一期一会

日々是好日な身辺雑記

今週のあれこれ

2012年06月23日 | 日記

18日(月)はギリシャ再選挙の結果が判明するというので、5時半に起きiPodでインターネット検索をしてみる。
これがTVのニュースより、新聞より早い。結果は緊縮財政派の与党が接戦を制し、
取り合えずユーロ離脱という最悪のシナリオは回避された。
勝った与党も緊縮策の条件緩和を掲げて選挙戦を闘ってきたので、
支援国であるドイツとの軋轢等もあり、なお崖っぷちにあることは変わりないだろう。
この選挙結果でも欧州のエコノミストは1年半以内にギリシャのユーロ離脱の
可能性が50~70%の確率であるとの予測をしている。

対岸の火事と思っているのでは・・・と心配になる同じく巨額財政赤字国である日本の政治も
今週何とか消費税増税に対する自公民の三党合意が成立した。
ところが与党である民主党が分裂含みの相変わらずの党内騒動である。
TVのワイドショーもこの話題が多いようであるが、この種の番組によく出てくる
民主党の中山何某、川内何某はとても選良とは思えない。(総選挙も近いのにこれは選挙妨害か?)

ど~も遺憾、政治の事を書くと否定的で「八つぁん、熊さん」調になり冷静さを欠いてしまう。

このブログの自主規制ルールが「何事も否定しない」「ウンチクを傾けない」「政治を語らない」だった事を、
つい忘れてしまう。
因みにギリシャ危機の話は政治の話ではなく、純経済的な話である。
私の少ない金融資産である株式や外貨建て債券等に直接影響する事からの関心事である。

ワイドショーの切り口は煽るような進行の番組が多い。
そんな中で客観的に見れて、番組編成の切り口が良いのが、
BSフジで毎日20時から放送される「プライムニュース」だ。
MCの反町氏のゲストへの鋭い切り込みと同調する時の頷きの表情が何とも良い。
いづれにしても民主党は分裂すべきであり、小沢新党は大きな勢力に成り得ない。

20日(水)の日経新聞の小さな記事が目に入った。全文をそのまま引用させてもらう。

古着300枚を募集 ■ユニクロ
8月末までに300着の古着を集めるリサイクル活動に取組む。
ケニアなどの難民キャンプで防寒着や子供服が不足しているため。
早ければ秋にも国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通して寄贈する。

息子の部屋のクローゼットにジャンバーやトレーナーが着ないまま置いてあるので、
カミさんに記事のことを伝え、何処に持って行けば良いのかインターネットで検索したら、
古着はユニクロ品に限定されるらしい。
全くの早とちりだった。息子の物にはユニクロ品は無かった。
私のカジュアルウェアにもユニクロ品は無いし、元々「衣装持ち」ではなく、
20年以上前にボストンのブルックスブラザーズで買った紺色のスタジアムジャンバーは今でも愛用している。
唯一有り余る程持っているのがマラソン大会の参加賞としてもらうTシャツ。
これは綿ではないので速乾性はあるが肌触りが悪くジョギングにしか着れない。
勿論いくら「衣装持ちでない」私でも大会名の入っているTシャツを街中は着て歩けない。

衣服は流行を追わずトラディショナルなモノが良い。
現役時代のスーツは永年JPRESSのオーセンティックモデルかニューイングランドモデルだった。
あのオーセンティックのズドンとしたシルエットが好きで、中肉中背?の体型に合っていた。
バブルの時期には当時流行りのノーベントで肩パッド入りのスーツを着ていたことがあった。
トレンディードラマの主人公達が着ていたやつ。今考えたら背が高くない私には似合ってなかった(苦笑)
イギリス人のツィードのジャケットを修理しながらも永年着るというライフスタイルは良い。

ユニクロの古着回収の記事を見てGoogleで検索して知ったユニクロのCSR活動には関心した。
世界の最貧国バングラデシュで行っているグラミン銀行と組んでのソーシャルビジネスの
仕組みはグラミン銀行の行っているマイクロファイナンスの考え方に沿っているし、
単なる援助ではなく、言わば自立した貧困からの脱出法のサポートであるところが良い。

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