moneのひねもすのたり

monechanと日がな一日趣味三昧にあこがれて

誤食

2016-12-09 20:15:46 | Millet
5日のこと、21回目の訓練の日 この日は先生の都合で6時前からスタート
先生が来られて室内で訓練の準備中、先生が Millet に付けているリードを足で押さえ、訓練用にもう一本のリードを付けるためにリードをポケットから出した時に長さ10cm位に束ねた靴ひも用の物が落ちました。Millet は何にでも興味をもつのでそれを咥えて遊び始めたのです。以前も同じことがあったのですが、先生は取り上げることはしない方が良いとほったまま、もう一本のリードの調整をしておられました。

私と家内は少し離れたところで口を出すことも出来ず、ハラハラしながら黙ってみていたのですが、どうもあやしいなと思った瞬間 あっという間に紐を飲み込んでしまいました。私たちの「あ!飲み込んだ!」と言う声に、先生も慌てて口のなかをみたのですが時既におそし。
家内も私も、もう顔面蒼白 頭の中が真っ白になってしまいました。


「すぐに獣医さんに連れて行こう」と言ったのですが、先生は大概の物は24時間〜72時間位でうんちと一緒に出てくるし、出ない場合でもある程度大きな物は腸に行かず胃の中に残り一週間程して吐き出す可能性があるから大丈夫だろう。靴下を飲み込んだ犬もいるが、何日かしてから吐き出したこともあるし、そんなに心配することもないと思う。
最悪の場合は腸閉塞をおこす可能性もなきにしもあらずだが、余程の場合でこれ位のものなら、大概はうんちと一緒に出て来るから心配ないとおもうし、更に出やすくするために繊維質の物、ジャガイモかサツマイモを食べさせてやってと言われ、私たちもうろたえていて判断が出来ないまま訓練が開始されてしまいました。


ところが私たちのうろたえているのを感じ取っているのか Millet は訓練に全く気が入らず、私と家内の顔を交互に見ては今までのように先生の言うことをなかなか聞きません。いつ「今日はもう訓練を中止してください」と言おうかと悩む長い長い一時間でした。後から家内も私と全く同じことを思っていたことがわかりました。



そして翌日から、うんちと一緒に出してくれることを期待して一日7回散歩に、
夜も10時頃まで一時間真っ暗な公園を懐中電灯を持って散歩。しかし一向に排出する気配がありません。
2日目になるとうんちの量が減ってくるので、余りにも心配になりペットショップの人に相談すると、「それはすぐに獣医さんに見てもらうべきだ」と言われ慌てて行きつけの病院にまず電話してみました。
しかし「元気があるなら暫く様子を見られたら。連れて来てもらえば診るのは診ますが」と何もしようがないような素っ気ない返事。

しかし気持ちは焦るばかり、ペットショップの店長に聞いて一度だけ行ったことがある守山のしっぽ動物病院に聞いてみようと思ったのですが、今日はまんがわるく休診日。それにすでにもう夜の7時。
しかしどうしても心配な気持ちがおさまらず、思い切って電話。留守電にメッセージを入れました。


電話を切って5分とたたないうちに院長先生から電話。事情を詳しく説明し、今後のアドバイスや処置の方法などを説明して頂き、少し気持ちが落ち着き、翌日診察に行くことにしました。電話でも相当な時間、私たちがすこしでも安心できるよう親切に応対して下さいました。

そして8日朝、しっぽ動物病院へ診察に
紐はレントゲンには写らないが、一度レントゲンとエコーで位置の推定ができるかどうかやってみて、それでダメなら紐はバリウムを吸い込み写る可能性があるのでバリウムを飲んでレントゲンを撮りましょうと、できるだけ Millet の負担が軽い方法から処置にはいります。まずは Millet ちゃん初レントゲン撮影。

そしてレントゲン撮影の結果 やはり紐は写っていませんが、腸の幅や腸の内容物がほぼ特定できました。腸の狭い所で1.3cm程度、太い所で2cm程度、ガスが溜まっている所やうんちがある所が大体わかります。胃は10cm程度あり、実物大のイメージ図を書いて持って行っていたのでどう考えてもこの大きさのものが便と一緒に排泄されることはまずないし、腸の太さから考えて腸に入れば閉塞を起こす。画像の状態と便が出ていることから考えるとどうも腸にはまだ行ってなくて胃の中に残っていると考えられますとのこと。

