菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

麺麭通丸見栄。 『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』

2022年04月02日 00時00分30秒 | 俺は好きなんだよ!

【俺は好きなんだよ】第1535回

 

『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』(2018)

 

製作国:日本
上映時間:104分
映倫:G

 

配給:東宝  

 

 

スタッフ。

監督:高橋渉
演出:鈴木大司、三原三千夫、高橋渉
絵コンテ:高橋渉、橋本昌和、三原三千夫、久野遥子、美月輝
プロデューサー:山崎智史、村上弓、鶴崎りか、鈴木健介
制作:シンエイ動画、テレビ朝日、ADK、双葉社
原作:臼井儀人
脚本:うえのきみこ
キャラクターデザイン:三原三千夫、末吉裕一郎
作画監督:針金屋英郎、原勝徳、大森孝敏、末吉裕一郎
美術監督:三原伸明、西村隆
色彩設計:山崎大輔
撮影監督:梅田俊之
編集:村井秀明
音響監督:大熊昭
音楽:荒川敏行、大谷幸
主題歌:ももいろクローバーZ 『笑一笑~シャオイーシャオ!~』
OPねんどアニメ:石田卓也

 

 

役名。 (声の出演)

しんのすけ  (矢島晶子)
みさえ  (ならはしみき)
ひろし  (森川智之)
ひまわり  (こおろぎさとみ)
シロ/風間くん  (真柴摩利)
ネネちゃん  (林玉緒)
マサオくん  (一龍斎貞友)
ボーちゃん  (佐藤智恵)
タマ・ラン  (潘めぐみ)
ドン・パンパン  (廣田行生)
ヌン  (真殿光昭)
チャック  (置鮎龍太郎)
ぷにぷにの精  (水島裕)
よしなが先生  (七緒はるひ)
まつざか先生  (富沢美智恵)
上尾先生  (三石琴乃)
隣のおばさん  (鈴木れい子)
ヨシりん  (阪口大助)
ミッチー  (大本眞基子)
ふかづめ竜子  (伊倉一恵)
魚の目お銀  (星野千寿子)
ふきでものマリー  (むたあきこ)
かすかべ書店店長  (京田尚子)
中村  (稀代桜子)
四郎  (桜井敏治)
神田鳥忍  (大塚みずえ)
アグネス  (片岡富枝)
チョウ  (宮澤正)
ワン  (木村雅史)
地上げ屋  (勝杏里)
TVCM  (大西健晴)
パジャマの男  (五島慎)
眉なし園児  (橘U子)
リーゼント園児  (花藤蓮)
店長  (町田政則)
客引き  (後藤光祐)
研究員A  (利根健太朗)
研究員B  (山本格)
研究員C  (園部好徳)
研究員D  (古川裕隆)
イケメンA  (浅利遼太)
イケメンB  (菅原雅芳)
店員A  (船木まひと)
店員B  (武内健[声優])
店員C  (板取政明)
店員D  (北村謙次)
店員E  (中村精道)
青年  (岩端卓也)
女性アナウンサー  (設楽麻美)

くろぐろクローバーZ  (百田夏菜子)
くろぐろクローバーZ  (玉井詩織)
くろぐろクローバーZ  (佐々木彩夏)
くろぐろクローバーZ  (高城れに)

ミヤ・ゾン  (みやぞん)
あらぽん  (あらぽん)
師匠  (関根勤)

 

 

物語。

春日部にある中華街“アイヤータウン”にやってきたしんのすけたちカスカベ防衛隊は、マサオの誘いで伝説のカンフー“ぷにぷに拳”の修行に励むことに。
一方街では、一度食べたらヤミツキになる“ブラックパンダラーメン”が大流行していたが、それは食べた人を凶暴化させてしまう恐ろしいラーメンだった。
ラーメンパニックに陥った街を救うため、カスカベ防衛隊は覚えたてのカンフーの技を駆使して戦いに挑む。

 

謎のラーメンが流行する街を救うため、しんのすけたちカスカベ防衛隊が習ったカンフー"ぷにぷに拳"と友情で闘うカンフー・アクション・サスペンス・コメディ・アニメ。

臼井儀人原作の人気TVアニメの劇場版第26弾。

 

ゲスト声優は、ももいろクローバーZ、ANZEN漫才、関根勤。

 

監督は、『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』(2016)の高橋渉。

 

 

 

シリーズ中でも隠れた佳作。

カンフーものをやりたかったものの、やはり幼児が殴る蹴るで戦うのは問題あるだろう、というのがあったそう。(『ブリブリ王国の秘宝』で少しやっているが、その時の経験からかも)
そこで、体を柔らかくする、相手の力を抜く"ぷにぷに拳"というアイディアで、そのハードルを越えたそう。

ギャグが中心の内容なので、テーマが身近になっている。
それは、才能への劣等感。
マサオくんだけでなく、タマ・ランにも劣等感があるなど、けっこうしかkりしたドラマが潜んでいる。

でも、ギャグも多めで、方向性も肉体ギャグで、ぷにぷに拳のアイディアがここでもけっこう効いてます。ここにも
ほかにも、子供向けにブラックパンダはただの熊とか。ドンパンパンとかのネタも。

いつもよりアメリカンモンタージュでの説明が多いです。
古めの香港映画にアメリカ人監督が関わっていた伝統を感じたり。

まさかの伏線も回収しますよ。

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

好みの台詞。

「こいつを一生、おにぎりにしてやろうか?」「えー」「マサオくん!物は考えようだぞ」「やだよー」

「心を柔らかくしなければならない」

「普通にいたらいいんだよ。地道にコツコツだよ」

 

アクション仮面の新しいパンツ始まりは、『オラの引越し物語 ~サボテン大襲撃~』と同じ。

 

頭が固い一番弟子タマ・ラン、体が固い二番弟子マサオ。

 

ぷにぷにの精は、『拳精』からかしらね。
アイディアやデザインは、湯浅弘明的。
ジェンカでの新しい技も。

ちなみに、柔らかくするスタンドといえば、『JOJO』第5部のスパイスガールズですね。

 

ドンパンパンは、『ヤットデタマン』のドンファンファン伯爵ですね。
曲は『どんぱん節』。

 

柔らかい拳法を学ぶのに、頭が固く、正義が暴走するというのは、うまいよね。
中華系の神話には多い話。
いわゆる、「闇を見る者は闇に見られてもいる」、「蜘蛛もまた蜘蛛の糸に捕われている」。
なので、一部のネタは『ドクター・ストレンジ』(2016)と同じだったりりする。
ささやかな悪を見逃さない、コンプライアンスが敵になっていく。

 

ジェンカの伏線回収は逆算伏線(回収のために貼られた無理矢理な伏線のこと)ですが、そこで笑わせてというのがこのシリーズならではの強みではある。

 

ももいろクーバーZの早口の歌での起用もまたぷにぷに拳の一に呼応している。

 

 

 

 

 

 

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