一期一会

日々是好日な身辺雑記

香港旅行 (九龍サイト)

2012年08月24日 | 旅行


17日(金)からカミさんと5泊6日で香港へ行ってきた。
今回のエアーチケットはJALのマイレージ利用の為繁忙期の旧盆の時期を少しずらしてしか取れなく、
それも昨年の10月に予約したのである。成田空港発が19時で香港着が日本時間の22時50分。
空港からはExpress Trainで九龍まで25分、そこからタクシーで日航ホテルへ。

5年前の同じ時期にカミさんと来た時は九龍に2泊、マカオに一泊、香港島に2泊という行程だった。
今回も九龍側に3泊、香港島に2泊というように分けてホテルを予約した。
同じ香港でも九龍と香港島では街の感じが違う。尖沙咀を中心とした九龍側は屋台街等がある商業の街という感じで東京でいうと新宿と浅草と合わせたような活気がある街である。
日航ホテルのある東尖沙咀(Tsim Sha Tsui East)はビクトリア湾に面し、
緑も多いビル街で他のエリアと比べると整然としている。

前夜はチェックインして寝たのが1時過ぎだったが18日(土)は早く目が覚める。
時差はマイナス1時間、NHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」を見てから出かける。

先ずはホテルから歩いて10分位の星光大道(Avenue of Stars)へ。
ビクトリア湾沿いにある1kmのプロムナードで、ジャッキー・チェンやアンディ・ラウ等の
香港スターの手形のプレートやブルース・リーの像が飾られている。
ここから見る対岸の香港島の高層ビル群は香港らしい景観である。



朝食は前回も来た「糖朝」へ。青山にも店があるが店のパンフレットを見ると高島屋5店と
丸ビルや大阪にも店を出しているようだ。日本では行ったことがない。
ここでお粥と海老シュウマイ一皿を食べる。
この海老シュウマイは葱と生姜の細切りがのっていて海老の数も多く美味しかった。
そして食後はこの店のウリであるマンゴープリンを。
これはマンゴー味のプリンではなく、プリンの中にしっかりした果肉が入っており、
器の中にも一切れ添えてある。この朝食〆て240HK$、味にも量にも満足!



それから九龍公園へ。改めて香港が亜熱帯地方だと感じさせる樹々や花が植えられている。

そして両替をする為に九龍公園の向かいの重慶大厦(Chung King Mansion)へ。
成田空港でタクシー代を両替してきたが、ここの両替店が一番レートが良い。
ここはバックパッカーのバイブルとも言うべき沢木耕太郎の「深夜特急」で
「黄金宮殿」という名前で書かれている香港でも異色の空間である。
バックパッカーが泊まる安いホテルが雑居ビルのように幾つも入っていて、
1Fから3Fまではアフリカ、中近東、インド等のさまざな国からの人達が間口一間位の狭いスペースで、
カバン、洋服、携帯のSIMカード、お菓子等雑多なモノを売っている。
屋台がビルの中にあるという風にイメージして頂ければ良い
カレー屋もお客が4人も入ればイッパイで、2009年に一人で来たときに食べたが安くて美味しかった。
二ヶ所にあるエレベーター内はカメラで映され1階にあるモニターで警備員が見れる。
雑多、混沌という言葉がピッタリの香港であるが、正しくこのChung King Mansionには当てはまる。
そんなチョンキンマンションも外側は改装され、ホテルの看板がなくなり大型モニター
が設置されていた。



「糖朝」のあるカントン・ロードには巨大なショッピングモールのハーバーシティがある。
外国客船が発着するオーシャン・ターミナルやホテル、映画館が併設され多くの買い物客で賑っている。
ここでウィンドウショッピングをするというカミさんと別れ1時間半後にスターバックスで待合せることにする。
これがカミさんとの海外旅行中のいつものパターンでお互いマイペースで行動する。
ハーバーシティはブランド品のショップが多いのとショッピングにそれ程関心がないことから、
カントンロードをブラブラすると、エルメス、シャネル、ルイヴィトンの店に30人位の列が出来ていた。
セールでもやってるのかと思い近づいてみたら単に入場制限をしてただけ。
並んでいる人達を見ると中国本土からの人達のようで、特に富裕層という感じでもなかった。
中国の中間層が厚くなっているということなのだろうか?

確かに入場制限なしでエルメスの店内が混雑していたらブランドイメージ的にも問題かもしれない。
唯、かの国の人達に「整列」という事を覚えてもらう効果はあるだろう。

それから待合せ時間までスターバックスで本を読んで過ごす。
この前に読んだ「The 500」がハズレだったので、ジョン・グリシャムの本を
探していたら2年前に出版されていた文庫本「アソシエイト」を見つける。
さすがグリシャム、どんどん先が読みたくなる展開で出発前に上巻を読み、
機中で下巻を読み始めた。


待合せ後、一旦ホテルに戻りひと休みしようということになる。
途中食堂に入り麺の昼食を取り、ホテルに戻って私は屋上にあるプールで泳ぎと本を読んで過ごす。
部屋に戻るとカミさんは夕食の予約も済ませ、手持ち無沙汰になったようで、
尖沙咀へ出かける事にして、また夕食の時に待合せという事にする。
私は部屋に残り「アソシエイト」を読む事に没頭する。
海外旅行に来ると「何でも見てやろう」式に出歩くカミさん。
3回目の香港にも関らず、今回も見て廻るべき所をガイドブックにマーキングし、
食べに行くべき所はインターネット上で香港在住邦人のお奨めサイトを見つけ、
そのコピーを持参してきている。元気なものである。




17時にチョンキンマンションで待合せ、男人街等の屋台街を見て廻り、
19時半に予約していたレストラン住家菜(ジューガーチョイ)尖東店へ。
30卓程ある店内は既に満員で10分程待つことになる。

竹筒飯という貝柱のチャーハンを竹筒に入れたモノ、茹汁蝦碌という海老のトマト味のモノ、
魚のすり身を蒸したモノ、そして青島ビール2本を注文し、食べ呑む。
香港在住邦人のお奨めサイトでは化学調味料を使わない家庭料理、とあり確かに美味しかった。
〆て250HK$。食べ終え店を出ると、20人位待っている人達がいた。

香港初日は改めて有名ブランドショップの多さと、中国本土からの観光客が増えたのを感じた。
それと東京で食べる中華料理とは違う美味しさを感じる食事だった。