魂のしくみからの独り言✨

過去の経験からその{意味}を探し・・
スピリチュアルな世界を知った私の独り言。。

2009-02-28 06:39:47 | お話し
男と女は・・夫婦。

この夫婦には・・子供がいました。
女の子です。

「奥様・・終わりました。次は何をいたしましょうか?」

女「そうね~ もうこんな時間?そろそろお腹が空いたわ」

「では、夕食の支度にとりかかります」

女は・・
日々の暮らしには、何の不自由もない。
身の回りの世話は、自分以外の誰かがする。

男と女・・二人は暮らす。

子供は・・

「お母さん!お腹すいたよ!」

女「今 準備させているから、待って」

「また?他人の料理?お友達は、お母さんがお料理するって・・言ってたよ」

女「その子は作ってくれる人がいないのよ、だから・・うちとは違うの」

「・・・ふ~ん」

子供は不自由なく育ちました。

「鉛筆がない!」といえば・・すぐに文房具屋が飛んでくる。
「お腹が空いた」といえば・・高級なおやつを食す。

物やお金に・・満たされて暮らしていました。
形あるもの・・に、困ることはなかった。

男はそんな女に文句を言うこともなく、それが当たり前。。
それが・・当たり前。

当たり前

とは・・あくまでも、その人にとって。
その人にとっての当たり前は、他人にとってはどうか?
それは・・計ることができません。

女にとって 当たり前の生活。
男にとって、も当たり前の生活。

そんな夫婦の当たり前の生活の中、子供は育ちます。

ある日

子供は・・満たされている生活の中に・・違和感を感じ始めます。

形あるもの・・に満たされている生活。
満たされていることが、当たり前の生活。

形あるもの
形ないもの

物事は・・バランス。

どちらが欠けてもバランスを崩し、
どちらが育ち過ぎてもバランスを崩す。

物事は・・陰と陽
バランスの上に成り立つ。

自分の育つ環境が・・他人とは少し違うこと。
友達と、少し違っていることは・・自覚がありました。

でも・・その違いに対する違和感ではない。

「この違和感は・・何?どこから来るのだろう・・」

そんな疑問に答えなど見つかる訳もなく・・段々と違和感に支配されはじめる・・心。



という・・形のないもの?

芽生えた違和感は・・音もなく肉体を支配する。
肉体は・・心に支配される。

子供の中の違和感は・・芽ぶいたときには、何に育つか皆目見当がつきません。
芽吹いた・・自覚さえなかった。

それに・・一番に気がつかねばいけないはずの女も・・気がつくことはなく・・
勿論、男も気がつかない。

芽は茎をのばし・・葉をつける。

子供の中の違和感という芽は・・しっかりと根付きはじめたのでした。


心という形のないものに・・

芽吹いた芽

は・・

肉体という形あるものに影響を及ぼしはじめる。

芽は育ち、伸び、葉をつけ・・はじめる。

厄介なのは・・見えないこと。

その芽は・・形がない。
だから・・どれだけ成長したか?どんな色か?どんな形か?・・見えない。

その芽を見ることができるのは・・?????

女も男も・・見ることができませんでした。
その芽を見る術を知らなかった。

自分たちの当たり前 の中でしか・・子供を育てることができなかったから・・。
自分たちの当たり前 を疑う術を知らなかったから・・。

子供に・・不幸せになるよう願う親などいるはずなく、
子供に・・幸せになって欲しいと願うのが親

男も女も・・それは同じ。

当たり前に子供の幸せを願っていた。

だから・・

子供の欲しがるものは何でも与え・・
子供の困る顔は見ないようにしてきた。

いつも・・満たされる子供。

満たされるのは・・もの。

形がない・・ものでなく、
形がある・・もの。

子供は・・形あるものには満たされていました。
でも・・・形ないものには満たされてない。

それに気が付けない・・男と女。

形あるものにだけ満たされて・・

成長した子供の心に、芽吹いた芽。

形のない心

は・・満たされるはずもなく・・

子供の心は違和感を抱えたまま・・

芽は育つのでした。