一期一会

日々是好日な身辺雑記

三頭山へ

2012年08月11日 | 山登り



先週に続き昨日10日(金)が休みだったので奥多摩の三頭山へ行ってきた。
ちょうどこの日は早朝3時45分から女子サッカー決勝という事で前夜は21時半に寝る。
目覚まし時計はかけられないので、体内時計の(6時間睡眠で目が覚める)をセット。
その意識が強かったせいか3時に目が覚める。
居間に行きTVをつけたらちょうど女子レスリング55キロ級の決勝が始まるところ。
そして予想通り吉田沙保里が勝って五輪三連覇!あの高速タックルは凄い!
女子サッカー決勝は残念ながらアメリカに負け銀メダルだったが、
それも大変な偉業だと思う。決勝戦らしい良いゲームだった。日本の女子力を見せつけた日だった。

サッカー観戦を終え、シャワーを浴び、お握りを作り、朝食を済ませ家を出たのが7時
登山口のある檜原村の数馬までのバスは武蔵五日市駅前から出ている。
その本数も少ないので、武蔵五日市発の時間に合わせ家を出たのだ。
8時38分発の都民の森行きのバスに乗る。秋川に沿っての檜原街道は同じ奥多摩でも
青梅街道より車が少なく、平行して走る電車もなく、静かで山深い感じである。
檜原村は東京都で唯一の村(島を除く)で、50分位乗るバスから見る景色も自然豊かで、
檜原村の奥にある数馬集落に点在する大きな茅葺き屋根が特徴的な「兜造り」の家の風景は、
ここが東京都とは思えない。
こんな所に古民家があり、春夏秋冬の山歩きの生活をしたらどんなに良いだろう。

その数馬でバスを下りて、少し戻ったところに登山口がある。
9時45分にスタート、始めは急な登りがあるが、後は巻き道で西原峠を通り、槇寄山(1188m)に着く。
ガイドブックによると富士山が見えるらしいが、生憎の曇り空で雲の彼方に薄ボンヤリと見えるだけ。
ここで給水し5分程したら歩き出す。尾根道を登り、大沢山(1482m)を通り三頭山(1531m)に着いたのが12時25分。
登山口から2時間40分のタイム。ガイドブックの地図でのコースタイムは3時間55分。
(なんか変だなぁ)と思ったが、沢の岩場登りも無く、道も整備され、
急な登りが少なかったので、トレイルランのような歩きが出来たからだろう。



三頭山頂上は平でベンチも4つ程あり、先週の棒ノ折山と同じく山頂というより嶺という感じである。
その頂上には6人位の人がいた。この時期の平日の山は人も少なく静かである。

ここでいつも通りのお握りと胡瓜の一夜漬け、サンマの缶詰、そして食後のオレンジの昼食を取る。
13時までそこで過ごし、2時間半歩き奥多摩湖に下り、ドラム缶の浮橋を渡って
小河内神社のバス停16時09発のバスに乗り奥多摩駅から帰ろうと思い、
三頭山東峰に寄り入小沢ノ峰を目指したが、東峰の所で逆に来てしまったようで、
途中の標識で気づく。
地図上のコースタイムより速いので戻ってもバスの時間には間に合うとは思ったが、
そのまま鞘口峠に向かい都民の森からバスに乗り武蔵五日市駅から帰ることにする。

鞘口峠までは都民の森のブナの路として整備され、途中には見晴らし小屋もあり、
ブナ林を歩くのは気持ちが良い。




14時10分には都民の森に着く。
都民の森発のバスはそれなりに出てるのかと思ったが、1時間半後の15時38分発。
都民の森の森林館には畳み敷きの休憩室があり、そこで出発の時間まで
ラジオを聴きながら時間潰しをする。
都民の森と数馬間は無料の送迎バスで数馬で有料バスに乗り換えて武蔵五日市駅に出る。
片道910円という料金は私鉄であればかなりの距離だろう。

今回の山登りはブナ林とかを歩き気持ち良かったのと檜原村の
自然の豊かさ、山深さが感じられて楽しかった。
次回は沢沿いのルートを絡めてのコースを地図で探してみよう。