胃の中にあって放置しておくと腐敗して胃にダメージを与えることもあるので、処置としてはまず催吐させてみる。それでダメならバリウムで位置特定をして内視鏡で取り出す。最悪は開腹という順序になるのですが、内視鏡からは麻酔が必要になります。

幸いなことに今なら胃に朝食が沢山のこっているので催吐させた場合一緒に出てくる確率は非常に高い。
ただ、催吐にも多少の危険性が伴い、紐が飲み込まれてから長時間経っているため水分を含み膨張してもどす際、食道で詰まる可能性があること。その場合は即、麻酔をかけ手術となることでした。


決断は私たちにまかされます。先生のじっくり時間を掛けてあらゆる角度からの検討と推測をたよりにまずは、催吐をお願いしました。

催吐剤を使ってもどすのに早い子で20分とのこと。待合室で待つことの長いこと長いこと。
そして30分が経過したとき、「でましたよ。これでしょ」と院長の奥様でもあり獣医師の副院長先生が、食器に入れた紐を持って来てくださいました。


それを見た瞬間 家内は喜びのあまり泣き出してしまうし、私もうれしくて安堵のあまり張りつめていた糸が切れたように全身の力が抜けてしまいました。


これが問題の紐です。実物を見た院長先生からも「これはちょっと問題ありますね」と言われたし、ペットショップの人にも見てもらいましたが、「いくらなんでも Millet ちゃんにこれはちょっとやばいで」と言われました。

その後点滴を済ませ、ガレージで帰る準備をしている時 まだ他にも患者さんがおられるのに院長先生がわざわざ出て来てくださり、「もう、もどしませんか? 大丈夫ですか?」と心配して見に来てくださいました。

これほどまでに飼い主の身になって、最善の方法をじっくり検討し適切な処置を施し、最後まで気にかけて診てくださる金子院長先生に敬服し、ただただ頭が下がる思いでいっぱいでした。



そして再び私たちにも安堵の日がおとづれました。

誤飲・誤食は安易に考えず、すぐ獣医さんに相談するのが最良の方法だと思います

最後に、しっぽ動物病院の先生方 ありがとうございました。とても良い病院でとても良い先生方です。これからずっとお世話になろうと思っています。

飛行犬撮影練習

2016-12-03 18:23:51 | Millet
愛犬とカメラが揃えば撮ってみたい写真は、緑の芝生の上を愛犬が猛ダッシュして足が地面についていないところ。
走るのが大好きな Millet ちゃん いい被写体になってくれるのは間違いないのですが、思い通りに走ってくれるかどうか? そしてカメラの腕がそれについて行けるかどうか? まずは庭で練習してみようとMillet のダッシュの練習から。
ところが練習3日目にフェンスの間からお隣の庭へ脱走。急遽フェンスに網を張る作業が追加され日にちがかかってしまいました。


今日は朝から天気もよく暖かいので、初めて撮影練習をしてみました。



初めてにしては余りにも決まりすぎて合成のように見えますが、合成ではありません。脱走にそなえてリードもつけたままにしています。



段差があるので必ずジャンプしてくれるのですが、距離がちょっと近すぎるのでアングルをもっと低くしないとだめなのかな



ナイスタイミングだったんですがピンボケ



なかなかタイミングがあいません



もちろん連射撮影ですが、思ったより Millet のスピードがあります。







7コマ/秒の連射でもすぐに近づいてしまいます

段差の所を狙ってたらスタートダッシュでもジャンプしているときがありました。これもっと望遠にしていたらいい写真だったのに残念です



この写真良かったので、リードを修正で消して見ました



今日の初共同練習は約1時間 撮影枚数は 188枚 何度か練習すれば良い写真が撮れるような気がしましたが、後の画像チェックに相当労力を使いました。
Millet はその後、ケージでお昼ねです。