女優の八千草薫さんが亡くなりました。
テレビのワイドショーの情報によると、
膵臓がんの手術後、肝臓への転移が分かり、
自宅療養していましたが、しばらく前から入院していたようです。
その入院中に体調が急変し亡くなりました。
88歳でした。
夫の映画監督の谷口千吉さんが亡くなった12年前から、
自宅でひとり暮らしをしていました。
谷口さんと暮らしていたころから、犬のシェルティを飼っていました。
そして、81歳のときに新しくシェルティの子犬を迎えました。
この歳で子犬を迎えるのはどうなんだろう・・・と、
悩んだそうですが、結局一緒に暮らすことにしました。
家の中に動物がいると温かい気持ちになると、
八千草さんは言っていたそうです。
わたしはこれからの老後を、
できるだけ自立して暮らしたいと思っています。
どこまでできるか自信はありませんが、犬との暮らしも続けたいのです。
八千草さんの暮らしを知って、なんだかとてもうれしくなりました。
八千草さんとわたしの性格や経済、
暮らしてきた環境は全く違いますが、
ひとり暮らしへの思いが、少し重なるように思いました。
八千草さんクラスの女優さんなら、
高級な老人施設で生活すると思うのですが、
慣れ親しんだ家で犬との暮らしを選んだ八千草さん。
88歳の八千草さんのひとり暮らしは、
お手伝いさんと、犬友のご夫妻が支えていたそうです。
残された犬と猫も次の家も、きっとみつかるはず。
今まで八千草さんという女優さんに、特別関心はありませんでした。
でも、その生き方を知って憧れの感情が湧き出ました。
自然が好きで、犬を愛し、隣人を大切にした、八千草さん。
老後の目標とする人に出会った気がしました。
八千草さんの最後の言葉『まあまあふうふう。』を
読んでみようと思います。
素敵な人ですよね。
https://bunshun.jp/articles/-/15050?page=1
ご案内いただいた文春オンライン、読ませていただきました。とても心に沁みてきました。
ホント、とても素敵な人ですね