moneのひねもすのたり

monechanと日がな一日趣味三昧にあこがれて

今日が初七日

2015-03-01 09:01:04 | お嬢様
わが家のお嬢様「百音(もね)」が、先週日曜日 2月22日に亡くなり、
23日比叡平にて荼毘に付しました。 14年6ヵ月と21日で生涯を閉じました。




以前から通院はしていたのですが、15日の日曜日午後3時頃に症状が悪化。いつもの病院が休みのためペットショップの知合いの病院へ連絡を取って頂き、時間外だったのですが体制を整えてお待ちしますとのことで、急遽京都の病院へ搬送。
腸炎と言われていたのですが、そこでの検査では膵炎と腸炎を併発していて炎症反応も7を振り切り測定不能な状態。緊急入院となりました。

そして3日が経ち、先生から神経質な子で病院ではリラックスできないようなので、朝病院へ連れてきて点滴を受け、夜お迎えに来れるようなら、一旦退院した方がいいのではないかと言うことで、一旦退院することにし17日夜自宅へつれて帰ることにしました。この日は家に帰ると、何か食べたいとねだるぐらいの元気がありこれなら病気をまた克服してくれるのではないかと期待していました。

翌18日点滴のため朝、京都の病院へ、夜お迎えに行き自宅につれて帰るのですが クルマに乗るのが大好きな百音は助手席で家内に抱かれ、「わるいわねぇ~ しっかり運転してね」と言う様な目で私の顔を見ていました。

しかし、炎症反応は相変わらず7を振り切り測定不能。先生から病院へ来て一日点滴するストレスを考えると、薬を飲めるのであれば投薬にしてみようかと言われ、投薬に切替。18日の夜だけはかろうじてお菓子に薬を包み飲むことができたのですが、その後はまったく食欲もなく薬を飲ませることすら出来ませんでした。

食べることも出来ないので、高栄養の流動食を注射器で1時間置き位に少しづつ飲ませていたのですが、腸炎のため栄養が十分吸収できず、体力は衰える一方。
痛みに震える姿を見ると涙が出てきます。
先生から、輸血や高栄養剤の点滴という方法もお聞きしたのですが、リスクの割にどれだけの効果が望めるかわからず、延命処置的なように思えこれ以上はさすがに可哀想でその処置は受けませんでした。


19日朝も薬が飲めないので、注射を打つために病院へ、20日も病院で注射。

21日になると流動食もだんだん食べなくなり、病院で先生に食べさせてもらいました。診察時間は一時間半。この日は夕診一番に行ったのですが、診察室から出ると待合室は患者さんで一杯。待っておられた方には申し訳ありませんでしたが、愛情こめて百音に時間をかけゆっくりと流動食を食べさせてくださった先生に、ただただ頭が下がる思いでした。
更に、注射も怖がるため少し時間はかかるが一番細い針で打つと痛みが少ないので怖さもましだろうと細やかな心遣いまでして頂きました。


そして向かえる22日。
昼過ぎから容態が更に悪化。すぐ病院に電話を入れ時間外で診察。この時は初めて診て頂く先生だったのですが、百音の症状はすべて把握しておられ、排泄ができてなかったのでマッサージで排泄をさせたり、流動食を少し食べさせてみたり、百音が怖がらないよう気を使ったとても優しい診察でした。診察の終わりには、やさしく頭をなぜ「モネちゃんがんばりや~」と一言。百音もじっと先生の顔を見ていました。


自宅に帰り、昼食をとった後 百音を抱っこしてやり百音が一番好きだったソファーに座っていると、ここ最近聞いたことが無い元気な時のような気持ち良さそうな寝息をたて、たまに寝言までいいながらぐっすりと寝ました。
家内が、あまりにも気持ち良さそうなので目がさめたら治っているのと違うかなと言う位でした。私にはその間、そんなに長い時間に思えなかったのですが、後から家内に聞くと約2時間程だったらしいのです。

そして目が覚めた百音が、下ろしてほしいと言うのでいつものベットに下ろして間もなく、息を引き取りました。午後5時45分のことでした。

百音は、2000年8月1日生まれ。犬種は、ジャックラッセルテリア。
祖父母の代までチャンピオン犬で、いい血統だったのですが病弱でコンテストには出られませんでした。


生後1歳頃より吐きもどしが多かったのですが、
2003年4月  毛包性嚢胞で脇腹手術
2004年1月  脳 MRI検査  異常無し
2004年3月  胃の手術  約半分を切除 腺癌と診断
2006年8月  胃の検査CT検査
        胃の再手術
2012年1月  乳癌手術
2012年5月  乳癌手術 
2013年1月  乳癌手術
2015年月1月18日 CT検査 腸炎と診断


2004年 腺癌と診断された時には、余命半年と余命宣告を受けました。しかしその後も、抗がん剤は一切使わず食事療法と本人の免疫力アップをはかるため家内が必死で看病、百音もそれに答えて病気を克服してくれました。

検査の度に全身麻酔をしないといけないため、9回も全身麻酔をしています。これ以上の麻酔は危険だとも言われていました。

こうして病歴と検査をみると、いままでかかっていた病院に対しては不信感がつのるばかりです。飼い主の気持ちを無視する様な発言もあり嫌な思いもしました。
最後に違う病院へかかることができ、百音もあまり苦しむこと無く、先生や看護師の方にも大変良くして頂けたことがせめてもの救いです。
病院をかわってからは痛みも少し和らいだようで、百音自身が、今までの病院は嫌だから違う病院へつれて行って欲しいと言った様な気がしてなりません。


そしていままでの14年間半も、実は百音が私たちを導いてくれていたように思います。百音がいなくなって一週間、寂寞の思いで一杯です。