チャウ・シンチーの『少林サッカー』は、漫画の『キャプテン翼』にインスパイアされつつも、独特の過剰さによって、新しい映画のスタイルを作り出しました。
歴史的に見ると『アストロ球団』や『巨人の星』などから、日本ではすでに存在していたものなので、どちらかというと先祖帰り的な発想なのですが。
これ以後、スポーツものに、少林サッカ―化とも言うべき現象が巻き起こりました。
まずは、チャウ・シンチー自身の手による、カンフーの少林サッカー化である『カンフーハッスル』がありました。
そのまま、日本では『少林少女』となるフランチャイズ化で、映画内ではラクロスの少林サッカー化が行われました。
この流れから、元祖とも言うべき『アスロト球団』も実写ドラマ化されています。
テニスで、『テニスの王子様』も。
バスケで、『カンフー・ダンク!』。
ソフトボールの『初森ベマーズ』(テレビドラマ)。
バドミントンで、『全力スマッシュ』。
なんてのも。
他に、ドッジボールの『ドッジボールの真理 code01 伝説のレッドブルマ』があります。
今後も、思い出したように作られていくことでしょう。