイテ・ヴァン・ホイテマは、一気に売れっ子カメラマンとなっている。
北欧子供映画の伝統が産んだ . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第238回は、『月とキャベツ』(1996)
『セロリ』といい山崎まさよしは、野菜づいてますね。
スタッフ。
監督: 篠原哲雄
製作:原正人/黒井和男
プロデューサー:吉田佳代
原案:鶴間香
脚本:篠原哲雄/真柴あずき
撮影:上野彰吾
美術:都築雄二
編集:冨田功
音楽:山崎まさよし
出演。
山崎まさよし
真田麻垂美
鶴見 . . . 本文を読む
濡れてて慌てる
解説:
“濡れ手に粟”シリーズ。
こちらは、予期せぬところが濡れていて、それに触れると意外に驚くことがあるという観察ことわざ。
たかだか濡れてるだけでも怖いのは、血を連想するから?
人間が水で構成されているからなのかしら?
. . . 本文を読む
失敗談を聞くことは、脳に刺激を与えるらしい。
脳内の反応がよいんだと。
成功の話が刺激しないのではなく違う部分が反応するんだと。
どうやら、成功の話には、脳は普段感じる他の喜びと近いところが反応してしまい、感動が少ないらしい。
主観的なものと結びつくといろいろ違ってしまうのは、当然ですが。
だから、コメディは失敗に笑いという価値を与える方法を教えてくれる物語ともいえますね。
. . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第236回は、『アドベンチャーランドへようこそ』(2009)
原題は、『ADVENTURELAND』。
劇中に出てくる遊園地の名前です。
スタッフ。
監督:グレッグ・モットーラ
製作:シドニー・キンメル/アン・ケリー/テッド・ホープ/グレッグ・モットーラ
製作総指揮:ウィリアム・ホーバーグ/ブルース・トール
撮影:テリー・ステイシー
プロダクションデザイ . . . 本文を読む
“気味が悪い”と“不気味”は似た意味の言葉。
気味が悪くても、なくても、怪しげで、気持ちが悪いのだ。
どうやら、気味というのは、なかなか弱いようだ。
どういう意味か、辞書をひく。
【気味】
①物の味と香り
②けはい、趣、風味
③心持ち、気持ち
④いくらかその傾向を帯びている
【気味が悪い】
①気持ちが悪い。不愉快である。
②なんとなく恐ろしい。
【不気味(無気味)】
正体が知れ . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第235回は、『ハードエイト』(1996)
原題も『HARD EIGHT』。
ビデオ題か、海外題名で『SYDNEY』というのも。
スタッフ。
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
製作:ロバート・ジョーンズ/ジョン・ライオンズ
製作総指揮:フランソワ・デュプラ/キース・サンプルズ
脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
撮影:ロバート・エルスウィ . . . 本文を読む
覆面、凡人を変わらす
解説:
“覆水、盆に帰らず”シリーズ。
こちらは、覆面というか、匿名というか、顔が見えず、自分がはっきりしない状態では、対外的なものを考慮させずに、なにか心をストレートに出てしまうということ。
実際に会うとフラットな人ほど、そういう場面で、尖ってしまうようです。
公と私の乖離は、現代人の苦しみなのでしょう。
まぁ、その開放の場がある . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第148回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『レポゼッション・メン』
ジュード・ロウ主演の寓話的SFサスペンス。
原題は『REPO-MEN』。
邦題を略さないでレポゼッションにしてるのは、傑作『レポマン』への敬意だと思いたい。
舞台は高額な . . . 本文を読む
椅子の背中、つまり自分の背中をつける部分、つまり背もたれは、本当に椅子の背中なのか?
もしそうならば、椅子の背中は椅子の体の前にあるということになる。
では、その裏、背中の背中の部分はなんだろう?
そこも背中?それともお腹?
それとも、背中と言っているが、あれがお腹で、背中の部分が背中なのだろうか?
むむ、そもそも、背中はなんで、外にあるのに中なのか?
おや、そういえば、背中は、 . . . 本文を読む
椅子が壊れた。
今年買ったばかりの椅子の左の肘掛がボキンと折れたのだ。
立ち上がるときに、体重を肘掛けて立ち上がるからだろう。
DVDを観終えて、ああ、面白かったとDVDを片付けるために、立ち上がろうとしたとき、ボキンといった。
突然、支えを失い、体はズドンと転がった。
前の椅子は8年ももったというのに。
この8年間の体重の増加のせいだけではなかろう。
決して高い椅子ではなかったが、それで . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第147回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『ガールフレンド・エクスペリエンス』
映画史において、もっとも映画作家の名にふさわしい、全身映画で出来ている男スティーブン・ソダーバーグの20作目。
私的作、娯楽作、実験作、超大作と振れ幅は、現存する映画監督の中で . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第146回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『ザ・ウォーカー』
社会派ヒューズ兄弟の世紀末SF。
プロットには、さまざま映画の味わいが潜むが、その仕上がりには、その香りがほとんど無いという21世紀スタイルのミクスチャー。
レッドワンの撮影による加工されまくっ . . . 本文を読む